スギノ製のクランクでグレードアップ!注意点と取り付け方

スポーツ自転車を愛する方にとって、愛車のグレードアップは楽しみの一つですよね。

そして、クランクセットは、車体の重量や乗り心地に関わる重要なパーツです。

クランクとBBの互換性なども気になるところだと思います。

そこで今回は、スギノ製のクランクセットについて、その特徴と交換にあたっての注意点、取り付け方までをご紹介します。

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クランク交換のメリットとクランクの選び方

スギノやシマノなど多くのパーツメーカーがあります。
このメーカーの商品の中でもクランクを交換する目的は、「快適な走り」を目指すことにあります。

そのため、クランクは、寿命がきて交換するというよりもグレードアップのために交換するパーツとなります。

クランク交換では、チェーンリング・BB(ボトムブラケット)・チェーン・ペダルなど周辺のパーツにも影響が出てくることが大きな特徴としてあげられます。

また、クランク交換にあたって、コンパクトクランクよりもノーマルクランクが好みという方もいます。
理由は、チェーンリングのアウターとインナーの落差が少なく、他の部分の調整も少なくて済むからです。

また、クランクの長さを変えた場合は、ぺダリングが変わります。
調子が良くなる方もいれば、その影響で膝などを痛めることもあるので、注意が必要です。

交換するクランクを選ぶ際には、スプロケットのサイズや枚数、PCD値(スプロケットのボルト取り付け場所を円としたときの直径)なども確認しておきましょう。

こうなると自力での交換は難しいのではと思うかもしれませんが、ポイントさえつかんでしまえば、連動している部分の影響も分かるので、より自転車のことを知ることができます。

それ以前に専門店ならば、パーツ選びの際に取り付け方などを店員さんから教えてもらえるはずです。

新しいクランクを取り付けてどういった走りを手にしたいのか、またその結果、他の部分にどう影響するのかなども考えておきましょう。

ロードレース向きのクランクセットと取り付け方の注意点

クランクをグレードアップしたい方にとって、その性能は最重要項目ですよね。
早速、ロードレース向きのスギノ製クランクから見ていきましょう。

1.EXPシリーズ

こちらは、PF30&BB30の互換アクスルで軽さと強さを両立させています。
そのため、プロフェッショナルスペックのレーシングチェーンホイールセットと言えます。

トライアスロンや空気抵抗と戦うタイムトライアルに最適なエアロフォルムであり、世界最高レベルの剛性を兼ね備えたスーパーチェーンリングが特長です。

回転は静かでブレがなく、スムーズなシフティングができます。
また、シフトチェンジによる力の不足を解消するため、高硬度のシフティングピンを採用しています。

2.OXシリーズ

ロードレース・トライアスロン・ヒルクライムといった幅広い用途で力を発揮するオールマイティーなクランクセットです。

最近では、OX901D Classic Compact Plus+という、11Speed対応のOX901Dに好評のクラシックデザインバージョンも出ています。

ただし、OXシリーズの、クランプボルトM6サイズ【六角レンチ5mm】タイプの取り付け方(締め付け方)には注意が必要です。

トルクレンチのみでの締め付けは、厳禁となっています。
取り付け時に締め付ける際は、まず、2本のボルトを六角レンチで交互に締め付けます。

その後、トルクレンチを使って締まっているかを確認してください。
スギノのホームページでも、片側を一度に締め付けず、交互に2回以上締めるようにとの記載があります。

ツーリングやシクロクロス向きのクランクセットと取り付け方の注意点

続いては、ロードレースにもツーリングにも向くスギノ製クランクセットのご紹介です。

1.Mighty SeriesSQ-TAPER(JIS)

このクランクは、自転車を長きにわたって愛する人のために作られたものです。
そのため、ツーリングやロードバイク、ミニベロといった、あらゆる自転車につけられます。

“SUGINO Mighty”は時代に左右されない最高の称号で、11段対応901Dとなって新登場しています。

2.XD

マイティシリーズのショートクランクチェーンホイールセットであるXD3BX-701Dは、小柄な人にも適します。
11Speed対応モデルです。

3.ALPINA24-TAPER(JIS)

こちらの”ALPINA2 Triple”というクランクセットは、ロングライド(ツーリングやブルベなど)に最適なトリプルギヤになっています。

また、シクロクロス用のクランクセットもご紹介します。

1.CXC

CXC901Dは、シクロクロスに特化したチェーンホイールセットです。

特許技術を使って作られた特殊なインナーチェーンリングと、高い剛性を持つエアロ状のアウターチェーンリングを組み合わせたものです。

CXC901Dも、OXシリーズと同じく、クランプボルトM6サイズ【六角レンチ5mm】タイプなので、取り付け方(締め付け方)に注意してください。

繰り返しますが、トルクレンチのみでの締め付けは、厳禁です。
クランクの締め付け時には、先ほどご紹介した手順を必ず守りましょう。

他社製BBにスギノ75クランクセットを付ける場合は互換性に注意!

