ストライダーは車体のカラーはバリエーションが豊富ですが、パーツの色は標準装備では全部黒色です。
しかし、車体との組み合わせでカスタムをしたいという要望も多く、カラーパーツがいくつか用意されています。
ハンドルの持ち手にはめるグリップもその一つですが、元の装備を外すのに工夫がいるようですので、今回はグリップの外し方も含めて、ストライダーのグリップのカスタムを見ていきます。
ストライダーの種類による仕様の違い
今回はストライダーのグリップについて、外し方や種類などをお話していきますが、まずはストライダーの概要についてご説明します。
ストライダーは子供用の「ペダルなし自転車」で、このカテゴリーでは世界で最も販売台数の多い乗り物です。
サイズがコンパクトで軽量なので、対象年齢が2歳からですし、ハンドルやシートの高さを調整できる幅が広いので、5歳まで対応可能としています。
ストライダーには基本の「クラシックモデル」と、オプションが付いた「スポーツモデル」があります。
クラシックモデルでも、何も過不足はありませんが、スポーツモデルの方がお子さんに優しい仕様になっています。
転倒して、万が一ハンドルが顔面など身体に直撃した時に守ってくれる「ハンドルバーパット」は、スポーツモデルのみ標準装備です。
また、付属のシートはシートポスト一体型ですが、身長が100㎝を超えた(4歳)くらいから短く感じてきます。
そこで、スポーツモデルにはクラシックモデルよりも最長で10㎝以上高くなる、ロングシートポストが最初から付属してきます。
さらには、シートがクッション性のある柔らかいものになります。
そして、今回の主役であるグリップも、クラシックモデルは直径27㎜に対して、スポーツモデルは22㎜と少し細くなっています。
ストライダーのグリップの太さによる違い
前項ではストライダーの概要をお話しましたが、グリップの太さについて、もう少し掘り下げて考えてみましょう。
どんなに手が大きくても小さくても変わらないことは、円形の筒状のものは太い方が握りづらいということです。
これはお子さんにも、もちろん当てはまるので、スポーツモデルのグリップの方が握りやすいことは確かです。
身体が成長して手も大きくなれば、クラシックモデルの27㎜でも持て余してしまうことはないですが、2、3歳の段階では、細いのに越したことはありません。
ただし、太ければ地面からの振動を多く吸収してくれますので、衝撃は伝わりにくくなります。
そのため、手に優しいのは太い方ですから、一概にどちらがよいとは決められません。
このあと、グリップの外し方の説明をしますが、特にどちらが脱着しやすいということもないので、お子さんが握りやすい方を選んであげてください。
ストライダーのカラーグリップの種類
それではここから、ストライダーのグリップの種類や外し方についてお話していきます。
純正のカラーグリップはボディーカラーにも採用されている、赤、青、緑、ピンク、黄色、オレンジに加え、白が加わります。
なお、標準装備の黒もスペアパーツとして用意されていますので、破損や汚れなどがあった際に、同じものに交換することも可能です。
なお、カラーグリップは2個1セットで販売されており、先述通りクラシックモデルとスポーツモデルはハンドルの太さが違いますので、必ず専用のものを選んでください。
価格はクラシック用が1,000円(税抜き)、スポーツモデル用が1,200円です。
カラーの組み合わせですが、ストライダー・ジャパンのホームページに「きせかえコンテンツ」というコーナーがあります。
そこでは、車体、グリップ、シート、ホイールなどのカラーを任意で選び、その組み合わせを画像で確認することができます。
イメージが湧きやすいと思いますので、交換前に確認してみてください。
ストライダーのグリップを再利用しない場合の外し方
それでは、ストライダーのグリップ交換方法をご説明しましょう。
まず、古いグリップの外し方ですが、前提として素手では外れませんので、何らかの工具は必要です。
また、外したものを再利用するかしないかで、外し方が違います。
ストライダーは洋服などと同じで、「お下がり」というのも大いにあり得ます。
そして、男女兼用なので、例えばお姉ちゃんのためにグリップをピンクにしたけれど、弟が使う時になったら黒に戻したい、ということになるかもしれません。
そんな時のために、保存しておいてもいいかと思います。
ただ、長年使っているとゴム製のグリップは劣化してすり切れたりしますし、ベタ付きが出ることもあるので、保存する場合はしっかりと見極めてください。
いらない場合は、カッターで切り裂いてください。
少々手荒な方法に映りますが、自転車のグリップではオーソドックな交換方法ですので、さほど気にしなくても大丈夫です。
ハンドルをカッターで傷付けないように、グリップを少し浮かせてから切り込みを入れるといいでしょう。
ストライダーのグリップを再利用する場合の外し方
ストライダーのグリップの外し方ですが、次は、外したものを保存しておく際の外し方です。
これは当然ながらなるべくきれいに外さなくてはいけませんので、丁寧に行うことが重要です。
用意して頂くのは、マイナスドライバーと石鹸水です。
石鹸水は水に台所用洗剤を2、3滴たらして、よくかき混ぜてください。
マイナスドライバーをハンドルとグリップの間に挟んで、そこに石鹸水を流し込みます。
数か所場所を変えて行ってから、グリップを左右にねじりながら抜いていきます。
固着してしまって石鹸水ではダメな場合は、市販の潤滑スプレーを使ってみましょう。
ドアや窓などをスムーズに動かす際にも使えるので、1本あると何かと重宝します。
ただし、たくさん吹き付けると落とすのが大変ですので、2、3か所にワンプッシュ程度でOKです。
潤滑スプレーを使用した場合は、交換した時にハンドルに油分が残っているとグリップが固定できないので、交換前に十分にふき取ってください。
グリップの外し方・付け方は簡単!お得な買い方
ストライダーのグリップの外し方をご説明しましたが、いずれにしてもそこまで特殊なことはないので、自力で行えるはずです。
新しいものの装着は、外す際に使った石鹸水をグリップ内に塗り込んでからねじ込むと、素手でも入ります。
石鹸水が乾くまではグリップが回転してしまうので、一晩置いてから使用してください。
先述したきせかえコンテンツで見て頂けると分かると思いますが、グリップをカラーにすると、印象がガラッと変わります。
まして、グリップは一番高いところに付いているので、よく目立つんですね。
カラーにしたからといって握りやすくなるなど機能面のメリットはないですが、価格も手ごろで、作業も簡単ですので、車体の差し色としておすすめです。
なお、本体購入時に一緒にカラーグリップを購入することもでき、特にネット通販であれば交換した状態で発送してくれます。
交換費用が1,000円かかりますが、最初からカラーグリップにするのであれば、考えてもいいかと思います。
グリップ一つでストライダーのイメチェン!
今回はストライダーのグリップ交換についてお話しました。
あくまでも差し色としてアクセントを付けるカスタムなので、「最優先」というわけではないですが、全体の印象が変わるのは、嬉しいですよね。
交換の際は、クラシックモデルとスポーツモデルではサイズが違いますので、くれぐれも注意してください。