伊豆サイクルスポーツセンターをご存知ですか?
大人気漫画の中でも出てきましたが、ロードバイクのトレーニングをされている方におすすめなのが、5キロサーキットコースです。
有名ブランドの自転車をレンタルすることもでき、気軽に立ち寄れる...と思いきや、勾配がきつくビギナーは一周回るだけでも疲れてしまうかもしれません。
5キロサーキットはどんなコースで、何分くらいで回れるのか、また坂を上る時どのようなことに気をつければいいのかということについて書きますので、参考にしてみてください。
伊豆サイクルスポーツセンターの5キロサーキットコース
伊豆サイクルスポーツセンターは、東京オリンピックの会場にも選ばれた旬のスポットです。
ここは、大人気の自転車漫画の聖地としても有名です。
自転車の5キロサーキットコースだけでなく遊園地としても楽しめ、アトラクションやおもしろ自転車、パターゴルフ、卓球などができるレジャースポットとして人気です。
夏はお子さんに大人気の流れるプールがあり、ご家族で訪れるのもおすすめです。
本格的に自転車に乗ることができる場所は、5キロサーキットと、ペロドローム、MTBコースです。
ペロドロームは、屋内型の250mトラックになっていて、こちらでは定期的にレースが行われています。
伊豆サイクルスポーツセンターは、最寄駅から遠く、輪行は難しいでしょう。
車載されて自転車を持ち込む方が多いと思いますが、レンタサイクルも利用できます。
レンタル料は入場料820円プラス、一時間620円です。
ただし、身長制限があり、140cm以上からの利用となっています。
嬉しいことに大人用自転車にはさまざまなブランドがあります。
ビアンキやジャイアント、ピナエロなど有名ブランドがそろっていますが、多いのはビアンキでしょうか。
ちなみに、持ち込みの場合は入場料820円プラス持ち込み料520円です。
次の項目では、伊豆サイクルスポーツセンターの5キロサーキットが実際にどのようなコースなのか、また何分くらいで回れるのか、ご説明していきます。
5キロサーキットコースは自転車で何分で回れる?
5キロサーキットのコースは、全長5,150mなので、日頃からタイムを計ってトレーニングされている方は、だいたい何分くらいで回れるかわかるかもしれません。
公式サイトでは、およそ20分ほどで一周できると説明されていますが、ベテランなら10分くらいで帰ってこれる方もいます。
コースは勾配がきつく、サーキットというよりはヒルクライムをイメージして頂くといいかもしれません。
コースには、3ヶ所の上り坂と、3ヶ所の下り坂がありますが、最初の坂と2番目の上り坂は勾配がきつく、距離もありますので、初心者にとってはチャレンジングな坂になっています。
中には、坂の途中で自転車を降りて休憩する人もいます。
ではスタート地点から、コースのご説明をしていきましょう。
スタートしてすぐに最初の下り坂です。
坂が終わるところに右カーブがありますので、注意して減速するようにしましょう。
次に最初の上り坂です。
ここは勾配がきつくありませんが距離が長いので、序盤から体力を使い果たしてしまわないよう無理せず上りましょう。
この上り坂が終わると、2番目の下り坂です。
ここは距離もあり、ゆるやかにカーブしていて、気持ちよく走れます。
橋を渡ると、このコースの中でも特に厳しい坂が待っています。
勾配がきつく上り切れない方は無理せず、休憩しながら上りましょう。
コースの途中にベンチがありますので、ここで休むことができます。
5キロサーキットコースの自転車での楽しみ方
5キロサーキットコースの魅力の一つに、見晴らしの良い景色が見れるということがあります。
天気のいい日は富士山も見ることができます。
一周何分かでもタイムを縮めることを目標にがむしゃらに走るのもいいですが、休憩所で休みつつこのような景色を楽しむのもいいかもしれません。
最後の坂を超えて、ホームストレートに帰ってくると、心地よい達成感が味わえます。
また、トレーニングの後には温泉施設「ゆーサロン」に入って、疲れをいやすこともできます。
温泉の利用料は800円ですが、サイクルスポーツセンターの入場券で半額になりますのでぜひ立ち寄ってみてください。
5キロサーキットコースの楽しみ方は人それぞれです。
日ごろ自転車に乗っていない人が家族連れで来て、休み休み走っていたり、気合の入ったサイクルウェアに身を包んだライダーが高速で坂を走っていたり、中には、一日中いて20周以上走る強者もいます。
もし何十週も走るなら、忘れてはならないのが補給食です。
脂っこくなく消化のいいものを選びましょう。
携帯できて手軽に食べられるおにぎりや羊羹、バー状ケーキなどがおすすめです。
ハンガーノック(空腹で脱力状態になる)になってしまわないよう、多めに用意しましょう。
また、水分補給も大切です。
喉が渇いてから飲むのではなく、意識して早めに飲むようにしましょう。
