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スポーツバイクのスプロケットと最高速度の関係とは!?

2017.9.14

スポーツバイクに限った話ではありませんが、最近の自転車は、多段変速機能が搭載されているものがほとんどです。

ギアを軽くすれば速度は遅く、ギアを重くすれば速度が速くなるのは、誰しも経験があるでしょう。

そういった変速機能の中心とも言える部品が、「スプロケット」です。

今回は、そのスプロケットと、最高速度の関係についてご紹介します。

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スポーツバイクにおけるスプロケットの役割

スプロケットという部品は、スポーツバイクの後輪部分に装着されています。

後輪の軸上に、複数枚まとめて装着されている歯車のような板、それが、スポーツバイクにおけるスプロケットです。

同じような形状の一回り大きいものが、ペダルの部分にもついていると思いますが、そちらはチェーンリングと呼びます。

一目見れば分かることですが、このチェーンリングとスプロケットは、チェーンによって繋がっています。

ライダーがペダルを漕ぐと、チェーンリングによってチェーンが回転し、チェーンによってスプロケットと後輪が回転します。

このような仕組みで、スポーツバイクは前に進む力を生み出しているのです。

つまり、スポーツバイクでの最高速度を上げたければ、この一連の流れのどこかを変えてあげれば良いという事になります。

具体的には、ペダルを漕ぐ速さを上げたり、チェーンリングをよりチェーンが回転するものに変更したり、という事です。

その中でも、最も簡単な方法が、スプロケットを変更する方法です。
次から、スプロケットの変更について、どのような効果があるのかを具体的にご説明していきます。

スポーツバイクのスプロケットを変更すると最高速度が上がる仕組み

スプロケットは、大きなものから小さなものまでが、順番に複数枚装着されていると思います。
スプロケットはチェーンを引っ掛けるための突起が、円周上にたくさん付いています。

この突起を「歯」と呼びますが、スプロケットのサイズが変わっても、この歯の大きさは変わりません。
つまり、大きなスプロケットは、小さなスプロケットに比べて、歯数が多いんですね。

これが、スポーツバイクの最高速度を変化させる大きな要素なんです。
スプロケットの歯数が30の大きなものと、10の小さなものがあるとします。

チェーンの動きを同じ速さで回した場合、30のスプロケットが1回転する間に、10のスプロケットは3回転する事になります。

これが、スプロケットを交換することで、速度が上がる仕組みです。
歯数が小さくなればなるほど、最高速度は上がっていきます。

つまり、スポーツバイクの変速機能とは「チェーンの掛かっているスプロケットを変更する機能」と、言い換えることができます。

スプロケットが3枚装着されていれば3段変速、10枚装着されていれば10段変速といった具合です。
スプロケットは、小さくなればなるほど速度が速くなる、という事はお分かりいただけたと思います。

ですが、速度はそれだけで決まるわけではありません。
一部のスポーツバイクには、チェーンリング部分にも、変速機能が搭載されているものがあります。

次は、このチェーンリングとスプロケットとの「歯数の比」についてご説明します。

スポーツバイクの最高速度を決定するギア比とは?

チェーンリングは、スプロケットと比べると枚数が少なく、多くても2枚程のものがほとんどです。

最近では、スプロケットの枚数が増えてきており、それに伴ってチェーンリングは、1枚で変速機能が無いものも増えています。

チェーンリングは基本的にサイズが大きく、スプロケットと比べても歯数は断然多くなっています。

ちょっと複雑なのは、チェーンリングはスプロケットとは逆で、歯数が多くなると、最高速度が上がるという点です。

ライダーがペダルを漕ぐと、それに合わせてチェーンリングも回転します。
その際、チェーンリングの歯数が多ければ多いほど、1回転した時に送り出すチェーンの長さも長くなります。

その分、スプロケットを動かす量も多くなるため、スプロケットの歯数が変わらなくても、スポーツバイクは速く走ることができるのです。

こうしたチェーンリングの歯数を、スプロケットの歯数で割ったものを「ギア比」と言います。
チェーンリングの歯数が50で、スプロケットの歯数が20の場合、ギア比は2.5といった具合です。

