小さい子供の初めての乗り物として人気のあるストライダーですが、毎日乗っているとタイヤが磨り減ってきてしまいます。
磨り減ったタイヤで乗っていると、タイヤのグリップも低下し、操作性も低下してきます。
そこで、ストライダーのタイヤ交換の時期や、タイヤの種類についてご紹介します。
ストライダーのタイヤ交換は必要?
子供の初めての乗り物に、ストライダーを選ぶ人も多いのではないでしょうか。
自転車に乗る前のバランスを鍛えるためにストライダーを利用する方が増えています。
そして、走行する上でもっとも重要な要素となるタイヤですが、ストライダーにはEVAポリマーという樹脂製のタイヤが装着されています。
この樹脂製のタイヤですが、使用しているうちに当たり前ですが路面に擦れて凹凸がなくなってきます。
凹凸のなくなった樹脂のタイヤは、タイヤというよりも硬いスポンジの塊のようになり、滑ってしまいます。
タイヤがそのような状態になってしますと乗り難いだけでなく、危ない乗り物になってしまいます。
また、ストライダーに乗るステージによっても、タイヤの種類を変更すると乗りやすさも向上し、スピードも上がります。
ストライダーのタイヤ交換は、タイヤの磨耗の具合やステージの変更などに合せた時期に交換すると良いでしょう。
ストライダーのタイヤがすり減ったら交換の時期!
さきほど、ストライダーに付いている樹脂製のタイヤはすり減ってくると滑ったり、乗り心地が悪くなるため、タイヤ交換をする時期になるとお伝えしました。
まずは、ストライダーに標準装備されているタイヤについて少しご説明します。
材質は、先にお伝えしましたが、EVAポリマーというウレタンの樹脂でできています。
重さは約400gほどで、とても軽量です。
ホイールはプラスチック製で、12インチのとても小さなサイズです。
2歳からを対象として子供が乗るので、サドルの位置も低くするためにタイヤサイズも小さく設計されています。
そのため、重心が低く、安定した走行が期待できます。
使用頻度にも大きく影響されますが、通常2年程使用していると、このタイヤの表面は擦れてすり減ってしまいます。
このすり減りと同時に、タイヤのパターンもなくなってしまうため、路面が濡れていたりすると、滑る原因となります。
また、コーナリングなどの際に、グリップ力が低下してしまうため、大変危険な乗り物となってしまうことがあります。
ストライダーはノーパンクタイヤのため、「パンクが原因でタイヤを交換しなくてはいけない」ということはありませんが、使用しているとどうしても表面のすり減りは避けられません。
タイヤ表面がツルツルになったら、タイヤ交換をする以外回復させる方法はありません。
ストライダーのタイヤ交換はこうする!
ストライダーのタイヤ交換は、とても簡単に行うことができます。
その方法とは、ホイールとタイヤがセットになっているものをそのまま丸ごと交換してしまう方法です。
まずは外し方ですが、ストライダー本体を引っくり返し、タイヤが上にくるように置いてあげると作業がしやすくなります。
ストライダーのタイヤの中心に、シャフトが付いています。
このシャフトのナットでストライダー本体のフォークを挟みこみ、固定されています。
そこで、シャフトに付いているナットを左右両方とも均等に緩めていきます。
ナットを完全に外さなくても、フォークはUの字に溝が切られていて、その中にシャフトが収まっているので、抜くことができます。
フロント側は、上側に抜くように持ち上げると外すことができます。
リヤ側は、後ろ側に抜くようにするとそのまま外すことができます。
ナットを外すときは、14mmのスパナやモンキーレンチを使い、左右同時に回転させていきます。
ホイールを外せたら、新しいホイールの取り付けを行います。
ホイールのシャフトには、ナットの他にダブワッシャーとフラットワッシャーが付いています。
このダブワッシャーとフラットワッシャーの間にフォークが入り込むように取り付けます。
ダブワッシャーにはツメが付いているため、このツメをフォークの溝に入れるように取り付けます。
外したときと同じように、左右均等に締め付けていきます。
