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自転車の変速機は何段も必要なのか?使い方はどうなのか?

2017.10.11

ロードバイクやクロスバイクに初めて乗ると、変速機のギアの多さに、まず驚くと思います。
フロントに2~3速、リアに8~11速付いているのが一般的ですから、使い方に戸惑ってしまうのも無理はありません。

そこで今回は、自転車の変速機について説明していくと共に、使い方についても考えてみたいと思います。

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自転車の変速機の仕組み

まず、基本的な変速機(ギア)の仕組みの話からしたいと思います。

スポーツ自転車の場合、クランクに付いているチェーンリングがフロントギア、後輪に付いているカセットスプロケットがリアギアになります。

ロードバイクは、フロント2速・リア8~11速、MTBやクロスバイクは、フロント3速・リア8~11速が一般的です。

スペック表を見ると、クランクの所に50-34Tとか、カセットスプロケットの所に11-25Tなどと記載されていると思いますが、これはギアの歯車の歯数を表しているものです。

そのため、フロント2速・リア11速の場合、フロントに50個歯のあるギアと、34個のギアの2枚が付いていて、リアには、11個~25個の歯数の中から任意で選ばれた11枚のギアが付いているということになります。

使い方ですが、歯車にはそれぞれにチェーンが掛かっていて、これを前後に付いているディレイラーという機械が、掛け替えることで変速します。

フロントギアは歯数が多いほど重いギア、リアは反対で歯数が多いほど軽いギアになります。

重いギアは漕ぎ出しは重いですが、ペダルを漕ぐ力が強く伝わるのでスピードが出ます。
逆に軽いギアは漕ぎ出しは軽いですが、力が弱いのでスピードは出ません。

自転車の変速機は使い方のタイミングが重要

スポーツ自転車の変速機は、基本的に走行中しか操作することができません。

正確に言えば、ペダルを漕いだ状態で操作するということです。

そのため、街中で信号などで止まる前に、漕ぎ出しに備えて軽いギアにしておくのが、スマートな変速機の使い方になります。

また、ペダルを強く漕いでいるときにギアチェンジを行うと、チェーンが外れる可能性がありますし、歯車を痛める原因になります。

なので、普通に漕いでる状態のときにチェンジし、ギアが変わってから強く漕ぐようにしてください。

また、特にロードバイクでは、ケイデンスを一定に保つためにギアチェンジを行います。
ケイデンスとは、1分間にクランクが何回転したかを数値化したものです。

理想のケイデンス数についてはまた別の話ですが、何回転であっても一定に保つことが負担を減らすことになります。

簡単に言うと、重いギアで速いスピードで走っているときに坂の上りに差し掛かったら、同じケイデンスを維持するのは難しくなるので、ギアを軽くして回転数を保つようにするということです。

