ロードバイクに乗っている人なら、誰もが憧れるカーボンフレーム。
お値段が手頃とは言い難いのですが、その軽さと強さが魅力的です。
そんな憧れのカーボンフレームのロードバイクを手にしたあなた。
永く綺麗に乗り続けたいと思いますよね。
ここで、カーボンフレームのお手入れ方法をご紹介します。
カーボンフレームのお手入れ方法で気を付ける点
カーボンは水に弱いと聞きますが本当にそうなんでしょうか?
そもそもカーボンフレームって何なんでしょうか?
カーボンとは炭素繊維を使った強化樹脂素材のことです。
簡単に言うと、繊維強化プラスチックのことです。
これが特に水に弱いというわけではないんですよ。
ロードバイクに乗ってて雨にあたるなんてことはしばしばですよね。
水分が残ると錆に繋がるので、もし水で濡れた場合はよく拭きとることが肝心です。
これは、他の素材のロードバイクも同じことが言えます。
一番気を付ける点は、フレームに傷を作らないようにお手入れするということです。
カーボンは、炭素繊維をエポキシ樹脂などで固めて作られています。
特に強度が低いということは、全くありません。
ですが、傷からフレーム内部に水が染み込むと、フレームの強度が失われる可能性があります。
また、その傷から、変形や劣化するということにも繋がります。
今までのお手入れでは、ブラシでガシガシ洗っていたって人も多いですよね。
せっかく手に入れたカーボンフレーム。
傷をつくらないように、優しいお手入れ方法にしてみましょう。
カーボンフレームを泡の力でお手入しよう
カーボンフレームを傷つけたくない。
でも、しっかり汚れを落としたい。
ということで、優しく汚れを落とすお手入れ方法をご紹介します。
ずばり、泡の力を利用する方法です。
ここで登場するのが、自転車専用アイテムです。
その名も「ワコーズ フォーミングマルチクリーナー」です。
ご準備頂くものは、この専用クリーナーとウエスのみ。
そして、その魅力は、泡をカーボンフレームに拭きつけて拭くだけ。
たったそれだけの動作でお手入れが完了です。
水を使用しないので、排水設備が不要。
場所を選ばないのも魅力。
屋内でも気軽にお手入れが出来ます。
水を使用しないので、神経質に拭きとるという作業も不要です。
寒い冬でも手がかじかむことがありません。
こちら、ロードバイクの素材に関係なく、チェーンやスプロケットのお手入れとしても人気の商品。
ということで、このクリーナーを利用すれば、フレームだけでなく、全体を一気にお掃除出来てしまうのです。
まさにカーボンフレームのお手入れの達人技です。
カーボンフレームの他のお手入れ方法
泡の力もいいけれど、もっと手軽に手短にしたいと思う方もいるのでは?
そこで、人気のお手入れは、お掃除シートで拭きとる方法です。
たったそれだけなんです。
しかもその魅力は、お掃除専用シート、自転車専用ではありませんので入手も楽なんです。
車のお掃除専用シート「ふくピカ」を利用します。
車の汚れを落とす専用シートは比較的入手しやすいですよね。
そのシートで、ロードバイクのカーボンフレームの汚れを拭きとるのです。
作業時間が泡の力より、さらに短縮されます。
こんなに短時間で済まされるお手入れ方法。
こびりつく前に汚れをさっと拭きとるのがおすすめポイントです。
乗車ごとに「ふくピカ」でサッと拭きとるだけで、充分綺麗な状態を保てますよ。
また、入手方法が簡単なのも魅力ですよね。
車量販店や、ホームセンターでも気軽にお買い求め頂けます。
ロードバイクを室内で監理されている人も多いですよね。
そんな人こそ、手間暇がかからない、この方法がおすすめ。
室内に入れる前に、「ふくピカ」でさっと拭きとるだけなんですよ。
それでも落ちないロードバイクの汚れのお手入れ方法
普通にロードバイクで走るだけでは、落ちないような汚れってなかなかつかないです。
でも、時間が経った油汚れなんかは、泡の力や、「ふくピカ」でもなかなか落ちないのもあります。
付着する油汚れのよくある原因は、フロントギアをアウターからインの時。
その時チェーンがカーボンフレームに接触してしまって、オイルが付く場合です。
本当なら、ごしごしタワシか何かで落したいとこですが、ここは大切なカーボンフレーム。
傷がついてしまうのだけは、避けたいですよね。
ここで登場するのが、中性洗剤です。
ご家庭に必ずある、食器用洗剤で充分なんです。
それを薄めて、古い歯ブラシやウエスに染み込ませて、優しく汚れを溶かすように付着させます。
あとは、拭きとるだけで簡単にお手入れが出来ます。
もし、泡での洗浄や、「ふくピカ」で対処出来ない汚れを発見した際は、是非、この技を使ってみてください。
ご家庭にあるもので、手軽に対処出来るのが魅力です。
カーボンフレームのロードバイクにワックスしていいのか?
