スポーツ自転車で有名なメーカーと言えば、ビアンキですよね。
中でも、ローマシリーズは世界で人気があります。
今回は、ローマがどんな自転車なのか、同じビアンキのカメレオンテとも比較してお伝えします。
また、初心者の方でもできる、簡単なカスタム方法もご紹介します!
ビアンキのローマはどんな自転車?
皆さんもご存知の通り、ビアンキは、世界でも有名な自転車メーカーです。
ビアンキと言えば、ロードバイクのイメージを持つ方も多いと思いますが、ビアンキのROMA(ローマ)シリーズはクロスバイクの上級モデルであり、世界でも人気のシリーズとなっています。
グレードは、ROMAの他にROMA2、3、4とあり、数字が小さいほどハイグレードなモデルになります。
価格は、ROMA4で7万円ほど、ROMAで11万円ほどです。
また、ローマは「ロードバイク寄りのクロスバイク」とも言われますが、それは、各パーツにロードバイク用のものが使われていることが多いのが理由です。
ギアはフロントが2段になっていて、ロードバイク用のコンポーネントを基にしています。
フレームも剛性の高い、固めの設計になっているので、比較的スムーズに漕ぎ出せます。
トップチューブの角度もフラットですし、サドルの形も薄く、ロードバイクに近いです。
そのため、ロードバイクに近い走りとスピードが体感できるので、人気なのですね。
他にも、ディスクブレーキ搭載で雨や雪でも安心して走れることや、カスタムしやすいことなどもローマの魅力です。
同じビアンキでもローマとカメレオンテはどう違う?
同じビアンキのクロスバイクで、もう一つ有名なシリーズが「カメレオンテ」です。
Camaleonte(カメレオンテ)には1~6までグレードがあり、後ろの数字が大きくなるほどハイグレードになるという点がローマと違います。
価格は年式によって変動しますが、大体カメレオンテ1で6万円~、6で15万円~です。
また、ローマが「ロードバイク寄りのクロスバイク」であるのに対して、カメレオンテは「マウンテンバイク寄りのクロスバイク」と言われます。
それは、その多くにマウンテンバイク向けのコンポーネントが使われていることが理由です。
ギアもフロントが3段のものが多く、リアが8段の場合は、24段の細かい変速ができるので、荒れているオフロードや山道に強い力を発揮します。
フレームも、ローマと違って柔らかめの設計なので、振動吸収性能を意識して作られているのがわかります。
トップチューブがシートチューブ側に下がる角度も強く、サドルが厚いのもカメレオンテの特徴で、ローマと同じく、カスタムして楽しむ方が多いです。
カスタムすると自転車の楽しみがさらに広がる!
ロードバイクと同じように、クロスバイクに乗る目的も様々です。
通勤や通学に使う方もいれば、街乗りや長距離ライド、レースに使う方もいます。
街乗りであれば、ビアンキのローマなどで快適にサイクリングしたり、景色を楽しむのが一般的でしょう。
ですが、ロードバイク・クロスバイクなどのスポーツバイクに乗っていると、この自転車をもっとカッコよく、もっと使いやすくしたいという気持ちがだんだんと出てきます。
パーツ一つにしても、色や形を変えたいと思うこともありますし、見た目を今以上におしゃれにしたい、と思うのは自転車乗りにとっては自然な感情です。
また、性能を上げて今よりもっと走りやすくしたいと思うのも、自分の愛車を愛すればこそですよね。
どこか変えたいと思ったら、自分好みに自転車をカスタムしてみましょう。
初心者の方だと、自転車をカスタムするのは難しく感じるかもしれませんが、思いのほか簡単にできます。
基本的な工具さえあれば、手軽にお手持ちの自転車をバージョンアップできるので、カスタムすることも、クロスバイクの一つの楽しみ方と言えますね。
ボトルケージを変えて、ビアンキのローマを簡単にカスタム!
