ご両親のいずれかが、ロードバイクを趣味にされている場合、子供も乗りたがりますよね。
子供用のロードバイク、MTBも豊富な品揃えがありますので、親子揃ってサイクリングやレースを楽しんでいるご家庭も多いようです。
そんな素敵な子供のために、自転車にスピードメーター(サイクルコンピューター)を付けてあげるのはいかがでしょうか。
もっと本格的に、乗り込むことができますよ!
かっこいいキッズサイクリスト達!自転車もこだわる
子供といえど、ロードバイクやMTBなどのスポーツ自転車に親しんでいる子供の中には、大人顔負けの熱い情熱を燃やしている子達もいますよね。
あるジュニアサイクルロードレースでも、たくさんの子供がヘルメットやサイクルウェア、本格的なレーサーシューズを身に付け、笑顔を見せていました。
中には、3歳ごろから補助輪を外してガンガン、自転車に乗っていたという子もいるようです。
その中で、「休みの日にお父さんとロードバイクで走るのが楽しみ!」という7歳の子供とお話する機会がありましたが、100km近く走ることもある、ということでした。
それでも、「大変」というよりは、「楽しい」と感じるようで、筋金入りのサイクリストの精神を受け継いでいる、と感じました。
子供たちのそれぞれのロードバイクを見ても、親のこだわりが随所に感じられて、個性的なカスタムをしているものもあり、楽しく拝見しました。
自転車、そして自分の子供をどれだけ大切に思っているかが伝わる、心温まる場面です。
次項からは、そんな子供たちが、もしかしたら使っているかもしれない・もし、使っていなくてもおすすめな「スピードメーター」について、ご紹介していきますよ。
子供用の自転車にスピードメーター!取り付けは?
ブリジストンのキッズバイクなどに付いていることの多い「スピードナビ」というスピードメーターをご覧になったことがあるでしょうか。
さすが、大手ブリジストンなだけあって、見やすく性能もよいスピードメーターです。
これについては、オプション扱いで、購入する際にスピードメーターの他にも、シフターのインジケーター、コンパス、ウォッチ、ケイデンスメーターなどの中から、最大3つを選ぶことができるようになっています。
しかし、このスピードメーターについては、ブリヂストンの「CIデッキ搭載車専用」なので、他の子供用自転車に装着するには、カスタムする必要があるかと思います。
また、他のスピードメーター付きバイクであっても、メーカー独自のものがあり、そうしたものになると、気に入ったキッズロードバイクや現在使っている自転車には取り付けられない可能性があるようです。
ただし、スピードメーターとして単体で市販されている、汎用性の高いものならば、後付けは簡単です。
子供用自転車にスピードメーター!少し贅沢なアイテムをご紹介
先ほど、メーカー独自のスピードメーターの場合、付けられないかもしれない、ということを書きましたので、その一例をご紹介します。
キッズバイクに付けるには少々大きいですが、シマノの「SC-TX50 サイクルコンピューター」という商品の場合、ハブダイナモがないと取り付けできません。
ハブダイナモというのは、前輪ホイールの中心部にある「ハブ」がライト用の発電機になっているものです。
タイヤと接触することでモーターが回るものと異なり、発電していても、ペダリングの抵抗をほとんど感じません。
ハブダイナモが付いたタイプの自転車かどうか、確認する必要があります。
では、こうした、取り付け時にネックがあるアイテム以外で、おすすめのスピードメーターをご紹介します。
〇キャットアイ(CAT EYE) ストラーダ ワイヤレス サイクルコンピューター CC-RD300W
こちらのアイテムなら、ほとんどの自転車に取り付けることができ、取り付け方法や操作も簡単です。
コンパクトですが見やすく、必要な情報を伝えてくれて、トレーニングにももってこいですよ。
お値段は、8,000円以上してしまいますが、子供でも将来プロを目指しているくらい熱心なサイクリストにおすすめです。
スピードメーターを子供が使うならアプリも便利
先ほどご紹介したスピードメーターだと少し高い、とお感じの方は、今はスマホのアプリがスピードメーター代わりになりますので、そちらを活用してみるのもいいでしょう。
大人は、スピードメーターを付けて、子供の自転車にはスマホを取り付け、一緒に走ればいいのです。
サイコンアプリは、電波が悪いと落ちてしまうなどの欠点はありますが、ダウンロードするだけ、というお手軽さがメリットです。
例えば、こんなアプリが有名です。
〇Runtastic Road Bike
リアルタイムで現在位置を知ることができ、速度・距離・消費カロリーなどの計測をしてくれます。
数万円するスピードメーターに劣らない性能ですね。
〇Strava GPS ランニング&サイクリング
こちらは、データを記録し分析するといった面が優れているアプリです。
リアルタイムで表示するためには、お金を払わなければいけませんが、後から走行データを見て反省点を見つけたい方にとっては便利ですよ。
距離や速度・高度や勾配、消費カロリー、区間タイムランキングなども見ることができるようになっています。
性能よりデザインなら!アナログスピードメーター
ここまで、大人用のスピードメーターと同じものを取り付けることについてご紹介してきましたが、子供のうちから、そこまで高機能なものは必要ない、という場合、他にもおすすめなアイテムがあります。
それは、アナログなスピードメーターです。
つまり、一昔前のデザインで、表示板に針がついている、よく自動車のスピードメーターに見られる仕組みのものです。
こうしたタイプは、レトロな自転車にカスタムする目的で取り付ける方も多いのですが、キッズバイクに取り付けてもカワイイですよ。
基本的に、スピードが表示されるだけで記録機能はなく、消費カロリーなどを知ることはないものが多いですが、リアルタイムで速度を知ることができ、モチベーションアップするかもしれません。
ネットショップなどで、子供と気に入ったものを選んでみるのはいかがでしょうか。
粗悪品に注意!スポーツ自転車はメンテナンスも大変
最後に、スピードメーターのお話ではありませんが、キッズロードバイクを選ぶ際の注意点を取り上げます。
自転車を買い替えることを検討している方も、参考にしてください。
●ネットショップでノーブランドのものを選ぶのはリスクが高い
やはり、子供を乗せる大切な自転車ですので、お店に行ってきちんと合うものを選ぶか、せめて、有名メーカーのものを選びましょう。
ママチャリとは違い、ロードバイクはメンテナンスしやすく作られていますが、裏を返せば、子供が乱暴に扱うと不具合が起きやすいのです。
ノーブランドでも、いかにも安全で高品質そうなものもあるのですが、くわしい方が見ると、変速機やブレーキのグレードがあまりにも低く、ロードバイクとはとても言えない商品だったりします。
サイクリストとしてベテランの方がそんなものを選ぶわけはありませんが、専門的な知識に自信がない場合は、お店に子供を連れて行ってあげた方がリスクが低いことは間違いありません。
サイズやポジションの設定もありますし、スピードメーターや、その他のアイテムも実際に手に取って選ぶことができますので、子供の安全のためにお店でお話を聞くのがいいでしょう。
子供のためにアイテム選びをしよう
「スピードメーターはまだ早いだろう」そう思っていた我が子が、自分と同じ距離を走るようになり、レースで一生懸命戦っている姿を見ると、胸が熱くなりますよね。
親のお供ではなく、子供が主役になる日も、近いのかもしれません。
今回、ご紹介したことを参考にして、子供の自転車にも、スピードメーターを付けてあげてください。
レースで親子一緒に上位に食い込めるように、練習していきましょう。