ロードバイクの汚れを綺麗に落とした後、ワックスで仕上げたいところです。
でも、カーボンフレームにワックスを使ってお手入れして大丈夫なんでしょうか?
ずばり、大丈夫です。
ただし、カーボンフレームを保護する為に、通常、薄い膜が塗装されています。
ご使用になられるワックスの成分も色々ですよね。
それぞれと混じり合っていて、何がどう反応するか予想もつきません。
でも、そんなこと考えて準備するの、大変ですよね。
一番気を付けるとこは、塗装を剥がさないというところに重点をおきましょう。
せっかく傷をつけないように丁寧にお手入れしたのに、仕上げのワックスで傷なんて悲しすぎます。
そこで、おすすめしたいのが、ノーコンパウンドのワックスです。
ノーコンパウンドって何なんでしょうか?
ノーコンパウンドとは、研磨剤が入っていないワックスのことです。
これだと、カーボンフレームの塗装を傷つけることなく、フレームに輝きをもたらしますよ。
カーボンフレームのロードバイク永く使うために気を付ける点
他の素材のロードバイクと違い、カーボンフレームの場合、寿命が短いとよく聞きます。
それを聞いて、カーボンフレームの購入を渋ったという人も多のではないでしょうか?
カーボンの魅力は、軽くて、自由に形成出来、しかも強度がある夢のような素材です。
でも、一度大きな衝撃を受けて傷が付くと、そこから歪が生まれます。
大きな転倒などの際は、クラックや、ヒビ割れが無いかを確認しましょう。
小さな傷でも、そこから、せっかくのカーボンの耐久性が弱まってしまう恐れがあるのです。
もし見付けた時は、自転車屋に持ち込んで相談することをおすすめします
あと、もう1つご注意頂きたいのが、紫外線です。
と言っても、耐紫外線の塗装が施されています。
普通に乗って楽しむ分には、特別問題ないかと思います。
ただ、常に紫外線を浴び続ける場合。
また、塗装がはげてしまった場合。
このようなケースだと、注意が必要です。
そのためにも、丁寧にお手入れすることが大切です。
それと同時に、出来れば、直射日光を浴び続けない所でバイクを保管してください。
そういった心掛け1つで、他の素材と違いなく永く楽しめるようになります。
もっと気軽にカーボンフレームを
いかがだったでしょうか?
カーボンフレームのロードバイク。
他の素材とはお値段が違う分、購入するのも勇気が必要ですよね。
でも、ちょっとした工夫と心構えがあれば大丈夫です。
そんなに特別なお手入れも必要なく、難しくありませんよね。
きちんと、素材の弱点を把握し、注意すればクリア出来そうなことばかりです。
なんとなく、二の足踏んで購入をためらっている方。
また、購入したけど、お手入れが分からなかった方。
カーボン素材は今の技術では最高に軽くてロードバイクにはぴったりの素材です。
その特性を存分に楽しんでくださいね。