このギア比が大きくなれば大きくなるほど、スポーツバイクの最高速度は上がります。
同時に、ペダルも重くなりますので、漕ぐ力も必要になります。

逆に、ギア比が小さくなれば、漕ぐ力も少なくて済みますが、最高速度は下がります。
スポーツバイクの速度を考えるときには、このギア比がとても重要になってくるのです。

スプロケットのワイドレシオやクロスレシオの意味

少し話は変わって、ここではスプロケットのワイドレシオと、クロスレシオについてご説明します。
スプロケットの歯数が、スポーツバイクの最高速度を決定するギア比にとって重要なのは先述の通りです。

では、変速の際、スプロケットの歯数はどのように変化しているのでしょうか?
その変化の量を大まかに設定しているのが、このワイドやクロスといったものになります。

「ワイドレシオのスプロケット」というと、隣り合うスプロケットの歯数の差が、大きいものを指します。

逆に「クロスレシオのスプロケット」というのは、隣り合うスプロケットの歯数の差が、小さいものを指します。

特定の数字が定められている訳ではありませんが、ワイドというと歯数差が3~4程度、クロスでは1~2程度のものが多いようです。

このワイドレシオのスプロケットのメリットは、幅広い変速性能です。
歯数の差が大きい分、平地での高速走行や、上り坂での登坂走行など、多くの状況に対応可能です。

デメリットは、変速の際、いきなりペダルが重くなったり、軽くなったりすることでしょう。
1段変速するだけで、ギヤ比が大きく変化するので、それだけライダーの脚にも負担が掛かります。

そして、クロスレシオは逆に、多くの状況には対応しづらいのですが、特定の状況に限れば、ワイドレシオよりも快適に走ることができます。

どちらが優れているというものでも無いので、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。

最高速度の維持には!ギア比選びが重要

スポーツバイク走行での最高速度において、スプロケット変更によるギア比の考え方と重要性は、ご理解いただけたと思います。

しかし、スポーツバイクの走行速度を決める、最も重要な要素が、ライダーの能力であることは言うまでもありません。

そのライダーの能力を測る指標の1つに、ケイデンスというものがあります。

ケイデンスとは、ペダルを漕ぐ速さの事で、1分間に何回ペダルを漕ぐことができたかを示す数値です。
ベテランでも初心者でも、重いペダルを漕ぐほうが、ケイデンスが下がるのは当然です。

速く走ろうとするあまり、ペダルを重くしてケイデンスが下がってしまえば、かえって速度は出にくい、という事になります。

単純な計算になりますが、ギア比を倍にしても、同ケイデンスを維持し続ければ、速度も倍になります。
ですが、ギア比を倍にすることで、ケイデンスが半分になってしまえば、速度は上がりません。

逆に、ギア比が半分になったとしても、ケイデンスを倍にできなければ速度は下がります。
軽いギアで必死にペダルを漕いでも、速度は上がらず、無駄に疲労を溜め込むだけです。

ギア比と同時に、自身の走行能力を考慮し、その時に適したギアを適切に選択することが、最高速度の維持に繋がるのです。

安全に止まる事が高速走行に繋がる

スプロケットとギア比の関係や、ケイデンスなど、ここまでは、速度を上げる事を考えてきました。
しかしながら、速度が上がれば上がるほど、事故の危険性も上がることはみなさんもご承知と思います。

何より、周囲の事を何も考えずに高速走行するスポーツバイクは、迷惑以外の何ものでもありません。
また、急な下り坂や、路面が濡れている雨上がり時などに、高速で走行すると転倒の危険性が高まります。

特に、ロードバイクのような、ギア比が高く設定できるスポーツバイクが走行すると、その最高速度は時速60キロを超えることもあります。

そんな速度で転倒事故を起こしたら、命に関わる重大な怪我を負う可能性もあります。

急がば回れという言葉の通り、早く目的地に到着するためには、常に安全に止まる事を考えておくことが重要です。

スポーツバイクは、非常に手軽な乗りものではありますが、道路を走る車両でもあります。

年齢に関係なく、交通社会の一員として、責任ある運転を心がけることは、速度を出すこと以上に大切な事と言えるでしょう。

スプロケットを交換すれば速度も快適性も変化する

スポーツバイクにおける最高速度と、スプロケットという部品についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。

スプロケットを交換することで、最高速度はもちろん、通常走行時の快適性も変化します。

みなさんもご自身の能力と、普段のスポーツバイクの使い方に合わせて、様々な変化を楽しんでみてください。

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