さいたまクリテリウム2013の赤字の原因と2014年大会

自転車好きな方ならご存知の方も多いクリテリウムですが、さいたま市でも開催されたことがあります。

2013年に初めて開催され、その年は赤字でしたが、2014年は黒字になりました。

ここでは、さいたまクリテリウムの魅力と赤字対策などについてお伝えしていきます!

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クリテリウムという自転車競技の魅力

クリテリウムというのは、自転車競技の1種類で、街中で行う競技となります。
道路を使ってレースを行うため、他の交通は遮断して行います。

そして、長いコースを確保することができないので短いコースを何周もするレースになります。
コースとしては、高低差はほとんどなく平坦で、きついコーナーが多いです。

そして、クリテリウムはツール・ド・フランスとは異なります。

ツール・ド・フランスはトータルで数千キロ、ステージレースや1日の走行で260kmくらいになり、クリテリウムはそんなに長くありません。
クリテリウムは、周回コースの全長は1kmから5kmくらいに設定されることが多いです。

このようなクリテリウムですが、最大の魅力は普段使用している道をプロの選手が猛スピードで駆け抜けるところにあります。
知っている道ということもあって、臨場感や興奮が違います。
レース後に同じ道通れば、その興奮が蘇ってくることでしょう。

また、市街地レースは観客と選手の距離が近いのも特徴です。
観戦に行けば、驚くほど近い場所を選手たちが走行しています。

それはさいたまクリテリウムでも変わりません。
通り抜ける選手のスピードを肌で感じることができます。

しかし、そのさいたまクリテリウムは最初は赤字ということでした。
この原因も踏まえて、今回はさいたまクリテリウムについてのお話しをしていきます。

赤字になったツール・ド・フランスさいたまクリテリウムとは

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムは、埼玉県さいたま市で行われているロードレース大会です。

2013年にツール・ド・フランスが100回になることを記念して開催されることになりました。
そして、名称にツール・ド・フランスを冠しているわけですが、その名称がクリテリウムで使われるのは世界初でとても珍しいことなのです。

この2013年のさいたまクリテリウムは、10月26日に行われました。
コースは、さいたま新都心駅を挟むように構成されている特設コースで、全長2.7km、周回数は20周です。

しかし、大会の運絵は為替差額の影響が大きくなってしまい、1億9000万円の赤字となってしまいました。
そのように最初は経営的には上手くいかなかったのですが、記念すべき初レースに参加したチームは華々しいものでした。

UCIプロチームからは、キャノンデール、スカイ、モビスター・チーム、アルゴス・シマノ、オリカ・グリーンエッジ、AG2R・ラ・モンディアル、FDJ(エフデジ)です。

プロフェッショナルコンチネンタルチームからはチーム・ヨーロッパカーです。
また、日本国選手が中心となったチームも参加しました。

さいたまクリテリウム2013の赤字の原因とその後

さいたまクリテリウム2013の総事業費は、さいたま市の当初の見込みである2億円を超過しました。

それは当時の大きな問題でした。
清水勇人市長は「成功」と強調してきたのですが、大会の裏側では火の車だったのです。

警備強化・台風対策・為替レートの変動を赤字の理由に挙げて、それと同時にスポーツ先進都市のイメージ発信による経済効果は大きいと主張して、市議会に理解を求めなければなりませんでした。

ところで、計画によるとイベントはさいたま市や実行委員会が主催するもので運営費は3億5000万円、さらに協賛金、さいたま市や関係団体からの補助金にまかなうとしていました。
それでも2億円足りなかったわけで、赤字は本来的には実行委員会で負担すべきでした。

実行委員会の委員長がさいたま市長で、清水勇人市長は継続を望んでいたので公共性のある事業なので市が責任を負わなければいけないと主張したものの市議会は応じず、補正予算案は廃案になりました。

2013年の大会を反省すれば、フランス側の主催会社ASO社との契約内容の詳細が明らかされず、円安の影響で5500万円程度の損が出てしまい、このことを考えると実行委員会の見通しの甘さが目立つ大会だったとも言えます。

