自転車につける走行距離計って?その機能や選び方を知ろう!

スポーツ自転車のハンドル部分などについている走行距離計とは、どんなものでしょうか。

また、走行距離が分かる以外に、どんな機能があり、どんなことが分かるのでしょうか。

現在では、様々なニーズに合わせて色々な機能を持ったものが作られ、販売されています。

その賢い選び方や、信頼できるメーカーなどもご紹介していますので、参考にしてみてください。

自転車につける走行距離計とは?

スポーツ自転車の走行距離を知るのに必要なのが、自転車の万歩計ともいわれる走行距離計です。

自分が自転車で走った距離を数値にして見られるので、これをつけるのはスポーツサイクリングの基本です。

走行距離計の基本的な機能は、速度、距離が分かり、時計としても使えるものです。
速度と走行距離だけを知りたいのなら、機能はこれだけで十分です。

ですが、現在は、サイクルコンピューターやサイクロメーターなどと呼ばれるものが多く、機能も色々と充実しています。

単純に速度や走行距離が分かるだけでなく、心拍数なども計って記録できたりもします。

設定方法は、タイヤサイズを入力するか、タイヤの一周の距離を入力するだけです。

あとは、タイヤが1回転した時にかかった速度で時速を計算して出すことができます。
時速が分かれば、走っていた時間で距離が測定できますよね。

また、自転車への取り付けはドライバー1本で簡単にハンドルやステムにつけるだけです。

普段のママチャリにつけるだけでも、自転車(サイクリング)に対する考えが変わるはずです。
きっと、ママチャリと一緒に遠出してみたくなりますよ。

スポーツ自転車にはなぜ走行距離計が必要?

ロードバイクなどのスポーツ自転車に乗るのであれば、走行距離計はつけるものと先ほどお伝えしました。

それにはいくつかの理由があります。

1.スピードや距離、積算距離などの必要な情報を得るため

これをきちんと知り管理することで、タイヤの消耗度やパーツの寿命が分かります。

そうすれば、パーツの交換時期なども管理して適切なタイミングでメンテナンスすることができます。
これがないと、走行距離が分からないだけでなく、自転車のメンテナンス時期にも関わってくるのです。

2.通勤の際のペース確認、時間チェックなどに必須

普段の通勤にロードバイクを使うなら、走行距離が分かる以外にも様々な機能がついているサイクルコンピューターはペースが確認できますし、時間も分かるので便利です。

多くの機能を求めると多少は価格が上がりますが、しっかりしたものが1台あるとサイクリングにはとても便利です。

また、本格的にサイクリングを始めようと考えている場合には、走行距離計の予算は5000円くらいを考えておくといいでしょう。

予算が5000円になると、高級なものも選択肢に入るからです。

最初に走行距離計を買うなら、速度と距離だけ分かれば十分?

では、走行距離計の選び方をお伝えしましょう。

サイクルコンピューターには色々な機能があります。

人によっては、「サイクルコンピューターに表示される情報は速度と走行距離だけ分かればいい」、「他の機能はよく分からないし、必要ない」と考える方もいらっしゃると思います。

自転車はロードバイクなどのスポーツ自転車だけど、レースに出るわけでもなく、通勤に使うだけなら、ペダルの回転数や心拍計としての機能はいらないように感じますよね。

確かに、乗り初めは速度と走行距離が分かれば十分です。

毎日、走行距離をリセットして、その日走った距離を確認したり、積算走行距離を眺めて悦に浸ることも、初めの頃は多いです。

ですが、乗り続けていくと、それに変化が出てきます。
速度なども体で分かるようになり、表示される数値への興味が薄れます。

さらに、速度や走行距離の確認だけなら、スマートフォンの自転車アプリでも可能なので、つけている意味を見出せなくなり、高機能のものを買い直すことになります。

ですので、せっかく買うなら、速度や走行距離しか表示できないものよりも、初めから色々な機能がついたものを買うのがおすすめです。

初めて走行距離計を買うなら、ケイデンス機能付きのものにしよう!

スポーツ自転車は、それにきちんと乗ろうと思えば思うほど、速度や走行距離だけの情報では満足できず、他の機能を使って、速く走るための研究などがしたくなってきます。

レースに出る方だけでなく、通勤で使うという方も同じです。
そのため、高機能のものを買うのがいいのは、先ほどお伝えした通りですね。

機能は沢山あっても困ることはありません。
使わないと思っていた機能でも「実際に使ってみたら便利!」となれば、使うようになるのが人間です。

では、どんな機能のついた走行距離計を選べばいいのでしょうか。

まず、ケイデンスが計測できるものを選ぶのは必須条件です。
これがあるかないかが、「高機能」と呼べるかどうかの違いです。

ケイデンスとは、ペダルを回す速さを示す数字(=1分間のクランク回転数)のことで、これを腕時計タイプの心拍計と併せて使えば、負荷を調整しながらトレーニングができるようになります。

新たに走行距離計を買う場合は、ケイデンスのあるものを選びましょう。

どこのメーカーが作っているものを選ぶのがいい?

さて、沢山の機能があつ走行距離計ですが、本当に色々なメーカーから発売されています。

沢山あるので、どれにするか迷ってしまいますよね。

どれを選ぶかは好みですが、信頼性やサポートを考えると、やはり有名メーカーのものが安心でしょう。
海外メーカーでとても有名なのは、高機能、高性能を誇る「ガーミン」です。

価格が高めなので躊躇してしまいますが、高機能を謳うだけあって、ガーミンの製品には沢山の機能がついています。

例えば、地図と連携して標高などの地形情報を得ることが可能です。
そのため、山の高低を詳しく知りたいという方やよくヒルクライムする方などには、ガーミンが選ばれます。

また、山道をスポーツバイクでよく走るという方なら、高度計機能のあるモデルを選ぶといいですね。

日本のメーカーでは「キャットアイ」が定番です。

さらに最近では、自転車用ライトで有名な「LEZAYNE」もサイクルコンピューターの取り扱いを始めています。
GPS内臓でルート表示ができるなど、こちらも機能的に充実していますよ。

自転車の走行距離計選びに迷ったら「キャットアイ」がおすすめ!

走行距離計を選ぶのに迷ってしまい、どうしても決められないという方には、「キャットアイ」をおすすめします。

手頃な価格で手に入り、機能も充実、なにより日本製なので安心です。
有線以外に無線タイプもあるので、それを選べばハンドル付近がスッキリします。

また、高度計や実時間計測機能もあるので、水平の移動距離のほかに垂直移動距離も計測できます。

さらに雨天時の誤動作補正も考慮されていて、走っているさなかに雨が降ってきた時なども計測できます。
しかし、雨天時に自転車で走ることは少ないですが、安いものだとうまく計測できないことがあります。

また、キャットアイにも種類があり、GPS機能付きモデルやスマホと連動したモデルも出ています。

スマホと連動したものが出ているのは、スマートホンのサイクルアプリを走行距離計として利用する方が多いからです。

アプリは情報も多く、GPSで位置も追跡できて便利なのですが、バッテリーや視認性が悪いです。
スマホと連動したものにすれば、バッテリーを気にせずに情報を得られるので心強いです。

ぜひ、あなたにぴったりのものを探してみてください。

スポーツ自転車にはサイクルコンピューターをつけよう!

今回は、自転車につける走行距離計について、その必要性や、機能、選び方などをお伝えしました。

買うときにはいらないと思っても、色々な機能の付いたものを選ぶ方がお得なようですね。

また、どうしても迷ったときは、キャットアイのモデルから選ぶことをおすすめします。

進化するサイクルコンピューターと一緒に、自転車ライフを楽しみましょう。