タイヤの文字が白くてお洒落!デメリットにはこうして対処!

自転車のタイヤ側面に、白い文字があると凄く惹かれるものがありますよね?

ロードバイクやmtbのタイヤに多く、白い文字と自転車のデザインが合っていたという理由から、購入された方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、あの白い文字にはデメリットが存在します。

今回は、そのデメリットを理解して、タイヤに白い文字が入っていても、そのタイヤをより長く使用できる方法をご紹介します。

タイヤの白い文字のデメリットを理解しよう!タイヤ基礎編

スポーツ自転車を買う場合、タイヤの白い文字と、自転車自体のデザインが気に入って、ご購入に至る方が多くいらっしゃると思います。

確かに、スポーティーさを感じさせるロードバイクやmtbは、そのタイヤも合わせてお気に入りになるかと思います。

しかし、ご理解いただきたいのは、あの白い文字には、タイヤにとってデメリットがあるということです。

まず、そのデメリットをご説明する前に、タイヤについておさらいしておきましょう。

そもそもタイヤは、何でできているでしょうか?

基本的にはゴムとカーボンです。
ゴムとカーボンを合わせることで、タイヤは現在の強度を保っています。

これは、自動車でも飛行機でも同じです。

どのタイヤも、ゴムとカーボンを合わせて作られているため、カーボンでタイヤ全体が黒くなります。
つまり、タイヤが黒い=カーボンが混ぜられている=強度があるということです。

タイヤの黒さには意味があるのですね。

では、次に白い文字が何故いけないのか、あるいは、白い文字があることでどんなデメリットがあるのかを、ご説明します。

タイヤの白い文字のデメリットを理解しよう!白い文字編

タイヤに白い文字がある場合、果たしてタイヤにはどんなデメリットがあるのでしょうか?

最も簡単な答えを示すなら、タイヤの白い文字の部分から、タイヤに裂け目ができやすくなるということです。

先ほどもお伝えした通り、タイヤはゴムとカーボンでできています。
そして、黒さはカーボンが合わさっていることの証明です。

つまり、白い文字の部分のみ、カーボンが入っていないということになります。

これは、カーボンの入っている部分と、そうでない部分に境界線を作ることになります。

すると、その境界線からタイヤが裂けやすくなります。
白い文字に沿うようにして、タイヤ側面に裂け目が入っていくようになるのです。

こうなると、パンクやタイヤの劣化を早めることになります。
何も対策を施さなければ、白い文字が側面についたタイヤは、すぐに交換することになるでしょう。

これが白い文字のデメリットになります。

しかし、できるだけ白い文字にこだわりたい、という方もいらっしゃると思います。

そんな方の為に、できるだけタイヤを変えずに済ませる対策をご説明していきます。

※タイヤは基本的に消耗品の為、劣化が見えたら必ず交換してください。
今回ご説明するのは、劣化をできるだけ遅くする方法です。
タイヤを変えなくてもよいという訳ではございません。

タイヤに白い文字があっても劣化をできるだけ防ぐ方法!

タイヤに白い文字が入っていても、劣化をできるだけ防ぐ方法は二つあります。

まず一つ目の方法は、タイヤの空気入れをしっかりと行うということです。

とても単純な方法だと思われるかもしれませんが、これが実は非常に大切なことなのです。
空気をあまり入れていなかったタイヤを例にしてみましょう。

そもそもタイヤは、放っておくと徐々に空気が減っていきます。

その影響もあり、空気の少ないタイヤであった場合は、自転車の自重によりへこんだ状態で地面に接します。
この、へこみ=タイヤの形状が変化するという部分に問題があります。

タイヤに空気が入っておらず、へこんだ状態で駐車するとします。

この時、地面に接しているタイヤは、側面にでっぱるように止まっているかと思います。
これをしてしまうと、白い文字と黒い部分の裂け目が広がるようになってしまいます。

つまり、空気を入れていないせいで、裂け目のできる速度が上がってしまうのですね。
こういう事態を防ぐために、空気は適切な状態にしておいてください。

タイヤの空気量は、指で押して、僅かにへこむくらいで十分です。

次に二つ目の方法です。

先ほどと少し似ているのですが、自転車を放置しないことです。
意外に思われるかもしれませんが、自転車は毎日乗ったほうが放置しているよりは、長持ちします。

これは、タイヤであっても同じです。

もちろん、タイヤは乗れば乗るほど擦り減っていくので、タイヤと地面の接地面が劣化していくことは間違いないです。

しかし、放置する時間が長ければ長いほど、次は別のところが劣化していきます。

特に、タイヤの側面などが顕著です。

先ほどの空気を入れていないことにも関わってくるのですが、放置していると気がつかない間に、空気が抜けています。

すると、先ほどと同じく裂け目が広がる状態になってしまいます。

これは毎日乗っていたら、気がついて防止できるかもしれません。

この二つが、タイヤの劣化を抑える方法になります。

ロードバイクとmtbのタイヤに白い文字!どちらが傷みやすいか?