スギノ75クランクセットには「Super SG75 144」、「SG75 144」という規格がありますが、このクランクを他社製のBBがついているモデルに取り付ける場合は、注意が必要になってきます。

互換性があると謳いながら、実際には互換性のない他社製BBがあるからです。

スギノ75クランクセットとの互換性を謳った製品で、「ISOテーパー/109㎜規格」というBBが販売されていますが、これはスギノ製クランク及びJISテーパーBBとの互換性がありません。

スギノ製のクランクとテーパーの形が異なるため、正常な機能を維持できなくなることが確認されています。
誤って使用しないようにしてください。

もし、使用してしまうと、
・嵌合精度に異常が出る
・クランクの嵌合部分が変形したりチェーンライン寸法が狂う
といった不具合が出ます。

スギノ75クランクセットには、専用のスギノ製BB(SG75テーパー)が推奨されていますので、こちらを使いましょう。

万一、指定以外のBBを使用して故障が発生した場合は修理や交換が必要です。
しかし、保証の対象外となってしまいますので注意しましょう。

また、こういったトラブルを防ぐため、SUGINO75シリーズは「ISOテーパー」から「SG75テーパー」へと表記が改定されています。

クランクを交換する際には、取り付け方以上に、互換性を確認することも重要ですね。

スギノ製クランクの取り外し方

ここから、スギノ製クランクの取り外し方と取り付け方をご紹介していきます。
まずは、スギノのクランクの外し方です。

クランクの取り外しに使用する主な工具は、クランク抜き、モンキーレンチ、8mmアーレンキーの3つです。

準備として、クランク抜きを回して伸ばしておきます。

では、クランク固定ボルトを外すところからご説明します。

1.固定ボルトを外す

まずは、左側です。
8mmのアーレンキーでクランク固定ボルトを外します。
反時計回りにまわすと緩むので、簡単に外せます。

2.クランク抜きの取り付け

ボルトが外せたら、クランク抜きを取り付けます。
クランク抜きを時計回りに回して、クランクに取り付けます。
手でも取り付けできますが、根元までしっかり取り付けるには、モンキーレンチが必要です。

3.クランクを外す

モンキーレンチをクランク抜きにセットしたら時計回りに回し、ねじ込んでいくと左のクランクが外れます。
この要領で、右側のクランクも外しましょう。

BBを外した部分が汚れていたら、パーツクリーナーできれいにしましょう。

両方のクランクが外せたら、いよいよ新しいクランクを取り付けます。

スギノ製クランクの取り付け方

では、ここからは、スギノ製クランクの取り付け方をご紹介します。

・スギノ製のBBがついているモデルにスギノ製のクランク(上位グレード)をつける方法

スギノ製クランクをつけるのは簡単です。

例えば、スギノのOX801DとZX801DのBBを比べてみると、付属しているBBは同じ規格です。
この場合は、クランク同士に互換性があるので、そのままクランクの取り付けができます。

取り付け方は、薄くグリスを塗ったBBを手でねじ込み、固くなってきたらBBツールとモンキーレンチを使って締めます。

左クランクをつけたら右をつけ、フィキシングボルトを締めます。

取り付けでは、締め付けトルクによってどこまでクランクが押し込まれるかに差があるので、その微妙な調整が難しいところです。

・他社製BBにスギノ製クランクをつける方法

こちらは、先ほどもお伝えしたように、互換性に気をつけましょう。
使用できないものを無理に使うと、性能が上がらないだけでなく、自転車の故障の原因にもなります。

例として、シマノのクランク(アルテグラ)からスギノのOX801Dへの取り付け方をご紹介します。

元のクランクを外したら、左から装着します。
右も装着できたら、取り付けボルトをトルクレンチで締めていきます。

ただし、クランクの回転が悪くなるので、強く締めすぎないようにしましょう。

スギノ製クランクはBBとの互換性を第一に考えよう!

ここまでスギノ製クランクについて、その特徴から取り付け方までをご紹介しました。

クランクセットを交換して自転車の性能を上げることは、ギア比も変更することが出来ることもあり、スポーツバイクの楽しみ方となります。

スギノ製のクランクには、締め付け方に注意が必要なものもありました。

また、スギノ75クランクセットについては、互換性の観点から、専用のBBがふさわしいです。

クランクの適切な交換で、愛車をグレードアップしてみてください。