自転車のライトは、夜間、安全に走行するために重要ですよね。
近年、家電製品のLED化を受けて、ママチャリのライトもLEDに交換する方が増えています。
でも、ライトの交換方法がわからない方もいますよね。
そこで今回は、自転車(ママチャリ)のライトをLEDにしたい初心者の方に向けて、そのメリットや交換方法などをご紹介します。
自転車(ママチャリ)に元から付いているライトの問題点は?
今回は、LEDライトへの交換方法をお伝えしますが、その前に、なぜLEDライトに交換する方が多いのかを見ていきましょう。
自転車のライトには、乗っている人や周りの人の安全を守るという役割があります。
特に、天候の悪い日や、夜間の走行には、自転車のライトは欠かせない存在です。
ママチャリにも、当然、ライトが元からつけられています。
ですが、ママチャリのライトは、その多くが「ダイナモ(発電機)」を使ったものです。
ダイナモの場合、白熱電球を使用されていることが多いです。
白熱電球は、電池が不要で安い点がメリットなのですが、デメリットも多く、それに悩まされている方が多いのも実情です。
白熱電球のデメリットには、
・点灯させて走ると、音がうるさい
・タイヤに接触させるので、漕ぐときに重くなる
・タイヤの回転速度によって明るさが変わり、暗くなりがち
などが挙げられます。
ライトは前を明るく照らすことで、乗り手の安全だけでなく、車や歩行者などに自転車がいるということを伝え、安全を確保する役割を担っているので、その明かりが暗いのは、心もとないですよね。
こうした問題点を解消してくれるのが、自転車用のLEDライトです。
自転車のライトをLEDにするメリットは?
先ほどのお話で、白熱電球にはデメリットが多く、それを解消してくれるのがLEDということがわかりました。
ですが、自転車のライトをLED化するメリットはまだあります。
もう少し詳しく見ていきましょう。
1.寿命が長い
まず、電球型のライトより、LEDにした方が寿命が長くなります。
これは、他の電化製品でも証明済みですね。
寿命が長いということは、交換する頻度も少なくなるので、忙しい現代人には嬉しいですね。
2.明るい
小さいサイズのわりに明るいのも、ライトとしての役割を考えると大きなメリットです。
3.環境に優しい
水銀を使用しておらず、紫外線や赤外線の照射が少ないので、環境にも優しいです。
4.衝撃に強い
金属線やガラスを使っていないため、衝撃にも強く出来ています。
自転車のライトは、ぶつけたり、段差を乗り越えたりして衝撃が加わりやすいので、それに強いのは助かります。
これだけメリットがあれば、LEDライトを自転車用ライトとして取り入れる人が多いのも、頷けますね。
また、その交換方法を見ても、とても簡単にできるものが多いので、そうしたことも自転車ライトのLED化を推し進めています。
自転車のライトをLEDに交換するデメリットは?
先ほどは、自転車のライトを白熱電球から、LEDにするメリットについてお伝えしました。
ここでは逆に、LEDライトのデメリットについて、どんなことがあるのかお伝えします。
1.値段が高い
LEDライトは値段が高い点が、一番のデメリットです。
2.電球に比べて重い
電球に比べて重いのもデメリットですね。
自転車が重くなるので、LEDライトにするのを嫌がる人もいます。
3.暗く感じることがある
先ほど、LEDライトは明るいとお伝えしたのですが、実は、LEDライトには「光の向き」というものがあります。
そのため、光の向きによっては、光が当たらないところもでてきますし、そうしたところはやはり暗く感じることがあるのです。
このように、LEDライトにはメリットだけでなく、値段の高さや重さといったデメリットもあります。
ですが、やはり電球型よりも長持ちし、光も明るく、衝撃に強いという特徴を持つ自転車用のLEDライトは、自転車に乗る人にとって、メリットの方が大きいのではないでしょうか。
では、いよいよ次から、LEDライトの種類や交換方法などをお伝えしていきます。
自転車用LEDライトの種類は、交換方法で分けると2つある!
