ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ

ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ│わくわく自転車情報館

タイヤサイズで26インチや700cってどのくらいの大きさ?

2017.12.20

自転車のタイヤサイズは、様々な表記が入り混じっています。

単位はインチやmm、小数点表記だったり分数だったり、わざとややこしくしているのかと思えるほどです。

例えば、ママチャリの標準が26インチ、ロードバイクが700cと聞いただけで、大きさがピンとくるでしょうか?

しかも、これはタイヤの外径の話で、幅(太さ)はまた違う表記です。

今回は、こんな煩雑なタイヤの世界を整理してみましょう。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

ピスト自転車のカスタム!クランクの外し方とつけ方は?

ピスト自転車は、カラフルなパーツや個性的なフレームが多く、構造も簡単でカスタムしやすい自転車です...

センチュリオンの自転車をもっと知ろう!ブログでの評価は?

センチュリオンはドイツの自転車メーカーですが、日本では、そこまでメジャーな存在ではありません。 ...

自転車のスタンドが上がらない原因は?その対処法

自転車のスタンドが上がらない! いざ、出かけようとして自転車のスタンドが上がらなくては、出かけ...

ダホンの人気折り畳み自転車、ルートのbbの評判が悪い?

折り畳み自転車では、世界一のメーカーと言っても過言ではないのが、アメリカの「ダホン」です。 今...

ボントレガーのホイールはtlrタイヤ対応~tlrとは?

ボントレガーはトレック傘下のパーツブランドで、トレックの完成車は、ボントレガーブランドのパーツを...

クランクとBBの交換をしてママチャリの性能を上げよう!

普段ママチャリに乗っている方は多いと思いますが、メンテナンスまではしたことがありませんよね。 ...

京都の夜をツーリングしよう!!京都はサイクリングに最適!

京都はシーズンに合わせて、お寺がライトアップされるなど、夜のツーリングや散歩に最適です。 夜だ...

自転車の購入時に必要なもの!用途によって揃えたいもの!

道路交通法では自転車は軽車両に分類されており、車道を走行するルールが決まっています。 それでも...

自分や我が子の自転車接触事故に備え、保険に加入しましょう

自転車を利用する上で、接触事故をはじめとする自転車事故について考えておかなければなりません。 ...

大阪から東京を自転車でツーリング!ロングライドの注意点

大阪から東京までの距離約600キロメートル!! 出先で起こりうる様々なトラブルが考えられます。...

ストライダーの価格は?Amazonでも取り扱っている?

「三輪車は卒業させたいけど自転車はまだ早い」 そんなお悩みを持つお父さん・お母さんは多いのでは...

コアなファンが多いイーストンホイールとエコーハブについて

自転車は、自動車ならではの爽快感が味わえます。 みなさんはどのようなホイールを使っていますか? ...

タイオガの輪行袋の使い方を学ぶ!おすすめの輪行袋は?

自転車の楽しみの中に、輪行袋を使用して電車や新幹線に自転車を乗せて移動するという楽しみ方もあります。...

ママチャリのギア比を考える!内装式と外装式の違い

ママチャリに乗っていて「ペダルが重いな」とか、反対に「軽すぎて漕いでも漕いでも進まない」などと感...

自転車のスタンドが故障!?バネ交換・スタンド交換方法

自転車のスタンドの調子が悪いと思ったら、バネ交換のみ行えば、問題なく使えることがあります。 ま...

スポンサーリンク

26インチや700cはタイヤの外径

まず、自転車のタイヤの表記が機種別に、どうなっているのか整理しておきます。

タイヤのサイズの従来型の表記は、先に外径が示され、後ろに幅が示されています。

ママチャリやMTBは、外径も幅も単位はインチで、外径は整数、幅は小数点や分数で表記されます。

例えば、26×1-3/8という表記のタイヤは、大きさが26インチで幅が1-3/8インチ(約35mm)ということになります。(1インチ=2.54mm)

しかし、この26インチは、タイヤの外径のことではなく、ビード径と呼ばれるものです。

自転車の車輪は、タイヤのビードがホイールのリムに、はまる構造で成り立っています。

そのため、上記のタイヤは26インチのホイールに、はめることができる、約35mmの幅を持つタイヤということです。

一方、ロードバイクやクロスバイクは、タイヤの外径と幅はミリメートルで表記され、対応するリムの幅を示す記号が最後に付きます。

700×25c表記のタイヤは、700cサイズで25mmの幅という意味です。

26インチや700cのような異なる表記を統一するのが「ETRTO」

上記のように、自転車の機種によって、タイヤのサイズ表記は異なります。

しかし、これでは非常に分かりづらいということでできたのが、「ETRTO」という統一規格です。

これは異なる表記は尊重するが、互換性を分かりやすくするというコンセプトでできています。

表記が26インチだろうが、700cだろうが、同じホイールのリムに、はまりさえすれば互換性があるということです。

そのため、ETRTOの表記は、タイヤのビード径になります。

単位はミリメートルに統一され、幅が先に表記されます。

先ほど例に挙げた26×1-3/8サイズはETRTOで【35-590】、700×25cは【25-622】と表記されます。

よって、この2つのタイヤはビード径が違うので、互換性がないということが分かります。

現在のタイヤは従来の表記に加え、ETRTOを同時に表記することが義務付けられているので、互換性は分かりやすいです。

ただ、そこまで考えなくても、ミリメートル表記をするのが、ロードバイクとクロスバイク。
インチ表記をするのが、MTBとママチャリと覚えておけば、大きな間違いはないです。

