ストライダーには様々な色が用意されているので、色で迷われる方が結構多いと聞いています。
その中には、男の子に「ピンク」、女の子に「黒」など、「イメージが偏り気味の色を選択してよいものか?」と言う悩みもあるようです。
そこで今回は、ストライダーにおいての、色の選択について考えてみましょう。
ストライダーの種類とカラー【男の子用、女の子用の区別はない】
ストライダーには基本の「クラシックモデル」と、オプションパーツなどでグレードアップされた「スポーツモデル」があります。
性別での分類はされておらず、男の子も女の子も乗ることができる仕様です。
スポーツモデルはハンドルに衝撃緩和のためのパッドと、シートを高くできるシートポストが付属してきます。
また、シートが柔らかいので衝撃が伝わりにくく、乗り心地がよいのも特徴です。
どちらにするかは別記事でさらに詳しい説明があるのでそちらを参考にして頂くとして、色も判断材料の一つになりそうです。
クラシックモデルは赤・青・緑・ピンクの4色、スポーツモデルはこの4色に、黒・黄色・オレンジが加わり全7色での展開です。
車体以外のパーツの色は全て黒なので、コーディネイトも気になるところですが、カスタム用に差し色が入れられるカラーパーツも用意されています。
色の組み合わせの確認は、ストライダー公式ホームページ内の「きせかえコンテンツ」が、分かりやすくておすすめです。
色には男の子向き・女の子向きという「固定観念」がある
今回はストライダーの色選びについて考えていきますが、乗り物において色は走りには何の影響も与えないものです。
「赤だから速い」、「黒だから遅い」などということはありえず、あくまでもイメージの問題です。
そのため、本来は何色を選んでもよいものであり、お子さんの好み最優先で間違いのないところです。
ただ分かっていてもそれが中々難しく、筆者もそうですが「固定観念」というものが邪魔をしてきます。
筆者は中年と言われる年齢ですが、子どもの頃は男の子は黒、女の子は赤というイメージでした。
それは何から連想されているかというと、小学校時代のランドセルの色で、ほぼこのパターンでした。
また、戦隊のヒーローものを好んでよく見ていた覚えがありますが、女性のキャラクターはピンクが多かったと記憶しています。
こういったものは統計を取れば覆る可能性もある不確定要素ですが、イメージとして潜在意識に刷り込まれてしまっているのではないでしょうか。
ストライダーの人気上位の色は性別を問わないものなのか?
前項のお話は決して全ての方に当てはまることではないですが、この記事を書く際に参考にさせて頂いたブログで、ストライダーの色について躊躇している親御さんが多いことが分かりました。
ストライダーにはピンクがありますが、通販サイトの公式販売店舗になっている「楽天市場」の人気ランキングでは、スポーツモデルの7色中大体4位か5位です。
ランキングは変動していますが、上位を占める頻度が高いのは、赤、黄色、黒といったところです。
黒は微妙ですが、赤や黄色は男の子でも女の子でも違和感がないから上位に来ているという推測もできます。
もちろんこれもイメージの問題ではありますが、性別を関係なく選べる色なのかもしれません。
実際に今の幼稚園や保育園などの制服は、男の子は青、女の子はピンクという色分けがされている所が多いと聞きます。
これを考えると青やピンクは性別を選ぶ色となり、ストライダーで人気の色にならないのはこういった背景もあるのかと思われます。
ピンクのストライダーをからかわれてしまった男の子がいた!
筆者がこの記事を書くきっかけは、友人のお子さんがストライダーの色のことで周りからからかわれたというのを聞いたことにあります。
今回のタイトル通りで、男の子でピンクのストライダーに乗っていたわけですが、周りのお友達から「ピンクは女の子の色だよ」と言われたらしいのです。
それ以来その子は、ストライダーに乗らなくなってしまったそうです。
友人からその話を聞いた時は「そんなこともあるんだな」くらいの認識でしたが、実際に調べてみると同じような体験をしているお子さんが多いことに驚愕しました。
逆のパターンもあり、女の子が黒や青のストライダーに乗っていて同じ様な経験をした事例もありました。
世間は筆者が思っている以上に固定観念が強く、それが現代のお子さんにまで浸透してしてしまっているということでしょうか?
いずれにしても、お子さんの喜ぶ姿が見たくて買ってあげるストライダーが、逆に悲しい思いをさせてしまう可能性があるというのは見逃せない事実です。
男の子の憧れ「ハーレーダビットソン」とのコラボモデルにピンクがある!
ストライダーには有名な企業とのコラボモデルがいくつかありますが、その中にはアメリカのオートバイメーカーで世界的な知名度を誇る「ハーレーダビットソン」とのコラボもあります。
排気量1000㏄前後の大型バイクが中心だけに、客層のシェアは圧倒的に男性が占めていると言われています。
いわゆるハーレーには男性的なイメージがあるということですが、そのコラボモデルは3色で、黒、オレンジ、そしてピンクになります。
しかも、ホームページの製品紹介コーナーでは、男の子がピンクのモデルに乗っている写真が掲載されています。
これは今回のテーマからすると非常に興味深いことであり、極端な解釈かもしれませんが、「男の子にピンクはあり」をアピールしたいのかとも受け取れます。
おそらく男性的なイメージのあるハーレーは、女の子にも乗って欲しいという思惑で、ピンクをラインナップさせていると思われます。
しかし、先述しましたが、ピンクはストライダーでは人気とは言えないカラーですので、あえてそこに踏み込んでいるには「男の子でもいいんだ」というアピールと、筆者は思えてなりません。
男の子でもメンタルが強ければピンクのストライダーでもよい!
今回は「男の子にピンクのストライダーは?」というテーマでお話してきましたが、やはり基準はあくまでもお子さんの意志です。
好みは人それぞれですから、男の子でもピンクを希望すれば、それを尊重してあげたいところです。
しかし、お伝えしてきたように固定観念というのは一筋縄ではいかない部分もありますので、そこで一度お子さんのメンタルを考えてみてはどうかと思います。
もし周りのお友達から何か言われたとしても、「どこ吹く風」くらい気にしない強いメンタルがあれば何の問題もありません。
しかし、先ほどお伝えした筆者の友人のお子さんのように、気にしてしまうようなメンタルであればピンクは避けた方が賢明でしょう。
それでも、お子さんは強くピンクを希望するも、親御さんは避けたいという状況もあるかと思います。
その場合は、車体は別の色にするとして、カラーパーツでピンクを差し色するという手があります。
ハンドルの持ち手に付ける「グリップ」や「ホイール」をピンクにしてあげることで、折り合いをつけてみるのもよいかと思います。
最初から「男の子=ピンクなし」と決めつけてはいけない!
今回はストライダーの色について、男の子にピンクはどうなのかを考えてきました。
思っている以上にピンク=女の子のイメージが定着しているというのが、今回分かりました。
それでも、お子さんの希望を最優先してあげるのが一番ですし、強いメンタルを持っていればなおさらです。
そのため、最初に選択肢から外すのではなく、試行錯誤しながら決めていきましょう。