クロスバイクの変速機が壊れたらどうなる?直し方や費用は?

最近では、街乗り自転車として、クロスバイクが人気です。

スポーツ自転車は変速機を多用しますが、安いものでも壊れたりしないのでしょうか?

今回は、クロスバイクの変速機が壊れた場合の症状や、その直し方をご紹介します。

また、お店で交換してもらう際の費用などもご紹介しますので、参考にしてみて下さい!

クロスバイクの人気の理由とグレードの違い

近年の健康志向で、最近、自転車に乗る方が増えていますよね。

その中でも、特に人気なのが、クロスバイクです。
街中でも、クロスバイクに乗っている方をよく見かけます。

クロスバイクの人気の理由は、スポーツバイクの代表であるロードバイクよりも安い値段で購入できることや、ママチャリよりもおしゃれなデザインで、走りやすいことにあります。

もちろんクロスバイクにもグレードがあり、それによって値段も違います。

初心者向けに作られたものはエントリーモデルと呼ばれ、値段も安いです。

そのため、買ってすぐに壊れたらどうしよう・・・と耐久性を心配する方もいます。

ですが、値段で変わってくるのは、耐久性ではなく走行性能に関わる部分です。

快適な走りを実現するパーツである、フレームやホイール、変速機などが違うだけなので、エントリーモデルが他のグレードと比べて耐久性が低いということはありません。

むしろ、初心者が乗りやすいように作られているので、これからクロスバイクデビューをしたい方は、安心して選んで下さい。

安いクロスバイクは壊れやすいって本当?

先ほどは、安いクロスバイクでも耐久性に問題はないとお伝えしました。
ですが、ママチャリと比べると、やはりクロスバイクなどのスポーツ自転車が壊れやすいのは事実です。

それは、走りを追求して作られた自転車なので、耐久性はママチャリより低くなっているからです。

クロスバイクやロードバイクは、タイヤが細くてパンクしやすいですし、フレームにも傷がつきやすいです。
ですが、基本的なことを守って乗っていれば、ほとんど問題はありません。

例えば、乗る前に適正な空気圧を入れる、掃除やメンテナンスをこまめにする、段差は徐行して乗り越える、無理なギアチェンジをしない、などです。

空気圧の調整や注油や掃除だけでも、スポーツ自転車の性能の維持に大きく関わります。

メンテナンスは必要ですが、メンテナンスをすればその分、錆びや、走行中のトラブル(変速機が壊れたり、フォークが折れてしまうなど)を防ぐことに繋がります。

スポーツ自転車においては、しっかりメンテナンスしてあるかが重要で、安いクロスバイクだから壊れやすいということではありません。

日頃から丁寧に乗り、愛情を持ってメンテナンスすることが必要なのです。

変速機が壊れたら大変!日頃のメンテナンスはどうする?

先ほどもお伝えした通り、日頃のメンテナンスを行っていれば、クロスバイクも安心して乗ることができます。
しかし、クロスバイクは日頃からメンテナンスを行っていても、いずれタイヤや変速機になんらかのトラブルが起こる可能性は大きいです。

特に、スポーツ自転車で快適に走行するためには、速度や場面に合わせて頻繁なギアチェンジが必要です。
その際に重要な役割を果たす変速機は、ギアチェンジするほど消耗も激しくなります。

壊れてしまうと変速できなくなるので、初心者の方でも簡単にできるメンテナンス法をご紹介します。

変速機は、砂や埃、油汚れなどが付着しやすいため、チェーンやギアの歯を傷つける原因にもなります。
シフトチェンジしにくくなる前に、ウエスとパーツクリーナーを使って、お手入れしましょう。

ウエスとパーツクリーナーは、ホームセンターなどで購入できます。

やり方は、パーツクリーナーでギア(スプロケット)の汚れを取り除いてから、ウエスでギア(スプロケット)を一枚一枚拭くだけです。

10分程度でできるので、ぜひやってみて下さい。

次は、クロスバイクの変速機が壊れた場合に出る症状や、その対処法を見ていきます。

クロスバイクの変速機が壊れた場合の症状と対策は?

