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ロードバイクのハンドル幅が広いとどんな効果があるの?

2017.8.28

ロードバイクのハンドル幅は、基本的には肩幅で測るのが良いとされています。

でも、乗っているうちに自分に合った幅のサイズがこれで良いのか、疑問に思う方もいることでしょう。

この記事では、ロードバイクのハンドル幅が肩幅より広いものと狭いものでは、どんな効果があるのかご説明していきます。

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ロードバイクのハンドル幅の、肩幅って?

ロードバイクの雑誌や本を見ると、肩幅からハンドル幅を決めるのが良いと書かれているものが多いです。

なぜ肩幅が良いのかというと、肩幅のサイズに合わせることで、無理なく、体幹の筋肉を機能させることができるからです。

そのため、ハンドルが握りやすくなり、ハンドルを一つの支えとして筋肉を使うことができるのです。
腕がまっすぐに降りた形が、一番自然な状態なのは、イメージしやすいのではないでしょうか。

ちなみに、ロードバイクにおいての肩幅は、様々な解釈がありますが、細かく言うと、握った時の両手の間隔を指します。

なので、実際の肩幅より若干短く設定することが多いです。

これを「肩鎖関節」の幅というふうにご説明することもあります。
肩鎖関節は、鎖骨が肩につながる辺りの関節の事ですね。

そのため、もし、なんとなく肩幅でハンドル幅を選んだという方は、少しだけ広いかもしれません。

また、この「肩幅」というのはあくまでも基準です。

ロードバイクに慣れ、様々な乗り方をすると、ハンドル幅のわずかな違いによって、走行感が変わることに気が付くことでしょう。

また、ロードレースを見ていると、色々なハンドル幅があることに気が付きます。

そのため、ロードバイクに慣れてくると、自分にあったハンドル幅になってきます。

では、ロードバイクのハンドル幅が狭かったり、広かったりするとどんな効果があるのでしょうか。

ロードバイクのハンドル幅が広いとどんなメリットがあるのか

まず、ロードバイクのハンドル幅が広い場合のメリット・デメリットについて考えましょう。

筆者の感覚で判断している部分もありますので、他の方の感じ方は違うかもしれませんが、参考にしてみてください。

〇ロードバイクの安定感が増す

凸凹道で、車体が暴れるとき、抑え込むのが楽になります。
少しの差ですが、ハンドルに荷重をかけたときの衝撃も優しくなります。

〇胸が開く分呼吸が楽になる

これは、よく言われていることですが、確かにヒルクライムやロングライドでは、幾分か楽になります。
ただ、それほど差は感じない、というのが正直なところです。

〇フラット部の操作がしやすい

ダンシングするとき、ガンガン強めにロードバイクを振ることがありますが、ハンドル幅が広いとダンシングしやすいです。

ダンシングの際は荷重が腕にかかりますので、この点は一番大きなメリットだと言えるでしょう。

〇サイコンやベルを付ける余裕がある

サイコンを付けてトレーニングしている方も多いと思います。
ハンドル幅がほんの少し広いだけでも、ゆとりを感じます。

ロードバイクのハンドル幅が広いとどんなデメリットがあるのか

では、ロードバイクのハンドル幅が広いと、どんなデメリットがあるのでしょうか。

●空気抵抗が増える

一分一秒を争うプロの世界では、空気抵抗をいかに減らすかを重視し、様々な工夫がされています。

フレームやウェアなども、エアロ効果にこだわったものがありますが、ハンドルの形状も、エアロタイプのものがあります。

例えば、フラット部分を平らにすることで、空気を逃げやすくしているのです。

フラット部は、どちらかというと、上下にかかる力が大きくなります。

ですから強度を考えれば、むしろ縦に伸ばしたくなりますが、あくまで空気抵抗にこだわって薄く作っているのです。

こうした繊細な工夫をして空気抵抗軽減を目指している方にとっては、ハンドル幅が広く、風に当たる面積が大きくなるのはデメリットでしかないでしょう。

●レース時、接触の可能性が増す

レースでは、あと20mm短ければ当たらなかった、かすってふらつくことは無かった、そんな事故は確かにあります。

また、肩よりも先にハンドルが接触してしまうと、即転倒してしまうこともありますので、レースで走る際、間隔を広く取らない方は肩幅か、狭めのハンドルの方がいいかもしれません。