何分で一周できる?ビギナーは上り坂の走り方を変えよう
5キロサーキットで、タイムを何分か縮めるために、自転車で坂を走る時に注意したいことをご説明します。
平地だけの楽なコースとは違い、上り坂では、出力を切らさないようにしなければいけません。
一瞬でも休むと止まってしまいます。
初心者の方は心が折れてしまい、坂に苦手意識を持つようになるかもしれません。
しかし、意識を変えることで、坂が楽に上れるようになります。
ベテランライダーはトレーニングの中で自分の出力を理解していますので、ハイスピードで上り続けることができますが、経験が少ない人は自分のスタイルを見つけるまで、無理をしないようにしましょう。
まず、自分の限界に気づき、受け入れることです。
怪我をしてからそれに気づく人もいますが、それではリスクが高すぎます。
趣味でロードバイクに乗っているなら、楽しく乗り続けたほうがいいに決まっています。
はじめは、とにかくゆっくり上ることです。
軽いギアにチェンジしてもいいでしょう。
坂に慣れ、体が出来上がってきたらギアを元に戻す、それくらい臨機応変に走りましょう。
止まって休んでもかまいません。
心肺機能や、体重、筋力によって、立ち漕ぎ(ダンシング)かシッティング(座ったまま)、どちらが合うのかも変わってきます。
体に過度な負担をかけず、無理のない練習を重ねるうちに、自分の得意な走りが見えてくるのです。
自転車で上り坂!タイムを何分か縮めたいときは
5キロサーキットで何分かタイムを縮めるためには、ただがむしゃらに走っていてはいけません。
問題点をはっきりさせ、対策を考えることが、レベルアップにつながります。
坂道がきつく仲間についていけないと感じると、自転車が楽しくなくなってしまう方もいます。
もちろん逆に闘志を燃やす方もいますが、熱血タイプの方が考えてしまいがちなのがとりあえず数をこなせば早くなるだろうということです。
これは間違いではないのですが、ピンポイントに問題点を意識して走るほうが効率がよく体も楽です。
例えば、坂の途中でペースが落ちていくことにお悩みなら、心拍計を利用して心拍数を計り回復可能な数字を知っておくことで、ペースをコントロールできます。
心拍計とは、ハートレットモニターともいい、胸に巻いたトランスミッターから発した信号を、手首やハンドルに取り付けた本体に表示する機械です。
サイクルコンピューターの機能がついているものもあります。
心拍数の、だいたいの最大値を計ったら、その数字の80%くらいを超えないように坂を走るようにしましょう。
ビギナーは、自分の力がつかめていないので、序盤で飛ばしすぎて後半脚が動かなくなり、最後ケイレンしてしまうこともあります。
これでは、タイムは縮まりません。
坂の途中で心拍数を計りながら、はじめはゆっくり、徐々にペースをあげていきましょう。
上り坂を楽にするこぎ方と姿勢!自転車を制御する腕の使い方
坂道を座ったままで上るコツは、サドルの後方に座り前方に踏み出すことです。
前方に踏み出せば、クランクが回りやすく効率よく力が伝わります。
できるだけ手前から斜め前に踏み出すイメージで走りましょう。
脚を真下に下ろすようなこぎ方は、余計な力を使うことになります。
斜め前に踏み出すようにこぐことで、持久力があり他の筋肉とも連携している、ハムストリングスという筋肉を使うことができるようになります。
この筋肉を意識して走ることで疲労を感じにくくペースを上げることができます。
また、無駄な力を使わないようにするという点では、姿勢や腕の使い方に気を配ることも大切です。
骨盤を立ててサドル後方に座り、前傾姿勢を維持しましょう。
腕も疲れてくると曲げてしまいがちですが、それではペダリングで発生する動きを抑え込むことができません。
それでは自転車が蛇行しやすく、無駄の多い走りになります。
手の親指はハンドルの上に出し、ひじを外に開かないようにまっすぐ腕を使うのがおすすめです。
ひじのくぼみが、上を向くようなイメージです。
馬の手綱を引くように、自転車を制御しましょう。
こうした意識を持つことで、5キロサーキットの上り坂もずっと楽に走れるようになるでしょう。
タイムが何分縮まったか、仲間と競争しつつ走るのもモチベーションがあがっておすすめです。
5キロサーキットで坂に苦しんだら走る意識を変えてみよう
伊豆サイクルスポーツセンターの5キロサーキットは、走ってみると勾配がきつく、サーキットでありながらヒルクライムの練習もできる、自転車のトレーニングの場所として申し分ないコースです。
何分くらいで一周できるかは、人それぞれですが、大人の健脚の方で20分以内を目安にされるといいかもしれません。
5キロサーキットの他にもさまざまな遊具があり、家族で訪れても楽しめます。
トレーニングしていく中で、上り坂が辛いと感じたらペダリングや姿勢を見直してみましょう。
はじめは無理せず少しずつスピードアップしていきましょう。