変速機の使い方で注意したいこと

スポーツ自転車の変速機は、フロントとリアの組み合わせによって、ギア比を作り出します。

そのため、フロント2速・リア11速のロードバイクは、単純に22のギアがあることになるので、最初はギアの使い方に迷うと思います。

まず、あまり好ましくないのは、チェーンが極端なタスキ掛けになってしまう組み合わせです。

フロントがインナー(歯数の少ない方)でリアが最外(歯数が多い方)、フロントがアウター(多い)でリアが最内(少ない)という組み合わせです。

これをやったから壊れるというわけではないですが、長い間タスキ掛けで使っていると、チェーンやギアに良くありません。

どのギアを使うかは、熟練度や走る場所などによっても変わりますが、平地の場合は、まず真ん中あたりのギアを良く使うことになります。

フロントが2速なら歯数の少ない方のインナー(ここでは34Tとします)で、リアは中間の15T~17T付近になります。

先述したケイデンスですが、初心者で80回転くらいが理想と言われています。

このケイデンスで回した場合は、上記のギア比で25km/h前後のスピ―ドで走れますので、特に街中などでは十分な速さです。

自転車のフロントギアを固定する

これはあくまで個人的な見解ですが、スポーツ自転車を購入して、まだ変速機の使い方に慣れていない内は、フロントギアは固定で良いと思っています。

2速の場合はインナーに、3速の場合はミドルに固定しておき、スピードの変化はリアで付けていきます。

先ほどギア比の話をしましたが、フロントで大きなギアを使うのは、ケイデンスをコンスタントに90回転/分くらい回せるようになってからでも十分です。

例えば、フロントギアを最重の50Tにしてリアをミドルの15T、ケイデンス90という条件が整った場合、ロードバイクは40km/hのスピードで走ることになります。

初心者の方がいかに平坦の直線道路を走るとは言え、40km/hのスピードを維持して巡航するのは、並大抵のことではありません。

そのため、当初はフロントをインナー固定し、ケイデンスを上げることを意識して、脚力が付いてきたらフロントのアウターに挑戦するのが良い方法と考えています。

より良い変速機の組み合わせ

さて、スポーツ自転車に慣れてくれば、当然ながらフロントも活用して、組み合わせて変速機を使うことになります。

その使い方ですが、フロントをどう変更するかがカギを握っています。

フロントは2速の場合、歯車の歯数が20近く違いますし、3速でも10刻みくらいですから、1回の変速で大きく動きます。

実際のスポーツ自転車は、今何速に入っているのかをビジュアルで見ることがあまりないのですが、ここでは便宜上、重い方から1として表示します。

フロント「2」速、リア「11」速のロードバイクを例にしますと、高速走行をしているときはフロントが重い方のアウターに入ることが多くなりますので「1」とします。

このとき、リアはミドルの「5」としますと、坂の登りが来ると少しきつくなってきます。

きつくなるのでギアを軽くしますが、ここでフロントを軽くすると、いきなりガクンときますので、リアを5から6・7へと軽くしていきます。

軽くなってからフロントを動かすと、ガクンとは来なくなるので、スムーズに変速できます。

逆に加速をするときも、徐々にリアを重くしていきながら、ある程度スピードに乗ったところでフロントを重くしましょう。

変速機の使い方は早めがベスト

もうひとつ付け加えますと、スポーツ自転車の変速機の使い方は、早め早めが基本です。

例えば、上記の例でも坂に差し掛かる前に予想できれば、あらかじめ軽いギアに替えておけば、スムーズに登っていけます。

また、冒頭でも述べましたが、止まる前に軽いギアにしておくことも重要です。

特に通勤などに使う場合は、街中でのストップ&ゴーが多くなりますから、習慣化しておくと便利です。

さらにこれは、自転車を購入するときに考えることでもあるのですが、どのくらいのギアまで使うのかを考えておく必要があります。

フロントはあまり差がないですが、リアの特に最軽ギアは、ロードバイクでも23T~32Tくらいまで幅がありますので、重要な選択になります。

まず、32TはMTBのようなギア比になってしまいますので、必要ないと思いますが、悩むのは28Tくらいからです。

28Tも正直、本格的なヒルクライムでもしない限り、必要性はさほど感じないです。
ですが、非力な人などには、25Tよりもさらに1枚軽いギアがあるという、安心感に繋がるとは思います。

ただ、最軽が28Tになってくると途中が歯抜けするので、良く使うギアが真ん中に来なくなるデメリットもあります。

結局は25Tくらいがバランスが良いと言えますが、もし本当に脚力に自信がなく、軽いギアが欲しいと考えれば、28Tを選んでください。

自転車に負担を掛けない変速方法を身に付けよう

スポーツ自転車の変速機は、最初はガチャガチャと動かしたくなるものですが、慣れてくると適正なギア比が見えてくるので、スムーズにギアチェンジできるようになります。

また、変速するときはゆっくりペダルを回し、チェーンが極端なタスキ掛けになる組み合わせは避けるようにして、自転車に優しい変速を心掛けてください。

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