ロードバイク初心者の方、そろそろビンディングシューズを履いて走ってみたくないですか?
初めてのビンディングシューズを選ぶなら、やはり安心のシマノでしょう。
今回は、ビンディングペダルに合わせたシューズの選び方や、サイズの選び方、正しい計測方法などもご紹介します。
自分の足に合ったサイズとは、どのような状態のことなのでしょうか。
ご説明していきます!
シマノのビンディングシューズを選ぶ前に、2種類のペダルについて
ロードバイクの完成車を購入する際に、初心者の方は驚かれるかもしれませんが、ペダルは基本的に別売りになっています。
初心者の方は、普段の靴でも乗れるフラットペダルを選ぶことが多いですが、ロードバイクに乗り慣れてくるとビンディングペダルを買いなおす方が多くいらっしゃいます。
ビンディングペダルというのは、ペダルとシューズを固定して、ペダリング効率を上げるためのものです。
ロードバイクで本格的に走りたいなら、ビンディングペダルと専用シューズは必須です。
初めてビンディングペダルを購入するなら、性能に定評がある、日本が誇る自転車パーツメーカー「シマノ」が安心です。
この記事では、シマノのビンディングシューズにスポットを当て、初心者の方のためにもわかりやすく、シューズの種類や選び方、サイズの測り方をお伝えしていきます。
ビンディングシューズの底裏には穴が空いており、その穴にビンディングペダルのクリート(留め具)をはめ込んで固定するようになっています。
シマノの場合は、ビンディングペダルは大きく分けて「SPD」と「SPD-SL」の2種類があり、それに併せてシューズを選ばなければなりません。
普通のスニーカーのようにデザインやカラーで決めてはいけないのです。
まずは、「SPD」と「SPD-SL」の2種類のペダルの違いからご説明します。
●SPD
MTB(マウンテンバイク)用に向けに開発されたペダルで、山道を歩きやすいよう小型のクリートが付いています。
クリートが出っ張っていないので歩きやすく、街乗りにも向いています。
オフロードレース向けや、片面フラットのものなどもあります。
●SPD-SL
ロードバイクには最適とされており、ツール・ド・フランスに出場する選手のために開発されたペダルです。
クリートが出っ張っているので、そのままでは滑りやすく歩きづらいのですが、本格的にロードバイクで走るならこちらでしょう。
シマノのビンディングシューズはペダルの種類に合わせて!
2種類のビンディングペダルの違いがわかったところで、自分は「SPD」と「SPD-SL」のどちらにするかを決めましょう。
選ぶペダルに合わせて、シューズも決めなければなりません。
乗っているのがロードバイクだからロード用を選ぶ必要はなく、街乗りしながら気軽に歩きたいという方なら、SPDでも良いですね。
しかし、最初にSPDを選んだ場合、少し経ってからSPD-SLに買い換えるケースが多く、そうなると一緒に買ったシューズも無駄になってしまいます。
ロードバイクで本格的に走りたいと思っているなら、最初からSPD-SLを選んでしまうのも良いでしょう。
欲しいペダルが決まったら、シューズを選びます。
シマノ場合は、SPDに対応するシューズは2穴で、SPD-SLに対応するシューズは3穴になっています。
この2つの互換性はありません。
SPD対応のシューズは、歩くことも考慮されているので、デザインがカジュアルなものが多く、洋服にも合わせやすくなっています。
SPD-SL対応のシューズは、まさにロードバイク用といった感じのレーシーなものが多く、ウェアを着ていないと浮いてしまうかもしれません。
しかし、ペダルとがっちり固定できるので、走るのには最適です。
ペダルとシューズの種類を決めたら、ビンディングシューズのサイズ選びですが、初めての方だと意外と難しいのではないでしょうか。
サイズの選び方をご紹介していきます。
自分に合ったビンディングシューズを選びたいなら、正確に足のサイズを計測!
