ピスト自転車のカスタム!クランクの外し方とつけ方は?

ピスト自転車は、カラフルなパーツや個性的なフレームが多く、構造も簡単でカスタムしやすい自転車です。

今回は、カラーパーツを入れたりギア比を変えたりするときに使える、クランクの外し方についてご紹介します。

工具さえあれば難しい作業ではないので、気軽に挑戦できるカスタムです。

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自転車の「クランク」って何?

そもそも、「クランク」とはピスト自転車を含め、自転車のどのパーツを指すのでしょうか。

「クランク」という言葉は、往復運動と回転運動を変換する装置を意味します。
自転車で言うと、足の往復運動をチェーンリングの回転に変換する部分を指すのです。

つまり、ペダルのついた棒状のパーツ、これを自転車では「クランク」といいます。

クランクは長さなどによって大きく漕ぎ心地が変わるパーツであると同時に、大きなパーツなので、カスタムすると目立つ部分でもあります。

それでは、色や形状もメーカーによって豊富にあるクランクの選び方や、外し方を順番にご紹介します。

ピスト自転車のクランクの種類、選び方

クランクを交換するために、外し方を調べている場合もあるかもしれません。
そんな方のために、まずはピスト自転車のクランクの種類や選び方をご説明します。

ピスト自転車のクランクを購入する際、気をつける点は「PCD」と「クランク長」でしょう。

まず、「クランク長」ですが、これは言葉通りクランクの長さです。
ペダルを取りつけるネジ穴から、クランクをBBに取りつける穴までがクランクの長さです。

その長さは、おおよそ160㎜から180㎜までが一般的に展開されていて、2.5㎜刻み、5㎜刻みで販売されています。

違いはというと、短いクランクだと足の回転がしやすくなり、長いクランクだとトルクを掛けやすくなります。

ピスト自転車は回転重視の方が多いかと思いますので、165㎜程度の長さが最も多くつかわれているのではないでしょうか。

次に、「PCD」についてです。

「PCD」とは「Pitch Circle Diameter」の略で、チェーンリングを固定するボルトを結ぶ円の直径を意味します。

つまり、チェーンリングとの相性に関する値です。

この数値によってクランクに合うチェーンリングが変わるので、チェーンリングとクランクは同じメーカーで揃えておくことが無難かもしれません。

また、「BB」といわれるクランクの軸部分も、クランクの交換に際しては重要なパーツになります。

このBBには様々な規格があり、特定のクランクしかつかない製品もあります。
そのため、お使いのBBの規格に合わせたクランク選びが必要になります。

ピスト自転車のクランクの外し方、必要な工具は?

ピスト自転車のクランクを外すには、いくつかの工具が必要です。

まずは、クランクとBBのシャフトを留めるネジを外すために、六角レンチが必要になります。

その六角レンチは、「クランクフィキシングボルト」というネジを緩めるために使用するため、8㎜の六角レンチを使うことになります。

また、六角レンチでは外すことができないタイプのクランクフィキシングボルトもあるので、その場合は「クランクボルトレンチ」と言われる専用工具が必要です。

次に、クランクをBBから抜くために、「クランクプーラー」という工具、合わせて「モンキーレンチ」が必要です。

まとめると、「六角レンチ」もしくは「クランクボルトレンチ」、そして「クランクプーラー」と「モンキーレンチ」の3つの工具でクランクは外すことができます。

手を怪我しないように軍手も必要ですが、全部揃えても1万円前後で揃えることができるかと思います。

ちなみに、「クランクボルトレンチ」や「クランクプーラー」はホームセンターには置いていないことが多いので、大型自転車店や通販で揃えると手に入りやすいかもしれません。

では、詳しい外し方などを次にご紹介していきます。

ピスト自転車のクランクの外し方

ピスト自転車の詳しい外し方の手順です。
右クランクも左クランクも外し方に大きな違いはありません。

まず、「クランクフィキシングボルト」と呼ばれる、クランクとBBのシャフトを留めるネジを外します。
この作業には、「六角レンチ」または「クランクボルトレンチ」を使用します。