では、ビアンキのローマをカスタムする簡単な方法をご紹介します。
まずは、初心者の方でもすぐにできる、ボトルケージの交換です。
ボトルケージはしばらく使っていると飽きてきますし、傷んできたりもします。
使ってみたら、使いにくかったということもあるでしょう。
好みのデザイン・素材のものを選んだら、使いやすさを確認して購入しますが、その際に自転車に合わせた色・質感にするとかっこよくなります。
ビアンキは「チェレステ」と呼ばれる緑がかった水色が特徴的なので、それに合う色を選ぶとまとまりが出て、おしゃれに見えます。
自転車店やインターネットで好みのものを見つけて交換するだけでも、クロスバイクの印象が大きく変わります。
また、自分の欲しい性能を考えた時に、気に入ったビアンキ製のケージがなければ、違うメーカーのものでもいいでしょう。
初めてのカスタムではデザインや色、予算、機能などを色々と考えてどれにするか悩みますが、自転車をオシャレにするためにあれこれ考え選んでいくのは、とても楽しいものですよ。
グリップをカスタムするだけでも印象が変わる!
引き続き、ビアンキのローマを自分好みにカスタムする方法をご紹介します。
次は、グリップにバーエンドバーを取り付けるやり方をご紹介します。
バーエンドバーとは、バーエンド、いわゆるフラットバーハンドルの両端に取り付けるバーのことです。
これを付けるだけで自転車の印象が変わりますし、その性能を上げることにもつながります。
簡単に性能を上げられることから、クロスバイク初心者の方におすすめしたいカスタムです。
バーエンドバーをつけると、もうひとつポジションが増やせるので、スピードも上がりやすくなります。
その取り付け方も、お好みのバーエンドバーを買って、グリップに取り付けるだけなので簡単な作業です。
それでは、その方法をもう少し詳しくご説明していきます。
まず、シフトレバーとグリップを六角レンチで緩めます。
これは、バーエンドバーを取り付ける分、シフトレバーを内側にずらさなければならないからです。
グリップは種類によって固定方法が違いますが、多くは、見える所にネジがあるので、それをレンチで緩めてください。
緩めたら、バーエンドバーをハンドルのバーエンドにはめ込みます。
好みの角度に調整したら固定して、シフトレバーとグリップを締めれば完了です
このように簡単にカスタムができるので、試してみてはいかがでしょうか。
タイヤのカスタムで走りの性能を追求しよう!
少し経験を積んでくると、性能を上げるためのカスタムもしてみたくなるものですよね。
最後に、タイヤのカスタムについてお伝えします。
自転車の走りを支えるのは、タイヤです。
走りやすさに直結する大事なパーツなので、カスタムして理想の走りを手に入れましょう。
ビアンキのローマでは、もとから履いている太いタイヤを細いタイヤに交換するのも、一つの方法です。
太いものと細いものでは、重さも違うからです。
タイヤが細ければ路面の抵抗が減りますし、タイヤの軽さは自転車の軽さにもつながります。
また、タイヤは、パターンや材質によっても走りが違ってきます。
細くてスリックなタイヤにすると、平坦な道も楽になりますが、それ以上に坂を走る時に軽さを感じられます。
ですが、タイヤを含めた自転車のカスタムは、これ以外にも人それぞれ、様々なやり方があります。
自分に合ったカスタムは何かを考え、その方法を探しながらカスタムしていくことで、より魅力的な「あなただけのローマ」になっていくはずです。
難しく考えず、できるところから楽しんでカスタムしてみてくださいね。
自分好みのカスタムで、もっとローマを楽しもう!
今回は、ビアンキのクロスバイクの中でも人気のある、ローマの特徴とカスタム方法をご紹介しました。
スポーツ自転車をカスタムしていくと、さらに愛着がわき、走りもさらに楽しめるようになります。
「自分はどう乗ってどう楽しみたいのか」を考えながら、自分好みにカスタムしてみてください。