皆さんは、ロードバイクを倒してしまい、ハンドルが曲がったという経験はありませんか?
こんな時、自分で修理が出来ると、自転車屋さんに持って行く手間がなくなりますよね。
ハンドルが曲がった時に備えて、その修理方法を覚えておきましょう。
また、自分で出来るメンテナンスについてもご紹介します!
ロードバイクのハンドル自体が曲がったら
愛車であるロードバイクを、間違えて倒してしまった経験がある人は多いはずです。
ロードバイクは、決して安いとは言えないスポーツ自転車です。
そのため、大切にしている人も多く、その自転車を倒してしまうとショックですよね。
そんな大切なロードバイクを倒してしまったことで、ハンドルが曲がったという人は少なくありません。
ハンドルが曲がった時は、まず、どのように曲がっているのかを確認しましょう。
ロードバイクを上から見て、ハンドルが左右にずれているのであれば、自分で修理することが出来ます。
しかし、ハンドルそのものが曲がってしまった場合は、もちろんですが、自分で修理することは出来ません。
そのため、自転車のプロがいる、近くの自転車屋さんに依頼する必要があります。
また、曲がっているけれど、どのように曲がっているのか分からないという場合も、自転車屋さんに依頼した方が、間違いがないでしょう。
そのまま、修理のされていないロードバイクに乗っていると、事故を起こしてしまう可能性も高くなるので、ハンドルそのものが曲がったら、必ず修理に出しましょう。
ロードバイクのハンドルについているブレーキレバーが左右に曲がったら
先ほどは、自転車のハンドルそのものが曲がった場合についてお話ししました。
次では、ハンドルに取り付けられているブレーキについてお話しします。
先ほどご説明した他に、ハンドルに取り付けられてるブレーキレバーが上から見た時に、左右にずれてしまって曲がっている場合があります。
この場合は、自転車屋さんに依頼せずに、自分でそのハンドルを元の正しい状態に修理することができます。
ハンドルが右に曲がっていたり、左に曲がっていたりする場合は、倒れてしまった衝撃などで、正しい位置から曲がってしまったことが考えられます。
また、走行しているうちに徐々にブレーキレバーが片側に曲がってしまったことも考えられるでしょう。
ロードバイクを自分でメンテナンスしたことのない初心者には、こういった場合でも、自転車屋さんへと依頼することがあります。
もちろんそれでもいいのですが、この場合は、自分でも簡単に元の状態に修理することが出来るので、その方法を知っておくと、次からは、曲がったブレーキレバーを自分で修理することが出来るのです。
次では、その修理方法をご紹介します。
左右に曲がったブレーキレバーを自分で修理する方法
では、上から見た時に、ロードバイクのハンドルについたブレーキレバーが左右に曲がっている場合の修理方法をご紹介します。
ここでは、「右ハンドルが内側に曲がった場合」を例に、その修理方法を見ていきましょう。
①右のブレーキカバーをめくります。
ロードバイクのブレーキカバーをめくりましょう。
ブレーキカバーはゴム製で、しっかりと固定されています。
ゴム製なので、強くめくっても簡単に破れたりはしません。
ブレーキカバーは凹凸にはめ込まれ、固定されているため、ゴムを上にめくって剥がしていきます。
②ハンドルとブレーキの付け根に6角ネジがあるので探します。
大抵、ゴムをめくったところに、6角ネジがあります。
③6角レンチを使ってネジを反時計回りに回転させます。
緩めるので、反時計回りにレンチを回してください。
ブレーキの接合部分が、緩んでいるのを確認しましょう。
④ハンドルを正しい位置に戻します。
右ハンドルが内側に曲がっているので、STIブレーキを外側へと押します。
左右が対称になっているのかを、上から見て確認しましょう。
⑤緩めた6角ネジをレンチで固定します。
時計回りで6角レンチを回してください。
⑥ブレーキカバーを凹凸部分にはめ込んで元に戻します。
強く引っ張って被せたら、これでハンドルの修理は終了です。
ロードバイクのハンドルは特に大切なパーツ
ここまで、ロードバイクのハンドルやブレーキレバーが曲がった場合について、いろいろとお話ししてきました。
また、ハンドルは、自転車走行で特に大切なパーツと言えます。
なぜなら、ハンドルで体のバランスをとったり、走行する向きを決めたりしているからです。
このハンドルが、きちんとメンテナンスされてなければ、常に危険を伴い自転車に乗っていることになるのです。
ロードバイクはもともと、競技用として作られた自転車です。
そのため、走行スピードも速いので、日頃からのメンテナンスが重要と言えるでしょう。
走行スピードの速いロードバイクのハンドルが曲がったままで走行するとなると、上手くバランスが保てなかったり、曲がりたい方向に曲がれなかったりと、考えただけでも危険ですよね。
自分でメンテナンス出来るかどうか不安という場合は、迷わずに最寄りの自転車屋さんに、メンテナンスを依頼しましょう。
ショップでのロードバイクのメンテナンスは必要?頻度は?
ロードバイクのハンドルが曲がった場合など、様々な不具合が出た場合、自分で修理することが出来ない方は、自転車屋さんへ持って行き、修理を依頼するでしょう。
また、メンテナンスに自信のない方も、自転車屋さんにメンテナンスをお願いしますよね。
このように、修理やメンテナンスをプロの自転車整備士にしてもらうと、安心して自転車に乗ることが出来ます。
そのため、修理の必要がなくても、定期的に自転車屋さんへ持って行き、ロードバイクのメンテナンスを依頼することをおすすめします。
ですが、メンテナンスを依頼する頻度にはこれといった決まりがなく、自転車屋さんに持ち込む目安もロードバイクに乗る頻度によって変わってきます。
例えば、週に1度、天気がいい日にだけロードバイクに乗るというのであれば、だいたい1ヶ月で、10時間くらいの走行でしょうから、その場合は、年に1度ショップでメンテナンスしてもらうくらいでいいでしょう。
しかし、レースや大会に出るのであれば、普段から乗っているでしょうから、パーツの消耗も早いです。
ですので、自転車屋さんにメンテナンスを依頼する頻度を増やしましょう。
ロードバイクは、自分で修理・メンテナンスをすることも大事!
ロードバイクのメンテナンスで最もおすすめの方法は、定期的にショップに持って行きつつ、自分でも軽いメンテナンスをするということです。
ハンドル自体が曲がった場合は、もちろん自分ではどうすることも出来ません。
しかし、何度もお話ししたように、ハンドルが左右に曲がった場合などは自分で修理して、元の状態に戻すことも出来るのです。
そして、自分で出来るメンテナンスも、沢山あります。
例えば、駆動系の簡易清掃や注油、車体の水拭きなどがそうです。
また、タイヤがすり減っていないか、異物が刺さっていないか、気圧や異音などの変化はないかなどを確認して対処するようにすれば、自分で出来ることが増えていきます。
もちろん、こういった簡単な修理やメンテナンスをするためには知識が必要ですが、一つずつ覚えていけば難しいことではありません。
自分の知識を増やせば、ロードバイクに乗る前の自転車チェックが日常的に出来るのです。
ロードバイクのメンテナンスを習慣に!
ロードバイクに不具合が起きてしまったとき、知識があれば、自分でメンテナンスすることも可能です。
不具合が起きるたびにショップへと自転車を持ち込むのもいいのですが、自分でメンテナンスが出来ると、持ち込む手間や、修理にかかる費用もなくなります。
また、最大のメリットは、乗車する前に、日常的にロードバイクを点検出来るということでしょう。
ぜひ、ロードバイクのハンドルの直し方やその他のメンテナンス方法を覚え、実践してみてくださいね。