ここまで、自転車(ママチャリ)のライトをLEDにするメリットやデメリットをお伝えしました。
ここでは、これからLEDライトにしたいとお考えの方に、自転車用LEDライトの種類をご紹介します。
自転車用LEDライトを交換方法で分けると、電球だけを変えるタイプと、丸ごと交換するタイプの2つがあります。
1.電球だけを変えるタイプ
このタイプの自転車用LEDライトは、今までの電球に差し替えるだけで使えるので、とても便利です。
女性の方や自転車のパーツ交換に自信がない方でも簡単に交換出来ます。
2.丸ごと交換するタイプ
ライトを丸ごと交換するタイプでは、元からついていたものを全て外し、新しいものを取り付ける必要があります。
そのため、交換が難しいと思われがちですが、取り付けてしまえば、抜群に明るいものが多いです。
それまでのダイナモの音や重さ、漕ぎにくさに悩まされていた方は、交換後のダイナモの静かな回転と軽い使用感に驚くことでしょう。
ネット通販などで検索すると、色々なものが出てきますし、きちんとしたサイトなら、商品のサイズや交換方法などもきちんと書かれています。
そうした情報を比較し、自分に合ったLEDライトを探してみて下さい。
LEDライトへの交換方法①電球だけを変えるタイプ
先ほどのご説明で、自転車ライトの種類については、お分かりいただけたかと思います。
メリットとデメリットを比較した上で、自転車のライトを電球からLEDにすると決めたら、ネット通販などで気に入ったLEDライトを購入し、交換しましょう。
ここからは、実際にママチャリのライトを、今までの白熱電球からLEDに交換する方法をお伝えします。
まず、電球だけを変えるタイプの交換方法です。
ここでは、ネット通販でも売られている「LED 自転車 ダイナモ 電球 6V 代替球」を例にご説明します。
先ほどもご説明しましたが、このタイプのライトを選べば、「自転車のライトを交換するのは初めてだから、自分で出来るか不安」という方でも簡単に出来ます。
今までの電球を外し、新しいものを取り付ければ、すぐに使えます。
この方法でLEDライトのメリットが感じられるのか心配になるかもしれませんが、この商品の場合、消費電力は減りますし、十分な明るさも得られます。
また、発電の負荷も少なくなるので、ライトを点灯させてもペダルが軽く、漕ぐのが楽になります。
ただし、注意点もあります。
6Vの代替球に交換したい場合、交換予定の電球に6Vの表示があれば使えますが、12Vなどの高い電圧のものを使うとLEDライトが故障する可能性があります。
ですので、電球のみをLEDに交換する際は、交換予定の電球の表示を確認してから購入・交換して下さい。
LEDライトへの交換方法②丸ごと交換するタイプ
では、ライトを丸ごと交換するタイプについても、その交換方法をご紹介しましょう。
気に入ったLEDライトが丸ごと交換するタイプだった場合、購入はしたものの、初心者の方だと交換方法が分からず、自転車屋さんに持って行って交換してもらう方も多いでしょう。
ですが、自転車屋さんに頼むと費用がかかりますよね。
実はこのタイプも、初心者の方でも自分で交換することは可能なのです。
まず最初に、元から付いているライトを取り外す必要があるので、ハンドルから伸びている操作レバーを外します。
次に、元のライト本体を固定しているネジを取り外しましょう。
それだけで、元のライトは外れます。
元のライトが外せたら、新しく購入したLEDライトを取り付けます。
手順は、取り外しと逆の方法ですが、ダイナモをセットするときに、その中心線が車輪の中心に来るようにするのがポイントです。
ダイナモのローラーがタイヤのゴム部分の側面に当たるように、高さも調節しましょう。
また、タイヤを回転させたときにタイヤとライトが接触しないかや、ライトが点くかどうかも確認して下さい。
ここまで確認してOKだったら、ライトのネジを締めて確実に固定し、ライトの向きを調節します。
最後に、ハンドルから伸びている操作レバーを動かして、きちんと動けばライト交換は終了です。
ママチャリのライトをLEDにして安全性・快適性を高めよう!
今回は、自転車(ママチャリ)のライト交換についてお伝えしました。
ママチャリのライトを白熱電球からLEDに交換すると、ライトの暗さやペダルの漕ぎにくさなどから解放され、安全性や快適性も増します。
また、電球のみを変えるタイプであれば、初心者の方でも簡単に交換出来るので、LEDライトに興味を持った方は、ライト交換に挑戦してみて下さい。