自転車のパーツは、ほとんどが消耗品で作られています。
メンテナンスしていても、乗っている分だけパーツは消耗されてしまうということです。

それによって色々な不具合も出るので、変速機が壊れることも出てきます。

クロスバイクの変速機が壊れた場合の代表的な症状は、ギアチェンジをしようとしても動かなくなったり、その必要がないのに勝手にギアチェンジされてしまうことです。

その場合、シフトワイヤーに原因があることが多いです。

シフトワイヤーはギアチェンジに欠かせないものであり、ディレイラーという変速装置に引っ張られたり緩められたりすることで機能しています。

ですが、ワイヤーはしばらく乗っていると伸びてきてしまうことがあり、そうなるとうまくギアチェンジできなくなりますし、異音もします。

ですので、その症状が見られたら、シフトワイヤーを調節してみましょう。

はじめに、重いギアにします。

そうするとワイヤーが一番たるんだ状態になるので、その状態でワイヤーを抑えているネジを緩めて下さい。

ワイヤーを引っ張って張りを調節し、たるみが無くなったら緩めたネジを締めてワイヤーを固定すればOKです。
変速機が壊れたと思っても、これで直ることがありますので試してみて下さい。

また、走行距離が5,000kmになったら、シフトワイヤーを交換するタイミングです。

早めに交換してトラブルを防ぎましょう。

クロスバイクの変速機が壊れた!お店で交換すると料金はいくら?

では、クロスバイクの変速機が壊れたら、交換するしかないのでしょうか。

先ほどお伝えした方法を試しても症状が改善されない場合は、交換することになります。
お店でお願いした場合、料金はどのくらいかかるのか、心配ですよね。

お店にもよりますが、参考として大体の相場をご紹介します。

変速機の調整は1,500円程度、シフトワイヤーの交換は2000円程度のお店が多いです。

また、変速機を交換するとなると、3000円ほどかかってきます。

左右のディレイラーに問題がありそれを交換する場合には、左右それぞれで2,500円ほどかかります。

シフトワイヤーを引っ張ることで調整するのは自分でできても、シフトワイヤーの交換や変速機の交換は、難しいと感じる方が多いでしょう。

初心者の方や、自力で交換する自信のない方は、無理をせずお店の人にお願いしましょう。

ただし、クロスバイクなどのスポーツ自転車の場合、お店で表示されている料金は工賃のみであることが多いです。

修理・交換の際には、当然、工賃以外にパーツの料金もかかるので、注意が必要です。

また、即日修理のママチャリと違い、スポーツ自転車は引き渡しが後日になることも多いので、それも頭に入れておきましょう。

クロスバイクの修理・交換費用を抑える方法は?

クロスバイクなどのスポーツ自転車に乗っていると、変速機以外にも色々とパーツの寿命が来ます。
パーツが壊れた際には、修理・交換も必要です。

安全性や走行性能の維持には必要ですし、メンテナンス自体は自転車の楽しみの一つでもあります。
ですが、あまりお金をかけたくないというのも本音ですよね。

自分で修理・交換できるようになれば、工具とパーツ代だけで済むので、費用を抑えるには一番の方法です。

しかし、そこまでしなくても、少しの工夫で出費を抑えることは可能です。

そのためには、「自転車の購入時にメンテナンスのことも確認し、購入特典のあるお店から買う」ことをおすすめします。

自転車を買うときにお店を比べると思いますが、その際に、アフターサービスについても聞き、それを判断材料にするのです。

ネットや他店で購入した自転車を持参した場合、修理・交換を断られることもありますし、工賃が高くなることもあります。

ですが、購入したお店なら、そうしたことはないので安心です。

購入特典は、お店によって異なるので確認が必要ですが、そのお店で買った自転車なら、基本的なメンテナンス費用や点検、ポジション出しは無料というサービスもあります。

また、パーツを購入した後なら、取り付け費用は無料になったりといった場合もあります。

お店の会員になれば、パーツなどが割引した料金で購入できるかもしれません。

こうしたサービスを有効に活用して、費用を抑えながらメンテナンスしていきましょう。

壊れていなくてもクロスバイクのメンテナンスを!

安いクロスバイクでも作りはしっかりしているので、壊れやすいということはありません。

変速機の不具合は、シフトワイヤーの調整で直ることもありますし、交換が必要なこともあります。

また、スポーツ自転車ならば、メンテナンスが必要なのは当然のことですので、多少お金がかかっても、お店の特典を活用するなどしてメンテナンスしましょう。