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コルナゴのc60はカーボンラグ製法だから重量が気になる?

2017.10.7

イタリアの老舗自転車メーカー・コルナゴは、多くのプロチームに機材を提供し、数々の大レースで勝利を挙げてきました。

今回ご紹介するc60は、コルナゴの60周年を記念したモデルで2014年に登場ました。

伝統的なラグ製法を用いているため、重量を疑問視する声なども上がっています。

今回は、そんなコルナゴのc60について考えてみたいと思います。

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コルナゴのc60はラグ製法

コルナゴのc60は、フレームセットのみの販売で、2017年モデルは約65万円です。

フラッグシップモデルは、かくありきのような称賛の声もあれば、ラグ製法や厚すぎるとも言われる塗装のおかげで、重量が1kgを超えていることを問題視する声もあります。

ラグ製法とは、カーボンフレームの作り方の一種ですが、現在のカーボンフレームの成形技術のトレンドは、モノコックと呼ばれる、丸ごと1台をひとつの金型で成形するやり方です。

一方、c60のラグ製法は、フレームの部品をひとつずつ作成して、ラグと呼ばれる継ぎ手を使って、繋ぎ合わせていく工法です。

モノコックは結合部分がないために高剛性が得られ、軽量に作れるのがメリットです。

しかし、一体成型してしまうので、金型がひとつしかないことになり、細かいサイズ設定がコスト的に難しくなります。

その点は、パイプの長さを変えるだけで細かいサイズ設定が可能なラグ製法のほうが有利となり、実際にコルナゴのc60は、12のサイズが用意されています。

ラグはつなぎ目の剛性が弱くなるのは事実ですが、c60ほどの高級車で、それが違和感だったり、フレームの癖として認識できるほど差があるのでしょうか?

コルナゴc60の重量

コルナゴの公式ページには重量の公開はありませんが、インプレなどを見る限りでc60は1kgを超えていると思われます。

国際自転車競技連合(UCI)では、レースに参加する際の車重を6.8kgを下回ってはいけないと規定しています。

もちろん、レースに出ない人には関係のない数字です。

6.8kgを目安と考えると、コンポにシマノのデュラエースやカンパのスーパーレコードを装備で1.9kg前後、ホイールとタイヤで約2kg、その他のパーツが2kgとなります。

そこで、フレーム重量が1kgちょい超えだったら、ほぼ6.8kg内には収まるか、少し足りないくらいでしょう。

そして、もちろん、軽く100万円は突破します。

こう考えてみると、プロの世界はグラム単位での軽量化のために、たくさんの費用を必要としていることがわかりますね。

重量を限界までそぎ落とすことは、一般のロードバイク乗りでは、あまりできないことなので、どれだけ軽いか体感してみたいものです。

コルナゴc60の美しさ

コルナゴのc60は写真を見ても思いますし、購入者のインプレなどを見ても同じ感想が多く、とにかくその美しさに目を奪われます。

スチール時代から継承されたジルコデザインや星形チューブは健在で、今回はチューブが前作のc59と比べ、太くなっています。

特にダウンチューブの太さは特筆モノで、ロゴがバシッと目に飛び込んでくる感覚です。
また、コルナゴらしい癖のない、真っ直ぐなフロントフォークが、ハンドリングの良さを物語っています。

前三角のがっちりした太さと比べると、後ろ三角は少し細身ですが、それもまた、ラグ製法の良さと言えるでしょう。

ラグ製法や独特の塗装など、悪い言い方をすれば、上から目線でのモノ作りと言えてしまいます。

ですが、台湾を中心としたアジア地区へのOEM生産全盛の中で(コルナゴも中級グレード以下はアジア生産)自国で1本1本、これだけのものを作り上げていると考えてしまうと、これをコルナゴらしさと認めざる得ないのかもしれません。

どうしても重量が気になるという人は仕方ありませんが、少なくとも、それを超える何かがc60にはあります。

c60の重量はハンデなどではない

コルナゴc60に試乗している人のインプレなどを見ると、ペダルを踏んだときの硬さを指摘する声が挙がっています。

ラグフレームが剛性に欠けるという先入観で乗ってみたら、高剛性で思ったより硬かったということもあると思いますが、脚力を強化しないと踏み切れないという人までいるほどですから、想像以上なのかもしれません。

しかし、そこはカーボンですから、もちろん嫌な硬さではなく、踏めば踏んだだけの応力が跳ね返ってくる感覚と言います。

また、一定の速度に達すると、今度はひと漕ぎ毎に爆発的な加速力が生まれるというのも、多くの人が持つ共通認識です。

もちろん、全員が同じホイールやコンポで走っているわけではないので、フレームだけの性能とは言えませんが、重量の不利を感じさせるものは一切ありません。

また、もうひとつ多く見られた意見が、路面追従性の良さです。

コーナーでの路面の捉え方が素晴らしく、段差などでのばたつきも少ないということです。
科学的な根拠はよく分かりませんが、非常に魅力的に感じます。

コルナゴ85周年限定モデルの重量などは?

コルナゴは「限定モデル」の販売をよく行っており、自身の創業○○周年を始め、フェラーリの60周年に便乗してみたりしています。

なかには、イタリア建国150周年記念という、壮大な限定車もありました。

そして、2017年に創始者のエルネスト・コルナゴの生誕85周年を記念し、c60のフレームを使用した世界限定85台で発売しました。

イタリア語で85を表す【Ottanta5(オッタンタチンクエ)】と名付けられた限定車は、イタリアの技術が結集されています。

カンパのロードコンポ最上位グレードであるスーパーレコードの電動式EPSに、ホイールも同じくカンパのカーボンディープリムのボーラ・ウルトラを装備、タイヤにもヴィットリアの最高峰のものを採用しています。

195万円という浮世離れした価格ですので、参考程度ですが、どんな乗り心地なのか興味ありますね。

また気になる重量ですが、公式発表はありませんが、スーパーレコードがフルコンポで1.9kg、ボーラ・ウルトラが1.4kg、タイヤがチューブ込みで600gとして、総重量7kgを切るかどうかというところです。

コルナゴのその他のロードバイク

今回はc60について、重量やスペックを見てきましたが、それにしてもc60や限定モデルは高額過ぎますね。

コルナゴのその他のラインナップを見ても、やはり高価なものが多い印象です。

例えば、カーボンモノコック製法の【V1-r】は、あのフェラリーとのコラボモデルですが、フレームセットで45万円(キャリパーブレーキ車)です。

また、17ものサイズで展開されている【Master X-LIGHT】は伝統のあるクロモリフレームですが、フレームセットで33万円です。

ただ、ここはチネリのスーパーコルサなどの名だたるクロモリフレームと比較しても、驚くほど高額ではありません。

完成車に目を向けると【CLX ULTEGRA】は、シマノ・アルテグラを採用していますが、43万円はスペックを考えると、少しコスパに疑問ありというところです。

決して高いのが悪いというわけではなく、そういったブランドの戦略だと理解すれば良いと思います。

そう考えると、やはり狙って購入するなら、フラッグシップモデルのc60ということになるのでしょう。

c60はコルナゴの技術の結晶!

さて、c60ですが、コルナゴのフラッグシップモデルだけあって、見事なフォルムにラグフレームへのこだわりと高性能が感じ取れるものでした。

ここに合わせるコンポやホイールは購入者次第ですが、その楽しみを十分にもたらせてくれるフレームですね。

 - COLNAGO, メーカー, ロードバイク