ルイガノのロードバイクについては、否定的な評判を目にすることがあります。
スポーツではなくファッションであるとか、初心者専用など、他のブランドではあまり見られないことです。
しかし、ロードバイクが一般の人たちにも普及し、誰もが気軽に楽しめる乗り物となった今、ルイガノはもっと評価されて良いはずです。
そこで、ルイガノのロードバイクに関する評判をポジティブに検証してみました。
ルイガノはどんなメーカーなのか?
ルイガノは、1983年にルイ・ガノー氏がサイクルウェアを製造販売する会社としてカナダで創業しました。
それまでのサイクルウェアになかった色彩とデザインが評判を呼び、現在のルイガノのイメージの原点となっています。
その後、自転車用ヘルメットに進出して成功したのをきっかけに、スポーツ自転車の販売も始めました。
現在は400人以上の従業員を擁している、カナダ有数のスポーツメーカーにまで発展しています。
ルイガノは、おしゃれなイメージがありますが、ガノー氏自身は自転車のトラック競技の元アスリートです。
オリンピックへの出場経験があり、カナダ王者になったこともある超一流の自転車競技者だったという意外な一面を持っています。
ガノー氏には、アスリート出身と同時にアートスクールを主席で卒業したというキャリアがあります。
このことが、機能性とデザイン性を兼ね備えたルイガノのロードバイクを生み出しているといえます。
ルイガノのロードバイクのコンセプトとは?
ルイガノの創業者ガノー氏は、自転車を家族みんなで楽しむ生涯スポーツだと考えています。
大切な家族が乗る自転車なので、最も重要なのは安全性だと信じて自転車を作り続けてきました。
そのため、ルイガノのロードバイクは「速さ」はもとより、「安全性」と「耐久性」を追求します。
レースにも臨める高い機能性を持ちながら、家族を想う安全への厳しい目を注ぐことが開発のコンセプトです。
ルイガノは家族みんなで楽しめるように、女性や子供でも快適に乗れるロードバイクを豊富に揃えています。
一家でお揃いのブランドに乗れるということで、ファミリー層からの評判が高いのが特徴です。
ルイガノは自転車とは関係のないファッション誌や、ファミリー向けの雑誌によく登場します。
このことが、本格的にロードバイクに乗る人から敬遠される原因となるようです。
しかし、「家族で楽しむ」というルイガノのコンセプトは、「走りを極める」とは異なります。
ロードバイクの楽しみ方のひとつとして、家族と一緒に街の景色の一部になることをルイガノは提案しています。
ルイガノの上級者向けロードバイクの評判は?
おしゃれバイクのイメージが強いルイガノですが、決してスピードを軽視しているわけではありません。
ルイガノにはプロレースのブランドとしてガノーがあり、国内でもチーム右京などが採用して実績をあげています。
そんなルイガノのロードバイク最上級モデルに、ルイガノCTR COMPとルイガノCTRがあります。
最上級といっても、20万円以下で購入できるので、コストパフォーマンスに優れていると評判です。
ルイガノCTR COMPは、コンポにシマノ105を装備し、初心者から上級者まで十分に変速性能を味わえます。
ワイヤーはアルミフレームに内装されているので、ルイガノが本来持っている美しさも損ないません。
ヘッド周りはロードバイクの上位モデルでは主流となっているテーパーヘッドの形状で、シャープなハンドリングを可能にしています。
フレームには6069アルミを採用し、振動吸収性と強度を損なうことなく、より軽量な本体に作り上げました。
ルイガノCTRは、CTR COMPと同じフレームを使い、パーツのグレードを下げてより購入しやすくなっています。
コンポはシマノティアグラですが、一般ライダーにとっては遜色のないパーツです。
どちらのモデルも本格的でありながら、手頃なアルミロードバイクとしておすすめです。
ルイガノの初心者向けロードバイクの評判は?
自転車を楽しむというコンセプトのルイガノは、初心者向けのロードバイクのラインアップが充実していると評判です。
3種類のモデルが用意されていて、ルイガノCEN、ルイガノCLR、ルイガノCR07と、それぞれ初心者に配慮した設計になっています。
ルイガノCENは、アルミフレームにカーボンフォークを採用し、振動吸収性に優れていてツーリングや通勤通学まで幅広く活躍できます。
ルイガノCLRは、フレームとフォークにアルミを採用し、ロード特有の軽快さを楽しめます。
ハンドルにはインラインレバーを装備しているので、初心者でもブレーキ操作を行いやすい安全仕様です。
ルイガノCR07は、8万円程度で購入できる、隅々まで初心者に配慮されたロードバイクです。
このモデルもラインレバーを装備、スローピングのトップチューブは街乗りでの信号待ちで足を着きやすくなっています。
走りを追求するのではなく、肩の力を抜いてロードバイクを楽しみたいという人にルイガノの初心者向けモデルはおすすめです。
ルイガノの女性向けロードバイクの評判は?
ルイガノのロードバイクといえば、女性からの評判の良さです。
ルイガノが「家族で楽しむ」というコンセプトなので、女性向けの開発に力を入れるのは当然のことといえます。
モデルも充実していて、ルイガノWR、ルイガノWTR、ルイガノWSR、ルイガノWCRと、好みの一台がきっと見つかります。
4つのモデルは上位から、コンポがシマノ105、ティアグラ、SORA、Clarisと、パーツのグレードで分けられています。
ルイガノWCRは10万円以下で購入できる、初めてのロードバイクとしておすすめのモデルです。
アルミロードの軽快な走りを活かした自転車通勤はもちろん、週末サイクリングや街乗りまで幅広く使用できます。
カジュアルバイクとして支持されているルイガノの女性向けロードバイクは、どのモデルを選んでも間違いのない一台になるはずです。
ルイガノはジュニア向けロードバイクにも力を入れる
ルイガノには10種類以上のキッズバイクが用意されています。
身長や自転車への慣れに応じたタイプが揃えられていて、子供でも安全に楽しめるように配慮されています。
ロードバイクに対しても同様で、ジュニア向けにREN 4とREN 2というモデルがあります。
どちらもドロップハンドルで、パーツ類にも一切妥協がなく、大人が安心して子供に乗せられると評判です。
REN 4は、24インチタイヤを装着し、適正身長が135~150cmを対象にしたジュニア用ロードバイクです。
コンポはシマノSORAの18段変速でSTIレバーのため、子供にとってハンドルから手を離さずに変速できる安全なパーツとなります。
REN 2は、REN 4とコンポと仕様を共有する、適正身長が125~140cmを対象にした20インチタイヤのロードバイクです。
ジュニア向けのロードバイクはサイズが小さいため、フレームが硬くやすいです。
このフレームの硬さが、乗り心地に影響することがあります。
しかし、REN 2はシートチューブとトップチューブを曲げて適切な剛性を確保するという工夫がされています。
REN 4とREN 2は、サイズが小さく見た目はかわいいですが、大人顔負けの立派なロードバイクなのです。
子供向けの製品に対しても妥協せずに開発に取り組むという姿勢は、ルイガノの哲学を表しているといえます。
家族みんなで自転車を楽しめるのがルイガノ
ロードバイクは速く走るために開発された自転車ですが、他にも楽しみ方があると提案するのがルイガノです。
家族の共通の趣味としてロードバイクを考えているのなら、ファミリー層からの評判が良いルイガノは検討する価値があるブランドです。
今回ご紹介したロードバイクの中から、気になる物がある際には是非店頭にて確認してみてください。