自分の足に合ったビンディングシューズを選ぶには、正確な足のサイズを知る必要があります。
ここでは、自宅で簡単にできる計測方法をご紹介します。
1枚の紙に、縦横が直角に交わる線を描きます。
足の長さに合わせて、縦線は長めに引いてください。
この紙に描いた線の上に、足を乗せて計測していきます。
普段履いている靴下を着用して、まずは「足長」を測りましょう。
かかとの一番出っ張っている部分に定規などを当て、先ほど引いた横の線に合わせます。
続いて、つま先の一番出っ張っている部分に定規をなどを当て、目印をつけます。
できたら、横の線から目印までの長さを測ります。
次に「足囲」を測ります。
足囲とは、親指関節根元の最も出ている所(母子球)から、小指関節根元の一番出ている所(小子球)にメジャーを通して測ります。
この時に、メジャーで足を締め付けないように注意してください。
自分の足長と足囲がわかったら、JISの靴サイズ表に当てはめ、自分の足のワイズ(幅)確認します。
ワイズは、A、B、C、D、E、EE、EEE、EEEE、F、Gなどがあり、シマノやフィジーク、ノースウェーブなどメーカーによって変わってきます。
自分に合ったメーカーとサイズを知っておくと、シューズを選びやすくなりますよ。
ビンディングシューズのサイズ選び!試し履きする時のコツ
正しく計測し、自分の足のサイズがわかったら、いよいよビンディングシューズ選びです。
自分の足のサイズが27センチだから27センチのシューズを、というように素直に選んではいけません。
スニーカーと違って、ビンディングシューズの場合は、自分の足に合っていないものを選んでしまうと、ケガをしやすくなったり、思うように走れなかったりします。
そのため、自分に合ったビンディングシューズを選ぶために、必ず実際に履いてみることをおすすめします。
また、サイズを合わせる際に重要なのは、しっかりとかかとを合わせることです。
まずは座った状態でビンディングシューズを履き、バックルを留める前に、かかと部分を床にトントンと何度か打ち付けましょう。
そして、シューズにかかとをしっかりと合わせた状態で、バックルを留めます。
理想的なサイズは、5mm程度ゆとりがあって、シューズの中で指が動かせるくらいです。
もしも、ゆとりがあり過ぎて、履いているうちに大きいと感じるようになってしまったら、インソールを使って調整しましょう。
一般的なスニーカー用のものではなく、スポーツ用で厚みのあるものがいいですね。
次章からは、シマノでおすすめのビンディングシューズをご紹介していきます。
シマノのビンディングシューズで初心者におすすめなのは?
ここからは、シマノで人気が高いビンディングシューズをいくつかご紹介します。
街乗りが多く、歩きやすいSPDペダルを選んだけれど、今後SPD-SLペダルを買いなおす気がしている方。
そんな方にぴったりな、SPDペダルとSPD-SLのクリートを兼用できるシューズがあるのです。
シマノ2016年モデルの中では、SH-RP500・SH-RP300・SH-RP200・SH-R065の4つが、SPDとSPD-SL兼用モデルとなっています。
ソールと表面の素材で、グレードが変わってきます。
なかでも初心者の方におすすめしたいのは、SH-RP300モデルです。
コストパフォーマンスが良く、初めてのビンディングシューズにはぴったりな1足です。
SH-RP300の表面素材は、シンセティックレザー&メッシュで、ソールの素材はグラスファイバー、ナイロンソールです。
ソール剛性は6と扱いやすく、サイズ40の場合の重量は527gです。
ホワイトとブラックの2色があります。
気になる価格は、だいたい11,000~15,000円程度です。
SPDとSPD-SL兼用モデルを選ぶなら、中間グレードのSH-RP300はいかがでしょう。
シマノのSPD兼用ビンディングシューズを選ぶ時は、サイズ表記に注意!
最後に、シマノのSPD・SPD-SL兼用モデルのビンディングシューズを選ぶ際の注意点をお伝えします。
シマノのビンディングシューズのサイズ表記はヨーロッパ表記になっており、日本のサイズに換算すると微妙な数値になっています。
以下に、実際のサイズとヨーロッパのサイズ表記を掲載しましたので、ご参考になさって下さい。
実際のサイズ:サイズ表記
22.5cm : 36
23.2cm : 37
23.8cm : 38
24.5cm : 39
25.2cm : 40
25.8cm : 41
26.5cm : 42
27.2cm : 43
27.8cm : 44
28.5cm : 45
シマノ2016年モデルの場合「SH-R321」「SH-RP900」「SH-R171」「SH-RP300」には幅広タイプもあり、その場合は商品名の後ろに「E」と表記されています。
購入する際はお間違えのないように、注意しましょう。
先ほどもお伝えしましたが、自分に合ったビンディングシューズを選びたいなら、数値だけではなく実際に履いてみることをおすすめします。
便利なネット通販で購入したくなりますが、せめて初めてのシューズの場合は、必ず試し履きをして、サイズ感を確認しましょう。
自分に合ったサイズは5mmのゆとり
ビンディングシューズを試し履きする際は、かかとをしっかりとシューズに付け、つま先に5mm程度ゆとりがあるサイズを選びましょう。
シューズをネット通販で購入するのはおすすめできません。
メーカーは同じでも、モデルによってサイズ感も違うので、実際に履いて確認しましょう。
ビンディングシューズは基本的に自転車に乗るためのシューズなので、安全性を考えて慎重に選びたいですね。