春から夏の季節になると、自転車で日本一周の旅をしようと意気込む方もいるのではないでしょうか。
特に、ロードバイクで颯爽と走ると風が気持ち良いものです。
このように日本一周を旅するロードバイク乗りの皆さんには是非訪れて、ブログに記録して頂きたい場所があります。
それは、神奈川出身の筆者がご紹介する、みなとみらい線沿線の観光名所の数々です。
近未来的な景観や歴史的建造物たちの魅力に浸かってみてください。
日本一周(横浜編)の初めはランドマークタワー!景色をブログに載せよう
みなとみらい線沿線に降り立ったら、一番最初に訪れて頂きたいのが、神奈川県のシンボルと言えるランドマークタワーの展望台です。
1993年7月16日にオープンした、70階建ての複合ビルになりますが、展望台は69階にあって日本で2番目に高い展望台として有名です。
ちなみに1位は、大阪のあべのハルカスです。
まず、展望台の構造ですが、ほぼ部屋が正方形をしているのが想像つくかと思います。
そして、四方向に大きな窓が貼られており、好きな方角から景色を見て回れるのです。
例えば、南西側の窓に参りますと、横浜市でも比較的郊外といわれる地域を見ることができます。
それだけでなく、晴れていて、更に雲ひとつないなどの条件さえ整えば、富士山も見渡すことができるのです。
また、北東方面の窓に移動してみますと、「これぞ横浜」と言えるような景色が眼前に広がって参ります。
横浜港はもとより、足下には遊園地であるコスモワールド(名物観覧車、「コスモクロック」もこの遊園地の敷地内にあるのです)、これまた名所の1つでありますベイブリッジもこの方角から見えたりするのです。
これらの景色で、気に入った風景とアングルを是非お手持ちのカメラやスマホで切り取って、ブログに載せてみてください。
自転車で日本一周の、素敵な思い出の1つに数えられるに違いありません。
そして、これ以上書きすぎてしまうと、訪れたときの楽しみが半減してしまうかもしれないので景色紹介はここまでにします。
ここからは、ランドマークタワーまで自転車で訪れた場合に知りたい駐輪場情報を発信します。
24時間営業で、料金は3時間まで無料のとってもオトクな駐輪場があります。
場所は、みなとみらい美術館寄りの出入り口を出て左、更に左へ曲がるとあります。
自転車を駐めて歩こう! ジャック・クイーン・キングの塔
さてお次は、近未来的な景観を通り抜けて、日本大通り駅付近に自転車を走らせてみましょう。
するとどうでしょう、先程までの未来都市を思わせる風景はどこへいったのでしょうか。
一気に異国情緒溢れる歴史的な風景をお楽しみ頂けることでしょう。
中でも一際異彩を放つ名物スポットが、この日本大通り駅付近に3つあるのです。
それが、ジャック(横浜市開港記念会館)・クイーン(横浜税関本関庁舎)・キング(神奈川県庁本庁舎)といい、やはり横浜でも最も有名な観光スポットの一部です。
まずはジャックの塔から参りましょう。
正式名称は、「横浜開港記念会館」といい、1909年に横浜開港50周年を記念して1913年に工事着工が開始され、1917年に開館した歴史資料館です。
開国されてから、現在までの横浜の歴史を学ぶのに適しており、ボランティアのガイドさんが詳しくご説明、ご案内をしてくれます。
横浜がどうやって発展したのか、知りたい方に是非おすすめのスポットです。
ちなみに、内部を利用しての結婚式(挙式)を行うこともできます。
レトロな洋館での結婚式をお望みなら、一度検討してみてはいかがでしょうか。
次はキングの塔に行ってみましょう。
こちらは神奈川県庁となっていて、関東大震災の時に本庁舎が被災したのをきっかけに建てられたものです。
1927年に着工され、翌1928年に完成したこの県庁舎ですが、当時流行したという帝冠様式(和洋折衷の建築方式)を採用してあります。
また、建物の屋上も一般公開されていて、登ってみると横浜港を一望できます。
最後にクイーンの塔をご紹介します。
横浜港を取り締まる税関でして、その歴史は三塔の中では最も古く1859年。
江戸末期です。
その歴史の古さからか、何と3回も建て替えられているのです。
そして現在、我々が立ち入ることができるのが、横浜税関のゆるキャラ(?)、カスタム君(黄色くてぽっちゃりな犬のマスコットです)が入り口にいる資料展示室です。
ここでは偽物のブランド品の数々や、麻薬の種類、更には捕獲することが禁止されている動物の剥製などが展示されていて、日本一周どころか世界一周したような気分を味わえる場所です。
ちなみに、館内は撮影禁止なので、ブログで写真掲載される際は外観を撮影することをおすすめします。
駐輪場は、三塔から少し離れてしまいますが、JR根岸線の関内駅のすぐそばにある関内駅自転車駐車場を利用されると良いでしょう。
そこなら、時間に関わらず1回100円で駐めることができるので、お財布にも優しいです。
乗船したら気分は日本一周!?それとも世界一周!?氷川丸
これもまた横浜を代表する観光名所のひとつです。
現在船全体が博物館となっているこの船は、1930年4月に横浜船渠株式会社(現在の三菱重工業横浜製鉄所)によって造船され、同じ年の5月に神戸-シアトル間の処女航海がなされたものです。
太平洋戦争が始まるまでは日本とアメリカを結ぶ移民船として活躍したほか、秩父宮夫妻や、チャールズ・チャップリンが乗船した豪華客船でもありました。
また、太平洋戦争の時分には、海軍の病院船でした。
