自転車に乗れないのは、小さな子供だけではありません。
乗るタイミングを逃し、自転車に乗れないという大人の方もいらっしゃいますよね。
そこで、大人でも子供でも、自転車に乗れるコツをご紹介していきます。
自転車に乗れない大人の人、必見!自転車練習方法
自転車に乗れない人は、練習をすれば乗れるようになります。
しかし、子供の頃ならともかく、大人になってからでは遅いのではないかと感じる人も多いのではないでしょうか。
そんなことはありません。
練習するタイミングはいつでも良いので、乗りたいと思ったら練習を始めれば良いのです。
まずは自転車を用意しましょう。
バランスを上手く取るために、重くてタイヤが大きいものを選んで下さい。
ハンドルの形はT字型とトンボ型がありますが、後者のタイプを使います。
乗り慣れていないうちは格好良さよりも、安定感や乗りやすさを優先して下さい。
重心がきちんと真ん中に来る自転車が最適です。
乗るためのポイントは、身体を使ってバランスが取れるかどうかという点が重要です。
そこで最初はペダルを取り外した状態の自転車に、転ばないで乗っていられることを目指しましょう。
漕いで前に進むことを身に付けるのは、それからでも十分間に合います。
サドルに跨がってハンドルを握り、ぐらつかずにバランスを取るコツを掴みましょう。
子供の自転車練習に使われる、ストライダーが良い例!
まだ自転車に乗れない年齢の子供には、ストライダーという乗り物を使ってバランス感覚を鍛えておくと、スムーズに自転車へと移ることが出来ると言われています。
ストライダーにはペダルが付いていません。
つまり転ばないようにするには、身体でバランスを取る必要があります。
すると自転車の練習を始める頃にはバランスの取り方のコツを身に付けた状態になっているので、後はブレーキの掛け方やペダルを漕ぐタイミングなどを覚えれば、あっという間に自転車に乗れることでしょう。
最初はペダルを漕ぐのではなく、両足で蹴って前に進んでみましょう。
あくまでもバランスを取ることを目的としている練習なので、進む距離は短くて構いません。
平地でコツを掴むことが出来たら、今度はやや傾斜のある道で練習します。
くれぐれも怪我や事故には気を付けて下さい。
何度も繰り返して、身体に感覚が染み付いてきたら、ペダルを取り付けて漕いでみます。
ブレーキやハンドル操作を一気に覚えるのではなく、まずはブレーキのコントロールを練習して、それを覚えたらハンドルの操作方法を学ぶというように、順番に練習していきましょう。
自転車に乗れない人が練習するには、どこがおすすめ?
自転車に乗れない時は練習あるのみですが、何処で練習しても良いというわけではありません。
例えば公道は人や自動車が行き交うので、怪我や事故に繋がります。
人気のない場所は、不審者などと遭遇する確率が高く、また時間帯が夜の場合は特に危険なので、なるべく避けて下さい。
おすすめは初夏の17時過ぎくらいの公園です。
空は十分明るく、しかし子供達は家に帰る時間なので、自転車を走らせるにはぴったりです。
公園によっては自転車の進入を禁じているところもあるので、事前に確認しておきましょう。
規模の大きい公園なら、広い敷地内で散歩やランニングをしていたり、家族や友人と遊びに来ていたりといろんな人がいるので、自転車の練習をしていても目立ちません。
人目が気になる場合は、自転車教室に通い、プロのインストラクターから教わるのもひとつの手です。
自転車は持ち込みではなく、その場で貸してくれることが多いので、荷物などは持っていかなくても気軽に訪ねることが出来ます。
その場にいるのは当たり前ですが、同じように自転車の乗り方を習いに来ている人ばかりなので、仲間も出来るでしょう。
自転車に乗れない、子供のための練習法は?
