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自転車のbbが固着して外れない場合の対処法まとめ

2017.9.17

長期間整備をしていない自転車でよくありがちなのが、パーツ類の固着です。

代表的なものに、シートピラー、bbなどが挙げられます。

今回は、固着してしまったbbをどのようにして外していけばいいかをご説明していきます。

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固着したbbを外す前に、基本的なことをおさらい

皆さんの自転車は定期的にメンテナンスを行っていますか。
中には、雨ざらしで長期間メンテナンスをしていない方もおられるかもしれません。

そんな方の自転車でよくありがちなのが、メンテナンス時に、bbを始めとしたパーツ類が固着してしまい、外れなくなる事です。

今回はその固着してしまったbbを外すコツを伝授していく訳ですが、その前に、ご自身の自転車のbbが本当に固着して外せないのかを見極める必要があります。

まずは単純に専用工具を使って、力をかけてみるのですが、その前に、bbのネジの規格を理解しないといけません。

bbのネジの規格とは、主に2種類が存在します。

一つ目は、JIS規格と呼ばれるネジの規格で、bbのシェル幅が68ミリのものです。
このJIS規格のbbに使われているネジは、左側は正ネジで、右側が逆ネジとなっています。

ご自身の自転車のbbがこのJIS規格でしたら、右側は逆ネジなので、時計方向に回して緩める事になります。

これを理解していないと、いくら力をかけても、固着したbbは外れるどころか締まっていく一方なので、注意しましょう。

ご自身の自転車のbbの規格を確認しよう

単純に、緩める方向を間違えていたという事もよくある事なのです。

上記で述べたJIS規格以外のもう一つの規格は、イタリアンという規格です。
こちらの規格の特徴としましては、シェル幅が70ミリで、ネジの方向が、左右共に正ネジになります。

つまり、どちらも右に回せば締まっていくのです。

ただし、この方式は一部の自転車を除いて、今は積極的には採用されていません。
ですので、最初にご説明した、JIS規格というものだけ覚えておけば、ほぼ大丈夫です。

もし、ご自身の使用している自転車の規格が分からなければ、bbのシェル幅を測ってみましょう。
bbシェルとは、bbが収まっているパイプの事です。

68ミリであればJIS規格、70ミリであればイタリアンになります。

ノギスなどを使い、正確にミリ単位で計測して下さい。
たった2ミリの差ですので、正確に測る必要があります。

以上を理解したうえで、固着したbbの取り外しにかかります。

固着したbbを外すための準備

規格が理解出来たところで、早速取り外しにかかりましょう。

取り外しには、専用工具を必要とします。
ここでは、SHIMANOの純正工具を使っていきます(型番・TL-UN74S)。

また、専用工具を回すために、開口部32mm以上のかなり大型のモンキーレンチなどが必要です。

まずは左側を外します。

グレードによっては、この左側は樹脂製になっているため、錆びる事も無く、すんなり外れる事が多いでしょう。

ただし、上級グレードの物は、右側と同じく金属製になっています。

右側はワンが金属で出来ており、締め付けトルクも大変高く、自転車の中に雨などの水分が侵入して、錆び付いて動かなくなっていることが多いです。

そのため、力をかけても動かない事もあります。

さて、本題はここからです。
この固着したbbをいかにして外すかを次の項で述べていきます。

自転車の固着したbbを外すには、専用工具の使い方がポイント

右側のワンが固着して動かない場合は、どうすれば外せるのでしょうか。

ポイントは、「自転車に専用工具をしっかり固定して外す事」です。

シマノの純正のbb外し(型番・TL-UN74S)を使う際の注意点ですが、実はこの工具は、溝の掛かり具合が浅く、そのままはめて使用すると、固着したbbでなければすんなりと外す事が出来ます。

しかし、固着したbbを外す際などの相当なトルクが必要な場面では、工具が溝から外れて上手くいかない場合が多いのです。

そこで、この工具をまずは固定する事を考えてみましょう。
まず、工具の掛かりをより強くするためにも、bbの溝は必ず綺麗に掃除してください。

そして固定する方法ですが、まずは専用工具より一回り大きい、ワッシャーを用意します。
ワッシャーは、フィキシングボルトが通る穴が中心に開いているものにします。

そして、工具をはめてから、このワッシャーを当てがい、クランクを固定していたフィキシングボルトで固定します。

こうする事で工具が溝から外れてしまう事がなく、より強いトルクがかけられるのです。

この方法で工具を固定して、じわじわと様子を見ながら力をかけていきます。

それでも自転車の固着したbbが外れない場合の対処法

先程の方法を行うことで大抵の場合は外れますが、時には相当の錆を伴って固着している場合があり、それでも外れない場合があります。

しかし、この場合もまだ諦めてはいけません。

自転車を横向けにして、右ワンを下に向け、外した左側からbbの内部に潤滑油をたっぷりかけます。
そして、 しばらくそのまま放置します。

潤滑油が浸透した頃に、もう一度緩める事にチャレンジしてみて下さい。
ほとんどの場合はこれで外れる事が多いでしょう。

それでも無理な場合は、モンキーレンチなどでは無く、大型のパイプレンチなどを使い、工具を壊さない程度にじわじわ力を入れて外します。

この際に最初に述べた、回転方向を間違えずに回しましょう。
右ワンは逆ネジなので、時計回りに力を入れないと緩まないので注意が必要です。

それでも外れない場合は、潤滑油を浸透させる期間を長く取って下さい。
潤滑油もなるべくなら、高価なもので、より浸透性がある物にしましょう。

おすすめの商品は、WAKOSというメーカーの「ラスペネ」という潤滑油です。
比較的が有名ですし、効果が抜群です。

自転車のbbを固着しないための予防法!

無事自転車のbbが外れたら、今度は新しいbbをはめていく訳ですが、その前に、必ず自転車のシェル内を掃除しましょう。

錆びついた汚れがついていると、取り付けてもまた錆てしまい、固着する原因になります。

また、ネジ山が錆びていたら、パーツクリーナーなどを使い綺麗にしましょう。
ブラシなどを使い、ネジ山を徹底的に綺麗にします。

あまりにも錆が酷い場合は、プロショップなどで、ネジ山をさらってもらう必要もあります。

シェル内を綺麗にしたら、bb本体とシェル内にたっぷりグリスを塗ります。
そうすることで再び固着する事を防げますし、錆びにくくなり、次回交換時も外しやすくなります。

取り付ける際は、まずは右ワンを締め込みます。
この時も、外す時に行った、専用工具の固定を行うと確実にトルクがかけられます。

続いて左側を締め込んでいきます。

左側は、商品によってはワンが金属だったり樹脂だったりします。

どちらにせよ、左側は右ほど強く締めると、破損の恐れがありますので、緩まない程度の、程々のトルクで締めるのがポイントです。

このように綺麗にすることや、グリスを塗っておくこと、トルクに注意することをすることで予防が出来ます。
それでも定期的にメンテナンスをしないと、固着するので気をつけましょう。

やる事やって固着したbbが外れないときは、素直にプロに頼もう

いかがでしたでしょうか。

ご自身の自転車の、固着したbbは上手く外れましたか。

もし、ここに書いてある方法で外れないようならば、素直にプロに頼むのもいいでしょう。

プロと私たちの違いは、経験です。

経験上、トルクの掛け方も分かっていますし、専用工具もたくさん所持しています。

ご自身で無理矢理はずして、bbのネジ山を潰してしまっては、本末転倒ですから、外れない時は素直にプロに頼みましょう。

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