ブリヂストン・アンカーのロードバイク「RL6」は、表題の通りハッキリとした特徴のあるモデルで、今までありそうで無かった線を狙っています。
こういった特徴のあるものは、ユーザーさん以外にも取り上げられやすく、ブログなどに書かれることも多くなります。
そこで今回は、RL6の特徴をブログの情報なども参考にご紹介していきます。
ロードバイクのブログは複数の物を参考にする
ロードバイク関係のブログには、実際に購入した方が実際に走ってみた感覚(使用感)を書いたものがあります。
また、これから販売する店舗が宣伝用に書いているもの、そして、テストライダーのインプレを載せているブログなどがあります。
いずれも当然ながら書き手の主観が入りますので、全てを鵜呑みにする訳にはいきませんが、これから購入する方には大変参考になるはずです。
後述しますが、アンカーのRL6はアルミフレームでありながら、アルミの良さを薄めて、上位グレードのカーボン車の乗り味に近づけるという、珍しいコンセプトがあります。
そうなると、特に店舗の宣伝やライダーのインプレはそこに集中してきますので、自分が欲しい情報が得られない可能性もあります。
その分、実際に購入した方のブログは内容が多岐に渡っていますし、自分が走った場所の地形や路面状況なども記載されていることがあります。
このようにブログは、色々な境遇の方が書いている物を複数参考にするとよいでしょう。
アンカー・RL6の特徴
それではここで、アンカーの「RL6」をご紹介します。
アンカーのロードバイクはレーシングモデルの「RS」、ロングライドモデルの「RL」、クロモリフレームの「RNC」に分類されています。
RSとRLには違うフレーム素材のものが用意されており、品番9と8がカーボン、6と3がアルミです。
したがって、RL6はロングライドモデルのアルミフレーム車ということになります。
そして、冒頭からお伝えしているように、RL6はカーボンの上位グレード「RL9」のコンセプトを受け継ぎ、可能な限り乗り味を近づけているものです。
具体的にはRL9のチューブの形状に近づけることであり、六角形や四角形にして再現を試みています。
また、完成時のしなりや強度をカーボンに揃えるための工夫もされており、アルミチューブの太さや径も精査されています。
最初に何も伝えずに、機種も伏せて行ったテストライドでは、「最初はカーボンアルミか分からなかった」という一言が出たという逸話を、ブログで見たことがあります。
アンカー・RL6の衝撃吸収性は従来のアルミフレームの域を超えている
アンカーのロングライドモデル「RL」シリーズは、長距離を快適に疲れずに走るというのがメインのコンセプトです。
そのため、RL6も衝撃吸収性を高めるために、チューブやフォークの各所に曲げ加工を施してあります。
特に、サドルより後ろ側の衝撃吸収を大きく左右するシートステイは、RLでは板ばねのような平たい形状ですが、RL6は弓のような中央にしなりのある形状にして、しなやかさを出しています。
実際のユーザーさんのブログでは地面からの突き上げや、段差を超える際の衝撃の伝わり方がマイルドという声が多いのですが、これはこのシートステイによるところが大きいです。
また、これはRLシリーズ全体に言えることですが、巡航性の高さ(スピードの維持)も特筆ものです。
曲げ加工を施したり、ホイールベースを長く取っていますので、爆発的な加速力は望めませんが、スピードに乗ればそこからはフレームが勝手に維持してくれる感覚になります。
長い距離を走るにはいかに脚を溜められるかが重要ですので、巡航性の高さは大きな武器になります。
アンカー・RL6のブログの掲載頻度が低いグレードでも適応するものがあるはず
アンカーのRL6にはフレームセット(フレーム+フロントフォーク)と、3つのグレードの完成車が用意されています。
フレームについてはここまでお話ししてきましたので、ここでは完成車についてお伝えしていきます。
ショップ系のブログでは最上位モデルが紹介されることが多く、RL6もシマノ・105を搭載した「EQUIPE」がよく取り上げられています。
しかも、2019年モデルは進化した新・105の「R7000」が搭載されるので、ますます注目度が上がっています。
105はレースにも使用できるほど高性能なコンポですし、新しいモデルはブレーキレバーやクランクなど、ロングライドに適した仕様が数々見られますので、RL6との相性も抜群かと思います。
ただし、3種の完成車のフレームは同じ物なので、あえて一番価格の安い「EX」を選ぶ手もあります。
両者の価格差は約5.5万円、これはコンポとホイールのグレードが少し落ちる分の差です。
ただし、コンポはスピードには影響がなく、スピードが欲しいのであれば、注目すべきはホイールです。
そのため、あえてコンポの差には目をつぶり、価格の差額でホイールをよい物にするという方法もあります。
ブログに見るアンカー・RL6に適した装備品
アンカーのRL6はロングライドモデルということで、ブログではツーリング仕様にしている人が目立ちます。
サイクルコンピューターやボトルケージなどは、ロングライドモデルで無くても割と最初から取り付けるケースも多いです。
しかし、泥除けやスタンドはロングライドモデルならではであり、特に通勤などで実用的な使い方をする場合は必需品かとも思います。
カーボンフレームですと取り付ける場所によってはフレームが傷付いたり、最悪破断してしまう可能性がありますが、RL6はアルミなのでそういった心配がないので安心です。
そして、自転車に取り付ける装備品だけでなく、自分に身に付けるものも用意しなくてはなりません。
安全面からヘルメットは欠かせませんが、ロングライドにはグローブとサイクルパンツもあった方がより快適です。
長い時間ロードバイクに乗っていると、ハンドルを握っている手や、サドルに座っているお尻には振動や衝撃が伝わって、疲労がたまってくるものですから、少しでも対策をしておくことが重要です。
アンカー・RL6でのロングライドに欠かせないもの
ロングライドとなりますと見知らぬ場所に出向くことも多くなり、その際に一番怖いのはトラブルです。
特にタイヤのパンクは起こりがちですから、自力で修理を行えるようにしたいものですし、パンクのほとんどはチューブに穴が空くことなので、予備のチューブは携帯しておきたいです。
また、携帯食や雨具なども装備しておきたいので、荷物を運ぶ手立てを考えなければなりません。
その場合、リュックサックのような、背負うバッグがよいと考えるかと思います。
しかし、ロードバイクでは荷物を背負って走るのが、ことのほかうっとうしく、汗もかきますので、思った以上に不快なものです。
そこで提案したいのがサドルバッグで、これは多くのブログなどで取りつけている方が報告してくれていますし、おすすめのバッグを紹介してるブログなどもあります。
サドルバックは文字通りサドルに取り付けるバッグで、バックルやマジックテープで装着できるので簡単に取り外すことができます。
また、サイズは様々ですが、小さいものでもチューブや工具、携帯用の空気入れなどが入りますので、利便性がとても高いです。
そして、アンカー・RL6はハンドルが高い位置に設定できる形状であり、その分シートポストを長く出せますので、大きいサドルバッグも取り付けやすいです。
ブログではRL6のコンセプトが伝わっているのが見てとれる
今回は、アンカーのRL6をご紹介しました。
カーボン乗り心地をアルミで実現させるという難しいテーマに挑戦していますが、複数のブログを見る限り、その意図はおおむね伝わっているようでした。
ただし、評価はあくまで主観で人それぞれですから、なるべく多くのブログを見て、広い視野で考えるようにしてください。