小学生あたりになると、自転車購入を考える人も多いでしょう。
実際、子供の自転車選びといっても、身長や年齢も様々なので、どうやってインチを決めたらいいでしょうか?
そこで、分かりやすく自転車選びの基準としたものをご紹介していきます。
小学生が自転車を選ぶ基準のインチとは
小学生の子どもの自転車を選ぶときに重要なのは、体のサイズに合ったインチの自転車を選ぶことです。
小学生の低学年は18インチ・高学年では22インチが目安となっています。
子どもの身長によってサイズが違ってきますので、一般的な推奨サイズの目安や対象年齢は次の通りです。
●18インチ・・・103~125cm(4~8歳)
●20インチ・・・111~135cm(5~9歳)
●22インチ・・・116~146cm(6~11歳)
●24インチ・・・122~154cm(7歳以上)
自転車は購入前に一度試乗して、サイズがあっているかどうかを確認してから購入するのがおすすめです。
ネットショッピングで購入する場合も、可能な限り同じサイズのものを自転車屋さんで試乗しておくと、体に合ったサイズの自転車を選ぶことができ、安全に乗ることができます。
試乗するときのチェックポイントをご紹介します。
①サドルを一番下に設定した状態で両足のつま先が地面に着く
②ブレーキを楽に握りしめられる
③ブレーキが操作しすい
というようなことです。
子どもの乗りやすいという感覚も大切になりますが、大人の目線で子どもの体にフィットしているかどうかを確認してあげるのが大切です。
小学生の自転車選びでインチ以外に注意すべきこと
小学生の自転車を選ぶときはインチも大切ですが、デザインも気になるところです。
特に、小学校に入学して自転車を初めて買うとなると、好きなキャラクターが付いているものやかっこいいデザインの自転車がほしくなると思います。
ただ、デザインだけでなく「安全性」も重視して、故障しにくく、安全基準をクリアした自転車ということも大切です。
例えば、ブレーキが操作しやすいというのが一つのポイントとなります。
子どもの力でも止まりたいところで確実に止まることができないと危険です。
そのため、ブレーキがかけられる自転車を選ぶことが重要になります。
特に「BAAマーク」が付いている自転車を選ぶといいでしょう。
BAAマークというのは、自転車協会が制定した安全基準に適合しているという自転車協会認証です。
このマークの付いている自転車は、安全性が認められているものなので、子どもが乗るのも安心できます。
こういったことから、試乗でブレーキの効きなどを確かめて、BAAマークの付いている自転車を選べば安心です。
小学生が乗る自転車のインチは適正なサイズを!
小学生が乗る自転車のインチは適正なサイズを選ばなくてはいけません。
さらに大人の自転車と違い、子どもの自転車は成長に合わせて買い換えなければいけません。
サイズは14インチから始まり、16:18:20:22:24:26とサイズが大きくなっていきます。
26インチというのは大人用のサイズです。
子どもの成長に合わせて少しずつインチを上げていくのが一番いいのですが、自転車は安くはないのでそこまで頻繁に買い換えることも大変ですね。
よくあるのが、自転車が小さくなって乗れなくなるくらいになってから買い換えるというものです。
しかし、このような買い換え方をすると、いきなりサイズが大きくなるので子どもは乗りにくさを感じます。
そのため、自転車を購入したときは、できるだけ小さく組み立ててあげることが大切です。
サドルの高さやハンドル・ブレーキの位置も小さく組み立てて、後は子どもの成長に合わせて調節していくという方法をとると、子どもも乗りにくさを感じませんし、安全に操作できるでしょう。
小学生の子供に乗せる自転車の価格での注意点
小学生の子どもが乗る自転車の価格で注意してほしい点があります。
子どもの成長は早いため、自転車のインチを上げていかなくてはいけなくて、何度か自転車を買い換える必要があります。
それには、金銭的な負担もかかるのでできるだけ安く済ませたいと思う方が多いと思います。
ホームセンターなどで探せば、安い自転車が手に入りますから、それでいいかなと思いがちです。
しかし、そのように安いだけの自転車では、安全性がしっかりとしていない場合があります。
そのため、安さだけを追求するのではなく、安心できる品質のいい自転車を選ぶことが大切になるのです。
安いものを買っても品質が悪く、すぐに買い換えなくてはいけなくなったのでは、最終的に損をしてしまいますから、少し値段が張っても品質が良く長持ちするものを選ぶ方がいいでしょう。
有名メーカーのものを買って、しっかりとした使用環境に置いておけば10年、20年乗り続けることができるので、買い換えるときには少しグレードの高い自転車を買うことをおすすめします。
小学生の自転車の買い替え時期の目安は?
小学生の自転車を買い換えるときに買い換えのタイミングはいつがいいのか考えたりしますよね。
買い換えのタイミングには3つポイントがあります。
①身長が伸びて今のサイズが小さくなったと感じるとき
子どもの成長は著しいため、気づいたときには自転車が小さく乗りにくくなっていることはよくあります。
小さい自転車に無理矢理乗っていると、ペダルのサイズが合わなくなったり、足が絡まってしまったりして自転車に乗ることが危険になってしまいます。
そのため、このタイミングでインチの大きい自転車に買い換えるといいでしょう。
②デザインを変えたいとき
小さい子どもの自転車には、キャラクターが付いていたりします。
購入時に人気のあるキャラクターがあっても、しばらく乗り続けていると、人気だったキャラクターも変わってきます。
そうなると、子どもが自転車に乗っていて恥ずかしいと感じることもあるんですね。
そのため、デザインを変えたいと思ったときに新しい人気のキャラクターのデザインに買い換えるのもいいですが、長期的に自転車を使うことを考えると、飽きのこないデザインの自転車をあらかじめ選ぶようにするといいです。
③故障が見つかって修理が必要なとき
自転車も消耗品ですので、乗り続けているとタイヤが痛んだり、ブレーキの掛かりが悪くなったりと故障が見つかるようになります。
自転車が故障する頃には子どもも大きくなっていることがあるので、場合によっては修理するよりも新しいものに買い換えるのがいいでしょう。
安全のため子供にも自転車の点検をさせましょう!
安全のために小学生の自転車も点検をすることをおすすめします。
目安としては一ヶ月に一回、自転車の掃除をして、安全性のチェックをするといいでしょう。
掃除というのは、子どもと一緒に自転車の拭き掃除をするということです。
子どもは、大人が思っているよりも意外な場所を自転車で走行しています。
そのため、自転車には泥や草の汁など様々な汚れが付着しています。
そのような状態で自転車に乗り続けていると、正常に動作しなくてはいけない部品の動きが悪くなるため、安全に自転車に乗ることができなくなってしまいます。
そうならないために、子どもと一緒に拭き掃除をすると自転車の異常にも気づくことができますし、子どもの体の大きさと自転車のインチがきちんと合っているかということも確認できます。
また、掃除と一緒に点検してほしい6つの項目があります。
●ハンドルの曲がりがないかどうか
●サドルの曲がりがないかどうか
●ブレーキはきちんと効いているか
●チェーンの張りは適正かどうか
●各部はスムーズに回転するか
●ベルやライトは正常に動作するか
これらのことをチャックして、もしも動作不良などがあった場合にはプロの方に見てもらって、修理をしてもらいましょう。
小学生の子供が乗る自転車は安全性を第一に
子供の自転車は、乗り換えが何回か必要になってくるため、安価なものを選ぶ方もいるかと思います。
しかし、安い自転車は、それなりの作りだということを、十分理解しておいてください。
大切な子供が乗る自転車は、安全性が一番重要だということです。