ロードバイクとmtbのどちらかのご購入を考えている方もいらっしゃるかと思います。

その時、どちらのタイヤにも白い文字が入っているという場合、どちらのほうが長持ちしやすいかをご説明します。

実際には、多種多様な原因がある為、一概には言えないということを念頭に置くようお願いします。
まず、多くの方はmtbのタイヤのほうが傷みにくいと考えると思います。

元々、山を登る為に作られた自転車なので、タイヤもまた強く作られているとお考えになるでしょう。

もちろん、ロードバイクとmtbのタイヤを比べた時に、どちらが強いのかは明白でmtbが断然強く作られています。

しかし、この白い文字による裂け目になると、話が少し違ってきます。

タイヤは、文字に沿って裂けていきます。
これは、mtbであってもロードバイクであっても同じです。

では、ロードバイクとmtbのタイヤの文字はどちらのほうが大きくなるでしょうか?

これは、タイヤの口径が全く違う為、明らかにmtbのほうが大きくなるとご理解いただけると思います。

では、タイヤの裂け目はどうでしょうか。

裂け目は、文字とタイヤの境界線にできます。

ですので、mtbの裂け目のほうが大きく長くなるということです。
裂け目が大きくなるほど、タイヤを交換しなければならない確率は上がります。

そのため、ロードバイクとmtbに同じような裂け目ができても、ダメージの度合いが全く違うのです。
こう考えると、白い文字があっても傷みにくいのは、ロードバイクということになります。

自転車のタイヤに文字を書く場合

ここまで、自転車のタイヤについて、その特徴や白い文字があるデメリット、寿命を延ばすための対策などをご紹介してきました。

一方で、自転車の黒いタイヤに、白い塗料で文字を書きたいと思われる方もいるかもしれませんよね。

ここでは、そのような人の為に、注意点をご紹介します。

基本的には、タイヤに何かを施すということは、少しだけ強度が下がるということをご理解ください。

また、タイヤに文字を書かれる場合、普通の塗料は使用しないでください。
通常の塗料を塗ってしまうと、タイヤの伸縮性がなくなり、パンク等の原因になります。

タイヤ用の塗料というのが、ホームセンターなどで販売されています。

また、これは白でなくとも、黄色などの種類もあります。
ですので、タイヤに文字を入れる場合は、そちらをお使いください。

文字だけではない!色つきタイヤの注意点!

先ほどは、黒いタイヤに文字を入れたい場合の注意点をお伝えしました。

また、タイヤの黒さが強度を示すことも初めにご紹介しましたが、最近では、色つきのタイヤも売られていますよね。

そういったタイヤにしたいという方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、最後に、色つきタイヤについてのデメリットをご説明します。

白などの色がついているタイヤは、初めにお伝えしたゴムとカーボンのうち、カーボンが入っておりません。
ですので、通常のタイヤより、強度が落ちるとお考えください。

それでもデザイン性を重視したいという方は、やはり自転車を管理する上で、タイヤに注意を払わないといけません。

これは、先ほど紹介した空気圧の調節と、放置しないという対策でも構いません。
タイヤを大事に扱うということを、意識してみてください。

それから、急ブレーキをできるだけ抑えることで、比較的劣化が防げるでしょう。

タイヤに白い文字が入った自転車は、タイヤの扱いを意識しよう!

タイヤに白い文字が書かれていて、それをできるだけデザインとして活かしたいなら、できるだけタイヤに注意を払うことが大切です。

空気量が適切か毎回確認し、放置しないようにしましょう。

さらに少しでも良いので、タイヤの状態をチェックすることですね。

それだけでタイヤは長く使えることが多いです。

タイヤのデザイン性を重視したいなら、まずタイヤを大切に扱うことを意識してみてください。