時計回りで締まり反時計回りで緩む正ネジですが、ネジの頭を舐めないよう慎重に緩めてください。

そして、「クランクフィキシングボルト」が外れたら、次はBBのシャフトからクランクを外します。

そのために、「クランクプーラー」を時計回りでクランク内側のネジ山にねじ込みます。
クランクの形状によってはねじ込みにくく、舐めやすい場合もあるので、注意してください。

「クランクプーラー」を奥までねじ込んだら、「モンキーレンチ」で「クランクプーラー」の凹部を挟み、時計回しに締め込みます。

最初は力が必要ですが、少しクランクが抜けると、あとはほとんど力は必要ありません。

この工程でクランクの片側を外すことができるので、もう片側も同じように外します。
メンテナンススタンドなどがあると、より快適に作業を行うことができますよ。

ピスト自転車のクランクの取りつけ方

クランクの外し方の次は、ピスト自転車にクランクを取りつける方法です。

ピスト自転車にクランクを取りつけるのは、外す事よりも格段に楽に行えます。
必要な工具は、「六角レンチ」もしくは「クランクボルトレンチ」の1つだけです。

まず、新しいクランクをBBのシャフトに差し込みます。

新しいクランクを奥まで差し込んだら、BBのシャフトとクランクを固定するためにクランクフィキシングボルトをねじ込み、六角レンチなどを使って時計回りで締め込みます。

これで、クランクの取りつけは終わりです。

クランクの取りつけに際しては、2つだけ注意することがあります。

1つ目は、ネジ山に「グリース」と言われるオイルを塗っておくことです。

クランク部分は足の回転力が常にかかり続ける部分ですので、グリースを塗布せずに組みつけを行うと焼きつけを起こし、取り外しができなくなる場合があります。

ゆくゆくは、何回か交換が必要になるパーツかもしれないので、グリースをネジ山に必ず塗布するようにしてください。

2つ目は、左右のクランクを取りつける角度です。

片側のクランクを先に取りつけた後、後から取りつけるもう片方のクランクは、先に取りつけたクランクと正反対の方角を向くように取りつけます。

例えば、右側のクランクを先につけてそれが12時の方向を指しているとき、残った反対側のクランクは6時の方向を指すように取りつけるのです。

当たり前のことといえば当たり前のことですが、うっかり忘れることもありますので、2度手間にならないよう注意が必要です。

チェーンリングの外し方、つけ方

ピスト自転車のクランクの外し方を知りたい方の中には、ギア比を変更するためや擦り減ったチェーンリングを交換するために調べられている方もいるかと思います。

そんな方のために、最後にチェーンリングの交換方法もお伝えします。

チェーンリングの多くはクランクに対し、5つのチェーンリングボルトで留められています。
これらは正ネジですので、時計回りで締まり反時計回りで緩むネジです。

このチェーンリングボルトは、六角レンチで外すことができるものが多いですが、固く固定されたネジですので、無理に力を掛けるとネジ頭を舐める危険があります。

固着している場合は潤滑油などを吹きかけ、しばらく置いておくと外しやすくなるでしょう。

チェーンリングボルトの中には舐めにくいトルクスレンチ仕様のものもあるので、チェーンリングを交換するときにチェーンリングボルトも新しくしても良いかもしれません。

そして、チェーンリングを取りつける際には、2つ注意しなければならないことがあります。

まず、1つめに、先ほどお伝えした「PCD」という値に気をつけて新しいチェーンリングを選ぶという事です。
2つ目は、チェーンリングボルトは星を描くように締め込んでいく、という事です。

このネジを締め込む際に、1つ1つ順番に最後まで締め込んでしまうと、チェーンリングが歪んでしまう可能性があるのです。

ですので、1つのネジを一気に最後まで締め込むのではなく、五芒星を描くときと同じ順序で少しづつ締め込んでいくことで、全てのネジを均等に締め込んでみてください。

クランクが交換できればカスタムの幅が広がる!!

クランクの交換方法についてご説明しましたが、参考になったでしょうか?

慣れるまでは少し難しく感じるかもしれませんね。

ですが、これができるとギア比の変更やカラーパーツの取り入れなど、カスタム幅が大きく広がります。

メーカーによってはピンクやゴールド、ブルーやグリーンのクランクもあるので、チェーンリングとの色合わせなどで遊んでみるのも面白いですよ。