マットブラックは、高級感があり近年人気のカラーですが、少し前からスポーツ自転車でもよく見かけますね。
ロードバイクのサドルやハンドルも全てマットブラックで統一すると、独特の存在感があります。
そんなマットカラーの、洗車やお手入れ方法、便利グッズについてご紹介します。
マットブラックがトレンド!マットカラーの自転車は洗車が大変?
車や携帯、インテリアなどでもマットカラーのものが増えましたね。
中でもマットブラックは取り入れやすく、とくに高級感があるので人気です。
マットブラックというのは、艶の無い炭のような黒のことです。
黒板の色とも近いかもしれません。
このマットブラックを、白やグレー、茶色と合わせるとシックな印象になります。
また、シャープでモダンな雰囲気もあり、赤系の色ともよく合います。
同じくマットカラーの紫やオレンジ、赤とコーディネイトすると落ち着いたイメージが一変し、グッと華やかになりますね。
そんなマットカラーですが、スポーツ自転車や車などに塗装されていると、汚れやすく洗車が難しいのではないかという声が多く聞かれます。
クリアな塗装とは違い、細かな凹凸をつける塗料を使っているため、細かいホコリや汚れが表面に入り込んでしまうのです。
また、ひっかき傷にも弱いという特徴があります。
流行のマットカラーにチャレンジする前に、正しいメンテナンス方法を知っておきましょう。
マットブラックのスポーツ自転車はクール!お手入れ・洗車方法
マットブラックなど、マットカラーのロードバイクはスタイリッシュでクールですが、お手入れ方法を間違えるとマット感が失われてしまいます。
一般的にクリアカラーよりマットカラーの方がデリケートな状態です。
そのため、強い洗剤で洗車すると、塗装が剥がれてしまう恐れもあります。
だからといって、一度気に入った色をあきらめる必要はありません。
きちんと気を付けさえすれば、クールなマットカラーを保つことができます。
それでは、マットカラーのスポーツ自転車を綺麗にする方法について、ご説明していきます。
〇こまめに汚れを拭き取る
汚れていることに気が付いたら、柔らかい乾いた布や湿らせた布などで、優しく拭き取って、こびりついてしまうのを防ぎましょう。
このときにあまりゴシゴシ擦ると塗装の表面が目詰まりし、汚れが落ちにくくなってしまいますので注意してください。
〇水・台所用洗剤で洗車
台所用洗剤なら身近にありますし、油汚れに強いので、こびりついた汚れを落としてくれる可能性があります。
こうした洗車の後には必ず水分を拭き取りましょう。
マットカラーの自転車の洗車におすすめアイテム①
マット系のカラーは、汚れが落ちにくいという特徴もあります。
とくにマットホワイトの場合はよく目立ちますので、スポーツ自転車の汚れがとても気になるという方はマットブラックを選ぶと良いかもしれません。
先ほどの拭き取る方法でも落ちない頑固な汚れの場合は、ザバザバと洗車するのではなく、市販のおすすめアイテムがありますので、そちらを使ってみてください。
〇水を使わないワックス「FW1」
一般的には車に使うワックスですが、スポーツ自転車にも使用できます。
お値段は、専用のクロス付きで約3700円で安いとは言えませんが、拭き取った汚れを包み込み汚れの再付着を防ぐという優れものです。
専用クロス無しの場合、送料込みで3000円ほどで、少し節約できます。
使い方は、まず「FW1」の缶を始めに上下に振り、スポーツ自転車に吹きかけます。
このとき、広範囲に液が出てしまい、やりにくいと感じる方は、ウェスに吹き付けて塗りましょう。
そして、10秒くらい様子を見てみて、クロスで優しく拭き取りましょう。
マットカラーの自転車の洗車におすすめアイテム②
前項に引き続き、「FW1」を使用した洗車方法をご説明していきます。
使い方は先ほど書いた通りなのですが、いくつか注意点があります。
・スポーツ自転車にガラスコーティングなどを利用している場合は使用できない
(保管方法の注意点)
・引火性があり、破裂する可能性もあるので、暖房器具の側では使用しない
・閉め切った室内で大量に使わない
・40℃以上になる場所には保存できないので、夏場、車の中などに放置しない
(廃棄方法の注意点)
・すべて使い切ってから捨てる
・中身が少しある場合、風通しの良い火気の無い場所で中身を完全に出し切る
・火の中には絶対に入れない
こうした注意点は他のスプレータイプの商品でも共通していることですね。
マットブラックのスポーツ自転車であれば目立ちにくい汚れですが、効果は抜群ですのでお試しください。
洗車効果もあり!「ワコーズのバリアスコート」
〇「ワコーズのバリアスコート」
こちらも、マットブラックのスポーツ自転車に使っている人が多いおすすめのワックスです。
洗車の仕上げに使用することで、汚れを長期間付きにくくするもので、マット感を損なわない仕上がりになります。
こちらのバリアスコートを塗ると、その瞬間は光沢がありますが、時間が経つとマットな質感に戻ります。
また、中性で優しいワックスなので、ほとんどの塗装、仕上げに使えます。
さらに軽い洗車効果もあります。
もし、特殊な塗装・仕上げのスポーツ自転車の場合は、まず目立たないところで少し付けてみてチェックすると良いでしょう。
その際はバリアスコートが乾く手前で、拭き取ってください。
こうしたチェックは、先ほどご紹介した「FW1」を使う時にも必ず行ってください。
また、バリアスコートを使う場合は、始めにフレームのホコリや汚れを落としましょう。
こうしたワックスを使うことで、汚れだけではなく、小さな傷も防ぐことができます。
マットブラック・マットホワイトのロードバイク・ヘルメット
マットカラーのスポーツ自転車でも、こまめに洗車し、適したワックスなどを使えば購入したときの状態を長く保てることがわかったでしょうか?
では最後に、おすすめのマットカラーのスポーツ自転車や、マット感があるブラックのヘルメットをご紹介します。
☆BIANCHI ビアンキ2017 VIA NIRONE(ヴィアニローネ)7 PRO 105
105仕様ですので、本格的にロードバイクを始める方の最初に1台にも良いですね。
ビアンキというとチェレステカラーがトレードマークですが、あえてマットブラックやマットホワイトを選んで個性的に決めてみてはいかがでしょうか。
☆フェルト「F75」「F85」
カラー:マットブラック、マットホワイト
2017年モデルの、コスパの良いアルミロードバイクです。
マットカラーは日本限定色だというので、レア度が高いですね。
とくにマットホワイトは、スタイリッシュで爽やかな印象です。
☆kabuto(カブト)「ZENARD-CV(ゼナードCV)」
日本のメーカーですので、日本人の丸っこい頭に良くフィットします。
サイズは、「XS/S・S/M・L」で、重量は、S/Mサイズで255グラムほどでしょう。
このマットな質感のブラックヘルメットと、マットブラックのスポーツ自転車をコーディネイトしたらオシャレ感倍増です。
マットカラーを選んだらお手入れには気を付けて
マットカラーのスポーツ自転車の塗装を損なわないお手入れ方法、アイテムについてご紹介しました。
「FW1」や「バリアスコート」をご使用になる場合は、必ず目立たないところに試し塗りし、乾かないうちに拭き取ってみて、影響がないか確認しましょう。
また、おすすめのマットカラーのスポーツ自転車やヘルメットをご紹介しましたが、こうしたマット塗装部分にステッカーを貼るとはがしにくいので気を付けてください。