●剛性が下がる

幅が広がる分、剛性は落ちてしまう傾向にあります。

ロードバイクのハンドル幅が狭いことによるメリット

ハンドル幅が広いことによる効果について書いてきましたが、今度は逆に狭いとどうなるのか、考えてみましょう。

まずはメリットからです。

〇エアロ効果がある

加速するときや、ブラケット先端を持っている、いわゆるエアロポジションを取るときに、自然にハンドルを握れます。

ハンドル幅狭めなロードバイクの方が、単純に空気に接する面積は減りますし、脇も締まり空力がいいと考えられています。

脇を締めて力を入れた状態になると、DHバーを握っているのに近くなります。

〇剛性が上がる

ハンドル幅が狭くなれば、その分しなりにくく強くなります。
ステムで支える支点部分から、ブラケットまでの距離が短くなるからです。

素材を変えて剛性を上げる方法もありますが、ハンドル幅を変えることで、もっと速く走れるようになるのを実感する方も多いのです。

ロードバイクのハンドル幅が狭いことによるデメリット

では、ハンドル幅が狭いことによるデメリットはどんな点でしょうか。

●上ハンでダンシングするときの振りが重い

これは実感しやすいポイントになります。
ブラケットが20mm縮まっただけでも、明らかに走行感は異なります。
振りが突然重くなり、直進するときの安定性が増したかのような感覚になるのです。

しかし、下ハンが上ハンより広いハの字ハンドルの場合は、ダンシング時でも、それほど違和感が無くハンドルを振ることができます。

●ピーキーになる

これは感覚の問題で個人差がありますし、慣れれば忘れる程度のデメリットです。
ですが、ハンドリングの反応性が増し、若干ピーキーになる傾向はあるでしょう。

ロードバイクのテクニックに自信の無い方は、急な変化に対応するのが難しく、ハンドリングしにくくなってしまうかもしれません。

特に、一気に40mmぐらい縮めたりすると、違和感は強いと思います。

ロードバイクのハンドルは、購入したら広くしたり狭くしたりの調整はできませんので、大きな変更はしないほうがいいでしょう。

幅の広い・狭いによる性能の差をどう感じるかは人による!

ロードバイクのハンドル幅は、走り方の癖やこだわりがはっきりと表れるパーツの一つです。

広いと、ダンシングで強めに振りやすく、荒い路面での衝撃吸収性もよくなりますので、ダンシングを多用する方に向いています。

反対に狭いと、レースで勝ちに行くエアロポジションが取りやすく、高速域でのスピードが上がることが期待できます。

そのため、ダンシングの時にあまり車体を振らない方、レースを重視する方に向いています。

しかし、こうしたことは、あくまで理屈に過ぎません。

やはり、自分で合う合わないを見極める必要があるのです。
全く同じ体格、同じ寸法でも、差の感じ方は人それぞれです。

ダンシングであまり振らないから狭めのハンドルを、と思っても実際使ってみると走りにくい、という方もいます。

また、使い続けて慣れるとまた違って見えてくるものもあるので、早急に結論が出る問題でもありません。

試して初めて分かる、自分だけのフィーリングの違いがある、そんなところもロードバイクの魅力と言えるかもしれません。

ただ、注意していただきたいのは、極端に縮めたり広くすると体が追い付かず怪我をすることもあります。

前述しましたが、大きな変更はおすすめできません。
ハンドル幅の変化でも、ロードバイクの乗り心地は違いますので、変更する際は気を付けてください。

ロードバイクのハンドル幅は奥が深い

ロードバイクのハンドル幅は、広いものと狭いもので、それぞれにメリット・デメリットがあります。

何を重視するか、どんな走り方をするかによって、どのくらいのハンドル幅が適正なのかという点は変わってきます。

筆者も、ここでは語り尽くせないほどの紆余曲折を経てハンドル幅を選んだものですが、いまだにこれでいいのか、と自問自答するときがあります。

仲間もそれぞれ自分の考えを持っているので、議論すると止まらない、楽しい問題でもあるのです。

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