自転車運転でやってしまいがちな行為といえば、携帯電話やスマホを使っての走行ですね。
ここ最近で、自転車による取締りが厳しくなりました。
では、いったいどこまでがよくて、どこからが警察に捕まってしまうのか、難しい自転車の法律についてご紹介していきます。
走行中に携帯電話やスマホを使用すると警察から取締まりを受ける
高校生以上は、ほぼ全員スマホを持つようになった現在、危ない自転車の運転をしている人をよく見かけます。
特に高校生から20代の人は多いです。
若い為、運動神経にも自信があるのだと思いますが、見ている方がドキッとします。
ちゃんと自転車の運転を止めてからなら問題ないのですが、走りながら片手で運転している人も多く、大変危険です。
まだ、通話なら前を向いて話せるものでしょう。
しかし、中には文字を打っている若者もいます。
このような状態ですと携帯電話に意識が集中してしまいます。
このように片手に携帯を持って自転車走行している人を見ると、何かあったらどうするのだろう、とハラハラものです。
それぞれの都道府県で道路交通規則は違いますが、携帯電話については大体のところ、手で持って通話していることや、操作の禁止が決められています。
このことから携帯を持っての運転をしていると、警察に取締まりを受けることになるでしょう。
携帯電話での通話は持たなければ警察の取締りを受けない?
交通規則で携帯を片手に持って運転しないとなっているからといって、耳と肩に挟めば電話ならいいのでは、と思う人もいるかもしれません。
しかし、それも変な話です。
それでは、姿勢が不安定になってしまうし、まっすぐな運転も出来ません。
携帯電話も落としてしまう危険性が、非常に高いです。
そこまでして、携帯電話を使う必要があるのでしょうか。
事故にあったら何にもなりません。
よく友達や会社の人から、家族が自動車の運転中に警察官に注意され、罰金を払うように言われたという話を聞きますが、自転車走行中の携帯電話使用も、もう少し厳しく取り締まるべきでしょう。
歩道を走る自転車もいて、歩道は子どもや高齢者の方もたくさん歩いています。
車道も自動車がすぐそばを通るのですから、ちょっと携帯に気を取られて、道路の状態が良くない路面ではぐらつくこともあるのです。
東京都の交通規則では、傘を差したり物を持ったりして、視野を妨げ安定を欠く方法で、自動車やバイクや自転車を運転しないように定められています。
このように、列記とした道路交通法の義務違反となるのです。
自転車運転中の電話にイヤホン型ハンズフリーはどうなの?
ハンズフリーの通話なら良いのかという問題ですが、道路交通法では違反になりませんが、都道府県ごとの条例では禁止されている場合があるのです。
ハンズフリーであっても、電話に出たり切ったりする時には、携帯電話を触るわけですから、結局意味がないです。
しかし、自転車を走らせる前に電話に出て、信号待ちで止まっている時に電話を切って、また音楽に変えるとかいうのであれば、違反にはならないのかもしれません。
たとえ違反にならなくても、周りの音が聞こえにくくなるので危険度はアップします。
大きなバスやトラックの音に気付かず接触したり、クラクションや救急車や消防車のサイレンに気付かなかったり、警察官のアナウンス等が聞こえにくくなります。
大音量で音楽を聴くのは、気分が乗って楽しいかもしれません。
電車の中でも周囲の人がうるさいと思うくらい、イヤホンで音楽を聴いている人もいます。
電車の中で仮眠を取りたいと思ってる人、体調が良くない人もいるわけですから、公共の場でのイヤホン大音量も控えて欲しいものです。
自転車走行中、片耳イヤホンもNG!?
改正道路交通法の施工初日には、全国各地で警察官により自転車運転者への注意指導がなされました。
一定の危険な違反行為をして、2回以上摘発された自転車運転者は、3ヶ月以内に講習を受けなければならないことも決められています。
公安委員会の命令に従わない場合は、5万円以下の罰金も課せられます。
自転車の危険な違反行為とは、信号無視・通行禁止違反・歩行者道路での徐行違反・通行区分違反・路側帯での歩行者通行妨害・遮断踏切立ち入り・ブレーキ不良自転車運転・酒酔い運転などです。
指導の中での疑問点で、イヤホン運転の質問も多かったと言われています。
電話や音楽だけなら良いのではないか、片方はずしてたら良いのではないかということでしょう。
それに対する答えとしては、周囲の音が聞こえているかどうかによるというものでした。
見回り中の警察官に呼びとめられて気付かないというのでは、注意されるのはもっともなことです。
音楽を聴いているとしても、せめて片方だけは自分や周囲の人の身を守る為にはずしておこうという気持ちが大切です。
自転車でのスマホホルダーの使用も警察の取締りに入る?
自転車に取り付けるスマホホルダーもあります。
道路の状態が悪くても、段差があってもしっかりと安定します。
このようにスマホホルダーを使うと携帯電話が落ちる危険性は殆どないです。
地図アプリを出したまま、知らない場所ででも走行できるので、大変便利でしょう。
しかし、時間や地図の表示がいつでも見れて便利そうですが、揺れて走っていますし、目が悪い方だと凝視したり、前かがみになって覗いたりする危険性もあります。
スマホホルダーを付けたにしろ、チラッと一瞬確認するぐらいに留めましょう。
自転車は、ブレーキをかけて気軽に足をつけばすぐに止まれます。
アプリを変えたりの操作をする際には、必ず止まってから行うようにしましょう。
また、警察の調べでは、スマホを見ていての自動車事故が多く発生しているのは、直線道路上だったという結果が出ています。
その割合は55%に達していて、直線だからここなら画面を少しくらい凝視していても大丈夫だろうという気持ちから引き起こるのでは、と言われています。
また、スピードを緩めないままの追突や、歩行者や自転車との接触が主な原因になっています。
自転車の運転でも、同じように気をつけたいところです。
自転車での危険行為14項目!警察に取締まりを受けるとどうなる?
改正道路交通法の施行により、自転車の危険な行為の例は上でも述べましたが、今までは警察の方からの注意だけで済んだ行為でも、悪質だとしっかりと罰せられるようになりました。
今一度、しっかりと安全な運転をするように心がけましょう。
電話しながら運転していませんか。
また、傘を差して、片手で運転していませんか。
雨の日には、ハンドルを持つ手も滑りやすくなります。
片手ではなく、レインコートを着用して両手で運転するようにしましょう。
2台以上で友達や親子で並んで走るのも危険です。
おしゃべりして注意が散漫になる上、周囲の交通の妨げにもなります。
また、2人乗りも禁止です。
2人乗りが認められているのは、16歳以上の運転者で、6歳未満の幼児一人だけとなっています。
そして、専用の幼児用椅子を取り付けて乗せるようにしなければなりません。
ある例では、前と後ろに幼児用椅子を取り付けて乗っていたという状態で、自動車のドアが急に開いたのに驚いて、横の側溝に親子3人で落ちてしまったというのがあります。
このときはびっくりした自動車の運転手が降りてきて、助けてくれたそうですが、幼児2人乗せるのは本当に危険だと言えるでしょう。
しっかりルールを守って安全に走行するようにしましょう。
自転車はマナーを守って正しく乗りましょう
自転車での携帯電話やスマホを使用しながらの運転は違反行為になり、とても危険ですのでやめましょう。
他にも自転車の違反は、厳しく14項目に分かれています。
3年以内に2回取り締まりを受けると、安全講習の対象になります。
自転車を運転する時は安全を心がけ、マナーを守ることが常識ですね。