自転車に乗れない場合、子供なら補助輪の付いたものから慣れていくことはよくあります。
これでは車輪によって常に支えられているため、自分の身体を使ったバランス感覚が身に付きません。
そんな時は、補助輪と一緒にペダルも取り外して、身体と自転車の釣り合いが取れるように、コツを掴んでいくと良いでしょう。
また、最初からペダルが外れている、ストライダーと呼ばれる自転車を使うのも良いでしょう。
足で地面を蹴りながら前に進み、足が地面を踏むタイミングでそちら側にハンドルを動かせば曲がることが出来ます。
これがスムーズに行えるようになるまで、繰り返して練習しましょう。
カーブが曲がれるようになったらペダルを取り付けます。
漕ぐポイントは、後輪を空回りさせすぎないように気を付けつつ、軽く負荷を掛けることです。
初めは誰かに後ろを手で押さえてもらい、慣れてきたら一人で走ってみましょう。
最も重要なのは止まる方法です。
無理にブレーキを使わなくても、両足をつけば止まります。
とはいえ、ブレーキも使用しなければそのまま進んでいってしまうこともあるので、どちらの方法も練習して下さい。
自転車の練習で大切なのは、やる気を出してあげること!
子供はやる気を出すのも早いですが、なくすことも早いので、なかなか自転車に乗れないからといって、怒ったり呆れたりすることは絶対にしないで下さい。
親がそのような態度を取ると、子供は自信をなくしてしまいます。
特に自転車のバランス感覚を身に付けるのは本人次第で、ひたすら練習を繰り返すしかないのです。
この場合は応援やアドバイスではなく、ただ練習を見守り、出来た時には思い切り褒めてやって下さい。
何かご褒美を与えても良いでしょう。
どんなに些細なことでも、褒めてやれば達成感や喜びを感じることが出来るので、それがやる気へと繋がっていくのです。
上達することを楽しめているのならチャンスです。
その気持ちが失われないうちに、集中して練習を行っていきましょう。
子供のやる気を引き出しながら練習に付き合うのは、親にとって大変なことではあります。
しかし、転んで怪我をしたり、乗るたびにふらつく自転車に対して子供も不安感や恐怖感を抱いています。
そのような感情がやる気を上回ってしまう前に、どんどん練習を重ねていって、早めに乗れるようにしてあげましょう。
自転車が乗れるようになったら、交通ルールも忘れずに教えよう
自転車は便利で楽しい乗り物ですが、ルールやマナーを守らなければ怪我や事故を引き起こします。
それを防ぐためにも、子供にはまだ乗れないうちから自転車に関する決まりごとを教えておくことをおすすめします。
もちろん口で説明するだけではなく、親が見本となって実践することも忘れないで下さい。
決まりは色々ありますが、絶対に教えるべきことは「自転車に乗る際は必ずヘルメットを被る」ことです。
幼いうちは理由を言われてもすぐには理解出来ず、被らない子供もいるかもしれません。
しかし、そのたびに言い聞かせて、根気良く教えましょう。
自転車が原因の事故で、最も多いのは頭部の怪我です。
そして、もしも事故に遭った時、ヘルメットをしていないと命を落とす確率が跳ね上がります。
また、ヘルメットを被っていても、サイズが合っていなければ意味がありません。
顎紐を固定するのも重要です。
自転車は、軽車両に分類されるので、基本的には車道を走ります。
しかし、12歳以下か、70歳以上の人は歩道を走ることが出来ます。
どちらにも当てはまらない年齢の人は、自転車通行が可能であると標識に表記されていたり、車の数が多くて通れなさそうな場合には許可が下ります。
ただし、通行の優先順位は歩行者で、スピードは限界まで落としましょう。
コツが分かれば、自転車は誰でも乗れるようになる
自転車の練習法についてご紹介しました。
大人でも、子供でも大切なのはバランスを取ることです。
実際、ペダルをとってみることから始めてみることをおすすめします。
バランスが取れるようになれば、案外簡単に自転車に乗ることが出来てしまうかもしれませんよ。