自転車点検の前に洗車をしよう!!ママチャリ編

ママチャリの点検、洗車行っていますか?

長く放置していた自転車は、状態が悪くなっていることが多いです。

そこで、自転車の基本的な点検方法から、洗車方法までまとめてみました。

ママチャリもメンテナンスしてあげることによって長持ちします!!

ママチャリ自転車を洗車しよう!!

乗らずに放置していたママチャリをしばらくぶりに見ると、傷んでいることが多いです。
ママチャリのメンテナンスにはいくつかポイントがありますが、油が使われているところは自転車にとって大切なパーツです。
油に埃が張りついて、その埃が湿ると錆の原因になります。

そのため、錆びないようにまずは自転車の洗車をしましょう。
はじめに洗車をしておいたほうが後のメンテナンスが楽になります。

クリーナーは、『WAKO’S FILTER CLEANER(ワコーズのフィルタークリーナ)』をおすすめします。
使用量はわずかで十分です。

クリーナーを容器に少しとって、油汚れのある箇所にハケで塗布します。
このとき強くこする必要はありません。
下に垂れてくる液を容器で受けて、また使います。

油汚れが気になる全ての箇所に塗った後は水をかけます。
水をかけるとクリーナーを塗ったところが白濁します。
水が透明になるまで水をかけ続ければ完了です。

油が固まってグリス状になったものまではきれいに落とせませんが、メンテナンス前の洗車には十分です。

ママチャリの洗車が終わったらタイヤの点検をしよう

ママチャリの洗車を終えたらまずタイヤをチェックします。
タイヤ次第で自転車の乗り心地は大きく変わります。

走行を快適にするためのタイヤの主なチェックポイントは、’溝’、’空気圧’、’パンクの有無’、’ひび’の有無の四つです。
これらのポイントをおさえて整備するときつかった坂道が楽に上れるようになるほど走りが改善されます。

また、空気圧の表記はメーカーによって違います。
自転車についていた説明書で適正空気圧が確認できます。

空気圧が不足しているとどんなに頑張ってペダルを漕いでも速く走行することができません。
逆に多すぎてしまうとバーストする危険があります。
空気圧の最大値の少し手前程度に空気を入れるとちょうどよいでしょう。

タイヤがひび割れていたり、ひびのある箇所から中が見えていたり、タイヤの溝がなくなっていたり、これらの一つでも当てはまるとしたら、タイヤの交換時期です。

ひび割れはパンクの原因に、ツルツルになった溝はブレーキの効きを弱めてしまうため大変危険です。

ママチャリの洗車が終わったらチェーンに注油しよう

ママチャリを洗車した後はチェーンに注油しましょう。

チェーンの調整には、まず後輪の軸を前後させて、チェーンのたるみが1~2cm程度になるようにナットを緩めて調整します。

チェーンの注油は、まず、チェーンのコマとコマの間に上からオイルを垂らしていきます。
自転車のチェーンにはおよそ100コマあります。
全てのコマの間に注油をするのには10分程度かかります。

どのコマから始めたかわからなくなってしまうので、油性ペンなどで小さい印をつけておくとよいでしょう。
チェーンに注油し終えたら、少しの間ペダルを逆回転させてチェーンとギアに油を馴染ませます。

チェーンに埃や砂がつきやすくなるのを防ぐために余分な油を布でふき取ったら完了です。

チェーンが完全に錆びてしまっていたり、音がひどい場合には自転車ショップに相談しましょう。
チェーンは一度錆びてしまうと錆を取るのはとても大変です。

錆びる前のメンテナンスが重要です。
ベダルをこぐときにカチャカチャ音がなる場合は錆の他にチェーンのたるみが疑われます。

チェーンのたるみがひどくなるとチェーンが外れてしまいます。
走行中にチェーンが外れると転んでしまう可能性があり大変危険です。

チェーンのたるみがある場合も自転車ショップで見てもらいましょう。

自転車で最も重要なブレーキの点検法

ママチャリを洗車、注油した後はブレーキとライトも点検します。
ブレーキは自転車で最も重要なパーツのひとつです。

ブレーキ点検のポイントは、ブレーキの効き具合とブレーキをかけるときに異音がしないかどうかの二つです。

長年使用している自転車の場合、劣化によってブレーキに異常が出ることがあります。

また、乗り始めてから数ヶ月程の新車に多いのが、ブレーキレバーがグリップに触れてしまうほど深く握れる状態になってしまうことです。
ブレーキワイヤーが伸びてしまっている可能性があり大変危険です。