しかし、最近は用途が多様化しているので、「ロードバイクでMTB用のタイヤを履きたい」のような要望があります。

このときに、ETRTOが必要になるのです。

ETRTOのビード径が合えば、理論上はロードバイクにMTB用のタイヤが適合するわけです。

しかし、ブレーキとの相性や、フレームとのクリアランスの問題があるので、実際に履けるかどうかはケースバイケースです。

MTBのタイヤは26インチに始まり27.5インチに落ち着いた

スポーツ自転車のタイヤのサイズには、いつの時代も主流があります。

それは、スポーツ自転車が基本的にはレースに使われる機材であり、その時代のレースに使われている規格が、エンドユーザーにも流れていくからです。

現在のMTBは、27.5インチが主流です。(650Bという表記のされ方もします)

正にこれは、レースの世界からの波及であり、26インチから29インチを経て、現在の27.5インチにたどり着いているのです。

27.5インチは、ママチャリよりは少し大きいですが、ロードバイクよりは小さめのサイズです。

タイヤの外径は漕ぎ出しの感覚、スピードの維持、小回り性などに影響があります。

外径の小さなタイヤは漕ぎ出しが軽く、小回りは効きますが、スピードの維持が難しくなります。

一方、大きなタイヤは、漕ぎ出しは重く小回りは効きにくいですが、一度スピードに乗れば維持がしやすいです。

MTBは、ママチャリほどの小回り性は必要ないが、ロードバイクほどスピードを維持する必要もないです。
そのため、中間の27.5インチが主流になったと言われています。

ロードバイクやクロスバイクの主流は700cですが、こちらは次項で詳しく説明します。

ロードバイクやクロスバイクは700cが主流

ちなみに、ママチャリのタイヤに主流はありません。

ママチャリは、そもそもタイヤのサイズが、そのまま自転車のサイズとなっているので、自分に合ったサイズを選びますからね。

女性は24インチ以下、男性は26インチが良いと言われていますが、あくまでも目安です。
そしてロードバイクですが、700cは主流というよりも、このサイズしかほぼ見たことがありません。

ロードバイクはスピードが最優先ですが、一瞬の瞬発スピードよりも、巡航性を重視します。

そのため、1回転ごとの進む距離が長くなる、大口径の700cが採用され続けてきました。

また、ロードバイクは他のどんな自転車に比べても、ホイールに力が注がれています。

各メーカーが、いかに軽量で、よく転がるホイールを作れるかを競っている状態です。

そういった状況下では、700cワンサイズで大量生産できるメリットは、かなり大きいです。
その影響で、タイヤもほぼ700cに統一されていると考えられます。

また、最近ではクロスバイクもスピード化の傾向にあり、大半の完成車で700cのタイヤが採用されています。

タイヤは大きさ(26インチなど)と太さが重要

さて、ここまでの話では26インチや700cなど、どちらかと言えば、タイヤの大きさについての話が中心でした。

タイヤは大きさに加えて、幅(太さ)も重要な要素のひとつです。

タイヤの幅は主に、スピードと乗り心地に大きな影響を与えます。

細いタイヤは地面との摩擦が少なくなるので、よく転がるぶん、スピードが出ます。
しかし、空気圧を高くする必要があるので、安定感には少し欠けます。

一方、太いタイヤは、地面との接地面積が大きくなり、摩擦が大きくなりますので、スピードには欠けます。

しかし、充填する空気量が大きくなるぶん、クッション性が増すので、乗り心地は良くなります。

こういったことが考慮され、スピード優先のロードバイクには細目のタイヤ。
乗り心地優先のママチャリや、地面とのグリップ力が大事なMTBには、太いタイヤが採用されているわけです。

しかし最近では、やや太めのタイヤがトレンドになってきており、ロードバイクも多くの完成車に、700×25cのタイヤが採用されています。

それに伴って、ホイールのリムも幅が広がり、ワイドリム化の傾向になっています。

タイヤのサイズの変遷

タイヤはホイールを交換しない限り、大きさを変更することはできません。

ETRTOの項でも触れましたが、26インチのホイールに700cのタイヤは、どうやってもはまりません。

私が知っている中で互換性があるのは、MTBの29インチとロードバイクの700cです。
ETRTOでビード径が同じ622mmなので、理論上は可能ということです。

MTBの29インチ車は、「29er」とも呼ばれる特別な存在です。

大口径タイヤのMTBとして一世を風靡しましたが、レースの世界においてはオールマイティさを欠くため、に下火になりました。

さらには、市販車の面でも、街乗りに使える、スピードの出るMTBとして人気がありました。

しかし、ほぼ同じタイヤサイズであるクロスバイクの台頭により、29erは少数派へと落ちていきました。

このように、タイヤのサイズは時代の流れによって、刻一刻と変化していくものなんですね。

タイヤの大きさは覚えてしまった方が良い!

タイヤのサイズは、自転車の機種ごとに表記の仕方が違う、ややこしい状況でした。

現在は、ETRTOができたおかげで、少し整理されましたが、相変わらず旧表記の方が認知度が高い状況です。

そのため、自分の乗っている自転車は、タイヤサイズを覚えてしまうことが一番確実です。

そうすれば、タイヤ交換の際は、太さを決めるだけですからね。

 - 自転車全般