スポーツバイクのホイールやタイヤなどのパーツは、街の自転車屋さんでは中々手に入りにくいです。
プロショップやサイクルチェーン店はパーツも販売していますが、店舗の規模の問題もあり品ぞろえに限界があります。
そうなると大型店舗ということになりますが、関東近郊であれば東京に集中しています。
そこで今回は、東京で自転車のパーツが豊富に品揃えされているお店をご紹介します。
東京都内の店舗数では群を抜く自転車パーツのお店
今回は、筆者の独断と偏見で、東京で自転車パーツを豊富に揃えている店舗をご紹介します。
まずは、東京のみならず全国に30店舗以上の店舗を持つ【Y’s Road(ワイズロード)】です。
スポーツバイクの完成車から、ライトやカギ、工具まで、自転車用のパーツで困ったらまずここに行けば解決するだろうというラインナップの豊富さを誇ります。
スポーツバイクはサイズ選びが難しく、自分に合ったサイズでないと性能を引き出せないばかりか、身体を痛める原因にもなります。
そのため、完成車の購入には試乗をしてサイズを合わせていきたいのですが、ワイズロードの「上野本館」には約200台の試乗車が用意されています。
様々な機種やサイズが揃っていますので、とりあえず乗ってみたいという方も気軽に試乗できます。
ワイズロードには、ウェアやシューズ、ヘルメットなどのアパレル専門店「ウェア館」や女性向けの「レディース館」などもありますので、より専門的なアドバイスも望めます。
自転車のパーツを探している人、これからスポーツバイクを始めるという人も、まず1度訪れてみると見識が広がる可能性大です。
東京の「パーツ王国」と呼ばれるお店がある!
ワイズロードの中でも特に「パーツ」の品揃えで群を抜いているのが、「池袋チャーリー店」です。
池袋は多くのオフィスと商業施設が立ち並び、JRを始め多くの私鉄各線が乗り入れをしている、東京を代表する場所の1つです。
お店の謳い文句は「サイクルパーツ王国」ですから、その品揃えが垣間見えます。
ここは完成車を自分なりにカスタムしたい方におすすめの店舗で、これからレースに参戦を考えている場合のレーシング仕様などの相談には、鋭い視点で相談に乗ってくれます。
筆者のことを信用してくれている知り合いにも、一度別の人の意見も聞いた方がよいということで、この店舗を勧めてみました。
すると、筆者とは別の視点での話があり、とても参考になったと喜んでいました。
また、池袋チャーリー店はアウトレット品の品ぞろえが多く、50%引きなどは当たり前の部類で、中には80%引きの物まであります。
ですから、愛車の自転車を安くカスタムしたいのであれば、まずここに脚を運んでみましょう。
東京随一の規模を誇るお店
続いてご紹介するお店は、江戸川区中葛西に店舗を構える「サイクルパラダイス」です。
以前はチェーン展開をしており、東京各所に支店があったのですが、お店を1店舗に集約して超大型店となりました。
筆者も行ったことがありますが、店舗の大きさと品数の多さに度肝を抜かれました。
サイクルパラダイスは、自転車の買い取りも行っているので、中古のスポーツバイクの品揃えも豊富です。
スポーツバイクは高額でお買得の中古品を求める声も多いですから、思わぬ堀だし物が見つかるかもしれません。
パーツも充実しており、ところ狭しと並べられたショーケースにびっしりと展示されています。
中には、「いつの時代のパーツ?」と思わせる、ビンテージ物なども販売されています。
また、天井からは多くのフレームやホイールが吊り下げられており、その光景はスポーツバイクの展示会さながらです。
アパレルショップと見間違えるほど、ウェアやバッグも多数揃っているので、自転車好きなら一日中いても飽きないでしょう。
なお、修理は行っていませんので、お気を付けください。
自転車のパーツを実店舗で購入する意味
東京で自転車のパーツの品揃えが豊富なお店をご紹介していますが、ここでは少し視点を変え、パーツを実店舗で購入する必要性を考えてみます。
スポーツバイクは完成車は別として、パーツはネット通販で購入する方も多いでしょう。
スポーツバイクのパーツは全体的に単価が高いものが多いですから、値引き率の大きさを考えればむしろ当然とも思えます。
しかし、そこには相談者は存在せず、全ては自己判断での購入になります。
同じパーツでも品番が違えば、自分のバイクに適合しない可能性もありますし、必ずしも良好な状態で届くとは限りません。
その点では、店員に相談できる実店舗は間違いも少ないですし、点検・整備をしてから販売してくれますので購入してすぐに使用できます。
また、修理などもその店舗で購入した物なら特価で承ってくれる所が多いですし、故障や盗難時の保険制度がある店舗もあります。
自転車に精通していて、何でも自力で修理・整備ができるという猛者は別として、特に初心者の方は実店舗での購入が望ましいかもしれません。
専用パーツならメーカー直営の「専門店」
さて、話を戻しますが、自分が乗っている自転車が、直営の「専門店」のあるメーカーの物であれば、一度お店に脚を運んでみたくなりませんか?
専門店でしか販売されていないモデルや、トレックのパーツブランド「ボントレガー」などは、専門店の方が明らかに品ぞろえが多くなります。
専門店は全国展開のメーカーもありますが、やはり首都圏、特に東京近郊が多くなります。
正規販売店の中の「正規」なのが専門店ですから、品揃えは当然のこと、アフターサービスも万全です。
また、型が古くなってしまって部品の調達に時間が掛かるような機種の修理も、専門店であればスムーズにいきます。
「餅は餅屋」なんて言葉がありますが、スポーツバイクはそのメーカーのこだわりの詰まった1台ですので、専門店に越した事はないともいえます。
東京都内でおすすめの自転車パーツのお店
それでは最後に、その他の東京の自転車屋さんを見ていきましょう。
【フレンド商会】
「阿佐ヶ谷総本店」:杉並区阿佐ヶ谷
「西国分寺支店」:国分寺市西国分寺
スポーツバイク専門の老舗で、阿佐ヶ谷総本店は地下2階から地上4階までの6フロア展開です。
パーツやアパレルの専門フロアーもあり、正にスポーツバイクの「デパート」です。
製品用のスペースだけではなく、メンテナンス用のフロアが一階分確保されているところに、安心感があり信頼がおけます。
西国分支店も規模は小さいですが、品揃えは豊富ですしメンテナンスも本店と同様に行っています。
【なるしまフレンド】
「神宮店」:渋谷区神宮前
「立川店」:立川市柴崎町
ロードバイクを専門に扱っている自転車ショップです。
専門だけあり、ロードバイクのコンポはかなりお得な値段で販売しています。
神宮外苑は都内でも有数のサイクリングスポットであり、神宮店はその帰りに立ち寄るには最適な場所です。
立川店はなるしまフレンドのクラブチームの母体なので、経験豊富なスタッフが厳選したパーツが並んでいます。
また、メンテナンス体制も整っていますので、急なトラブルにも対応してくれます。
「何を買うか」以上に「どこで買うか」が重要
今回は「東京都内で自転車のパーツや完成車を購入するなら?」、というテーマで店舗をご紹介してきました。
品揃えの豊富さはもちろんですが、アフターケアの充実も重要なポイントです。
また、いつでもふらっと立ち寄れる気軽さも大事だったりしますので、雰囲気も確認してみるとよいでしょう。