最初は手で回るところまで回し、硬くなってきたらスパナなどを使い本締めを行います。
リヤ側の作業を行う場合には、シートの位置を高くしてあげるとホイールの位置が上がり、作業がしやすくなります。
このような手順で、タイヤ交換の時期がきたら、自分で簡単に交換することができます。
ストライダーのタイヤの種類
ストライダーがタイヤ交換の時期を迎えたら、単純に最初から取り付けられている物と同じ新しいタイヤに交換することが多いかもしれません。
しかし、ストライダーには、もともと取り付けられているタイヤ以外にも、グリップが向上していて、排水性の高いゴムタイヤがカスタマイズ用の商品としてラインナップされています。
ただし、このゴム製のタイヤはEVAポリマーのタイヤと比べると、重くなっています。
また、普通の自転車のタイヤと同じく空気を入れる必要があるタイプです。
ホイールはアルミ製で、取り付け方法は、前述した樹脂のタイヤと同じ方法で取り付けることができます。
この他にも、社外製品としてもゴムタイヤが販売されていて、ダート用のブロックタイヤや、オンロード用のスリックタイヤといった、走るステージに合せたタイヤを選ぶことができるようになっています。
ストライダーは人気が高いため、純正品以外の物も通販などで簡単に手に入れることができます。
ブロックタイヤへタイヤ交換する時期
ストライダーのタイヤは、もともと取り付けられているEVAポリマーのタイヤ以外にも、ゴム製のブロックタイヤや、スリックタイヤがあることをお伝えしました。
普段の使い方では、もともと装着されているEVAポリマーのタイヤでも充分なのですが、オフロードレースに参加しようと思ったら、やはりオフロード用のブロックタイヤにタイヤ交換をする時期だといえます。
舗装されていない路面を走るのであれば、グリップ力の高いゴムタイヤでさらにブロックが付いていれば、濡れているオフロードでもしっかりとグリップ力を発揮してくれます。
ブロックタイヤは純正品でも、アルミホイールとセットで販売してされています。
ただし、ゴムタイヤなためチューブが中に入っています。
チューブが入っているということは、空気を入れる必要があり、また空気が抜けてくることも考えられます。
バルブは米式なので、シティーサイクルに使っているポンプは使用できませんが、米式専用のポンプや、変換コネクターを使えば、シティーサイクルと同様に空気を入れることができます。
ブロックタイヤはレース以外にもグランドでストライダーを乗るときなどにも、その違いがはっきりわかるでしょう。
スリックタイヤへタイヤ交換する時期
舗装されていない道路や、オフロードでのレースにはブロックタイヤがおすすめなのですが、舗装されている路面では、これまで通りのEVAポリマーのタイヤが良いのでしょうか?
先ほどもお伝えしたように、ストライダー用のスリックタイヤも販売されています。
純正品ではなく社外品になりますが、ロードバイクなどで使われている物と同じように、中央部にパターンの刻まれていない物で、舗装されている道路ではグリップ力の高いゴムタイヤです。
こちらも、チューブがタイヤの中に入っているため、ブロックタイヤと同様に空気圧の管理が必要になります。
走行するスピードが上がって、EVAポリマーのタイヤでは、コーナリングでグリップ力が足りなくなってきたと感じたら、このようなスリックタイヤに切り替える時期であると考えられます。
子供の成長は早いので、いつのまにか購入したときの仕様では物足りなくなっていることがあります。
そのようなときに、このスリックタイヤにタイヤ交換してあげるだけで、ストライダーの運動性能が向上します。
ストライダーのタイヤは成長や目的に合わせてタイヤ交換をしよう!
ストライダーのタイヤは、購入時に装着されているEVAポリマーの物の他に、ゴムタイヤのブロックタイヤ やスリックタイヤが販売されています。
乗るステージに合せてタイヤ交換したり、子供の成長に合わせた時期にタイヤを選ぶようにして、カスタマイズしていきましょう。
また、タイヤがすり減ったらその時も交換が必要な時期になります。
ホイール毎の交換なら、簡単です。
安全のためにも交換をしてあげましょう。