ブレーキの効き具合はブレーキレバーについているネジを回して応急的に調整ができますが、ブレーキの故障は大変な事故につながる可能性があります。

新しい古いに関係なく、ブレーキに異音や効きの悪さなどの異常を感じたら、必ず自転車ショップで専門家に整備してもらいましょう。

また、重要なパーツと言ったら、ライトです。
道路交通法上、夜自転車で走行するときにはライトを点灯することが義務付けられています。
自分の安全のためにもライトの点検もしっかりしましょう。

明るさは十分か、チカチカ途切れたりしていないか、後部の赤い反射板が破損していないかなどを確認します。

ライトが点灯しない場合には、電球か配線のどちらかが切れていることが考えられます。
自転車ショップで新しいものに交換してもらいましょう。
ホームセンターなどで自転車用のライトを買って自分で交換してもよいでしょう。

電動自転車は洗車をしても大丈夫!?防水性能は?

電動アシスト付きの自転車には電気が使われます。

電動アシスト付きの自転車もママチャリと同じように雨の中を走ったり、水をかけて洗車したりしてよいのでしょうか?
防水性能はどれくらいあるのでしょうか?

そのような疑問を抱えている人もいることでしょう。
お答え致します。

国内の代表的なメーカーであるパナソニック、ヤマハ、ブリジストンなどが製造販売している電動アシスト付き自転車の場合、バッテリーボックスの端子部分やモーター部分には雨水がかかっても支障のないように防水加工が施されています。

そのため、生活防水の基準を十分に満たしているので、普通の雨であれば濡れても全く問題ありません。
チャイルドシート付きの電動自転車の場合、チャイルドシートクッションにも撥水加工と防水加工が施されています。

ただし、自転車が倒れた状態で長時間大量の雨にあたってしまったり、水道水を直接かけて洗車したり、逆さまにして洗車したりするのはNGです。
バッテリー内部に水が侵入してしまった場合には使用するのを控えて、販売店に相談しましょう。

ママチャリ自転車も点検が基本!!

寒い季節は乗る機会が少なくても、暖かくなるとママチャリに乗りたくなるという人も多いのではないでしょうか。
乗り始める前の点検は怠らずにしっかりと行いましょう。

考えてみてください。
もし走っている途中にタイヤがパンクしてしまったら、もしブレーキが効かなくなって止まることができなくなってしまったら、もし突然チェーンが外れて転んでしまったら。

自分が大怪我をするだけなく、子供や他の人を巻き込んでしまう可能性もあります。
自転車の点検は一月毎に一度自分で行うのが理想的です。

しばらく放置していた自転車に乗り始める場合には専門家に点検してもらってから乗りましょう。

自転車を長く快適に利用するためにもこまめなメンテナンスが必要です。
メンテナンスをすることで安全に安心して自転車に乗ることもできます。

また、自分でもメンテナンスをしていても、年に一度は自転車ショップに点検整備を依頼しましょう。
ママチャリの洗車やチェーンの注油は自分でもできますが、それ以外のパーツの注油や調整、消耗品の交換などは難しいでしょう。
数百円で受け付けてくれるところがほとんどです。

自転車ショップに問い合わせてみるとよいでしょう。
きちんとメンテナンスされて安全な自転車は走りも快適で、お出かけが一層楽しくなります。

自転車の点検は必ず行おう

長らく乗っている自転車は、点検が必要です。

そのまま乗り続けていると、思わぬ事故を招く恐れもあるため、しっかりと日ごろからの点検が重要になってきます。

自分でやる時間がない!!という方は、専門店で点検してもらいましょう。