さいたまクリテリウム2014の赤字対策

この2013年の翌年にもさいたまクリテリウムは行われました。

2014年のさいたまクリテリウムは、コースを改良することで1周が延長され、約3.1kmになりました。
それでも周回数は変わらず20周と変わっていません。
そして、変更点の最大の見所は、さいたまスーパーアリーナの内部を走行することです。

2013年に赤字を出してしまった同大会は、2014年での大会で黒字化を目指すことになりました。
そこで枠にとらわれない改良を施すことになりました。

まず、大会名称の変更です。

「2014ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムpresentedbyベルーナ」というように、年数を分かりやすく頭に配置して、さらに冠スポンサーになる埼玉県の企業であるベルーナの名前を入れることにしました。

また、ベルーナは通販販売の大手であり、大会でも物販の拡充に貢献して、メモリアルワインを販売しました。
そして、サポーターの募集も行いました。

個人や企業に出資してもらって、その代わりに特等席を提供するという形で資金調達を狙いました。
また、他の特典としてパックヤードツアーやコース体験走行もあり、開会式や表彰式は完全にサポーター向けに公開するようにして、特典を武器に出資を募る作戦を行ったのです。

さいたまクリテリウム2014の特等席の問題点とは

2014年のさいたまクリテリウムは、台風の影響を受けた2013年とは違って好天に恵まれました。

2013年の大会では、約2億円の赤字が出たことから経費捻出のために大手スポンサーを獲得することになり、さらにサポーターを募って、5万円の法人サポーター、10万円の個人プラチナサポーター、3万円の個人Aサポーター、1万円の個人Bサポーターという出資プランを用意しました。

また、サポーターになることの特典としてグッズやアリーナの入場券が提供され、アリーナの中央最前列がプラチナの席で、左右の両脇のスタンドがAサポーターの席でした。

それは相撲で言えば砂かぶりのような特等席を与えられた形であり、レースの臨場感をとことん味わうためにはプラチナサポーターにならなくてはならないという状況でした。

それでも実際は、レース途中で外に出ていってしまう人も多かったこともあり、席が埋まることはなかったのが現状です。
それでも資金やりくりのおかげで、500万円ほどの黒字になりました。

しかし、大会後に問題になったのは特等席が有料限定だったことです。
そうなると一般の観客がフィナーレを映像でしか楽しめないことになるので、大会の面白みが欠けてしまうという懸念がありました。

その問題を受けて、継続開催したい清水市長も資金調達のメリットはあるが有料限定席は見直したいという旨の発言を残すことになりました。

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムの魅力

2013年に赤字を出してしまったさいたまクリテリウムは、2014年以降も現在でも継続しています。

大会は10月なので、その前には夏があって、夏にはツール・ド・フランス本大会があるわけですが、さいたまクリテリウムにも本大会に出場するトッププロたちが集結して熱戦を繰り広げてくれます。

中継される国の数は190ヶ国以上と国際中継もされています。
ツール・ド・フランスが持つ価値観、メッセージ性、魅力、それらが日本でも開催されているというわけです。

そのような大会を目撃するチャンスが今年もやってきます。
プロ選手、ツール・ド・フランスのエッセンス、それらを日本にいながら味わえるのです。

さいたまクリテリウムを彩るのは、さいたま新都心の高層ビルです。
そのような市街地をプロ選手たちが駆け抜けます。

また、機材が故障したとしてもその場に留まって修理してレースに復帰しても良い特別ルールがあるのも見所の1つになるかもしれません。
2014年からさいたまスーパーアリーナ内を走行するようになり、より非日常なスピード感を味わえるレースになっています。

クリテリウムに限らず大会運営は費用対策が重要!

2013年に始まったさいたまクリテリウム大会ですが、第1回は大幅な赤字が出ていたんですね。

大会運営には費用の捻出が課題になりますが、様々な対策を取って2014年以降は黒字を出し、大会は現在も続いています。

さいたまの魅力を世界に伝えるさいたまクリテリウムを見に行ってみてはいかがでしょうか?