そのため、船体は白く塗り替えられ、赤十字マークも施されて付いた愛称が「白鳥」だったのです。
そして、太平洋戦争が終わると、今度は、復員船として従事し、沢山の兵士達を母国日本へ導いたほか、貨客船としても再び活躍し、1960年には30年の航海生活を終えました。
そして、翌1961年には山下公園に根を下ろし、その後ユースホステルやパーティスペースとして利用されるようになりました。
2003年には横浜市指定有形文化財に登録され、昨年の2016年には国の重要文化財になったのです。
これが大まかな氷川丸の歴史ですが、実際に船内を探検してみると、現役で航海していた頃にタイムスリップしたような気分になれます。
自転車で日本一周をしなくとも、各時代に思いを馳せながら、疑似日本一周&世界一周旅行をイメージして船内を巡ってみるのも楽しいものです。
ブログに載せる際は、撮影OKエリアが船内にも多数ありますので、是非お気に入りの場所を見つけてシャッターを切ってみてはいかがでしょうか。
ブログに載せたい料理が満載!?自転車旅の食事は横浜中華街
暑い中自転車を走らせ続けると、喉も渇きますし、お腹も空いてきます。
それも日本一周の旅ともなると、欠かせないのが「美味しい食事」と言えるでしょう。
そんな時は、中華街の美味しいランチを沢山食べてスタミナをつけましょう。
夜になると値の張るお店がひしめき合うこの横浜中華街ですが、それでもランチは2000円ほど(お店によっては1000円以下の所も)でお腹いっぱいになる所が多いです。
ここでは、筆者がおすすめするお店を全部で3つご紹介します。
まずご紹介したいのが、景珍楼。
お昼の大人気番組でも紹介されたお店です。
そのときに紹介された料理は、激辛麻婆豆腐です。
ランチメニューは1種類のみで、お二人様からですが、1980円(税別)で7種類もの料理が食べられるので、かなりリーズナブルでしょう。
次は四五六菜館。
本館と新館があるのですが、今回ご紹介したいのは本館の方です。
注目して頂きたいのが、平日限定とあって、602円(税別)で食べられるサービスランチです。
また、平日ランチのAセットとBセットもありまして、こちらは先程の景珍楼のように2名様からとなり、お値段1980円(税別)になります。
たっぷり召し上がりたい方は、お友達を引き連れて予約してみてはいかがでしょうか。
最後は梅蘭酒家。
名物はなんと言っても焼きそばです。
お好み焼きのように丸く、そしてこんがり焼いたパリパリの麺の中には海産物やお肉、野菜が餡に包まれてたっぷり入っています。
お値段も860円~3000円(税別)とピンキリですが、お好みとお財布に合わせて注文されると良いでしょう。
また、ランチコースですとやはり2名様からですが、1500円(税別)の飲茶セットは、焼きそばと烏龍茶含んで9品もあり、思いの外ボリュームがあってとても美味しいのです。
どのお店のお料理も、彩り鮮やかで写真に撮る甲斐があるものばかりです。
是非ブログだけでなく、Instagramのアカウントもお持ちの方は是非、掲載してみてください。
ひょっとしたらブログ映えするかもしれない?山手の洋館巡り
ここまで海の近くをご紹介しましたので、今度は趣向を変えて高台にある観光名所、山手周辺をご紹介します。
実際に皆さんが行かれる際は、自転車で駆け巡るも良いですし、近くの駐輪場に駐めて自力で歩いてみるも良いでしょう。
元町商店街を麓にするこの山手エリアは、日本開国以降、日本を近代国家として導いてくれた欧米列強諸国の名士達の居留地であった場所として有名です。
建物自体は大正~昭和初期に建てられたものが大半ですが、ブログ映え必須の洋館は、役割が一つ一つ違って個性的です。
日本一周の旅が、開国後の歴史で彩られること間違いなしです
駐輪場は、元町・中華街駅のすぐ近く、港の見える丘公園の近くにあります。
料金も1回130円とオトクです。
自転車日本一周で疲れたら、万葉倶楽部で身体を癒やそう!
暑い中で一日中自転車を漕いでいますと、筋肉も精神的にもヘトヘトになってしまいます。
そんな疲れた心と身体を癒やすのにおすすめなのが、みなとみらい地区にある温泉施設の「万葉倶楽部」です。
宿泊もできます。
毎日、タンクローリーで運んでこられる湯河原と熱海の源泉を、この身で味わってみてはいかがでしょうか。
数種類のお風呂に入り尽くすもよし、お風呂上がりにマッサージを受けられるもよし、お腹が空いたら館内にあるお食事処で舌鼓を打つもよしと、楽しみ方は皆さん次第です。
また、9階(屋上)にあります足湯スペースは、みなとみらいの周辺施設や横浜港を一望できます。
その景色を切り取ってブログに載せたり、次なる自転車での日本一周の旅の目的地を考えたりするためにお使いになってみるのも良いかもしれません。
自転車の日本一周旅行を、安全に楽しく!
今回、自転車で巡る、横浜はみなとみらい線沿線の観光地とおすすめの過ごし方についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
実際に皆さんが、今回ご紹介した観光地を巡られる際は、章の順番通りだけでなくお好きな順番で訪問され、できれば是非ブログでもその魅力を語って頂ければ幸いです。
もし、自転車愛好家の方々が日本一周される中でみなとみらい線沿線を訪れた際は、是非その1日(場合によっては2日ぐらい)が良い天候に恵まれることを願ってやみません。
そして、何よりも安全な自転車の旅をしてください。