ベルトドライブ自転車といえば、ブリヂストンのアルベルトといわれるほど有名な商品です。
ベルトドライブ自転車は、メンテナンスがの手間がチェーンほど必要とされていません。
では実際、交換は必要ないのでしょうか?
ベルトドライブ自転車についてご紹介します。
アルベルト自転車のベルト交換は必要?その費用は?
ベルトドライブ自転車は、メンテナンスがほとんどいらない、と言われています。
しかし、ベルトもチェーンも消耗品のため、交換は必要になります。
ただし、ベルトは金属チェーンより寿命が長いので、メンテナンスがされていたらタイヤが擦り減るよりも長持ちします。
ベルトを替えるときの費用は、1,500円から2,500円くらいになります。
また、部品代もいるのですが、2,000円くらいが大体の目安になります。
ベルトを交換するときの作業時間は、部品があれば1時間くらいです。
ベルトを取り寄せする場合は、2日から1週間くらいかかるでしょう。
自転車屋を選ぶときは、ベルトドライブに対応しているお店を選びましょう。
お店がべるとドライブに対応しているか分からない場合は、電話などで確認しておくことをおすすめします。
ブリジストンのアルベルトのベルト交換の場合は、ブリジストンの扱いがあるお店なら、対応してくれるでしょう。
そのため、ブリジストンの看板のある自転車屋さんを探せばいいということです。
ブリヂストン自転車のベルト交換時期とは
自転車のベルトの歯が欠けたり、歯の元にひびが入っている状態や、ベルトが伸びたためにギヤとの噛み合わせのピッチずれしている、などという場合は、ベルトの交換時期です。
ベルトドライブ自転車もメンテナンスをすれば長持ちできます。
ベルトの手入れの方法をご紹介します。
自転車で走った後に、ベルトと前後のギヤに付いた汚れを拭き取りましょう。
泥などが付いたまま走ると、部品の磨耗を早めます。
汚れをふき取ったら、ベルト駆動部へ潤滑スプレーを吹きつけてください。
冬はベルトに付いた雪が凍って歯とびが生じる可能性があるので、雪も取り除きましょう。
ただし、グリースなどをベルト駆動部へ塗ってはいけません。
泥などが付きやすくなって、回転が悪くなることがあるからです。
それから、ベルトの張りのチェックをしましょう。
ベルト車のトラブルは、ベルトの張力からきています。
フローティングベルトなら、ベルトの中央を指で押し、15~25mm程度のたるみなら大丈夫です。
スマートベルトなら、クランク角度を水平から上へ25度の位置にして、上側ベルト中央を指で押して、2~8mm程度のたるみならOKです。
これ以上のたるみを感じるようでしたら、ベルトが伸びてしまっているため、交換時期が迫っているということです。
メンテナンスでベルトの交換時期を延ばす!
メンテナンスをして、ベルトの交換時期を延ばしましょう。
まず、自転車の異音が鳴る原因です。
漕ぐたびに「キーキー」と音がするのは、ベルトが片側に寄ってしまうことが原因だと考えれれます。
ベルトは、元々中央にありますが、使用して時間が経つと端に寄ってしまいます。
そのため、ベルトが回るたびに横の部分とすれて音が生じるのです。
異音が鳴るようでしたら、ドライバーなどでベルトを中央に寄せないといけません。
まず、後輪を浮かしてペダルを回転させ、ベルトを動かしましょう。
ベルトが端に寄っている部分を、ドライバーを使って中央に戻します。
ペダルを回しながら中央にベルトを寄せると、少しづつベルトが中央を走ります。
ベルトを回して側面をこすらないようになれば、完了です。
この調整をすると、数ヶ月くらいは、キーキーという音はしないでしょう。
また、「ガシャンガシャン」という音がペダルを漕ぐたびにするなら、ベルトとギアに異物が付いている可能性があります。
この場合は、シリコン系のスプレーを使って異物を取り除きましょう。
スプレーをベルトとギアに吹き付けて異物を飛ばせば、ガシャンガシャンという音は減るでしょう。
ベルトドライブ自転車のメリット①
ベルトドライブ自転車には、チェーン式の自転車にはないメリットがあります。
ベルトドライブ自転車は、音が静かで、走行していても自分で駆動音が聞こえないくらい静かです。
そのため、とても快適に自転車の走りを楽しむことができます。
一般的な自転車ではなかなか感じることのできないメリットです。
一般的な自転車の場合は、とても良い自転車でも、チェーンの音がします。
特に、メンテナンスをきちんとしていなくて、注油をしていない自転車は、ひどい音を出して走行していますよね。
しかし、ベルトドライブ自転車ならそのようなことがありません。
ただし、音が静かなので、歩行者が自転車に気づかないことがあります。
そのため、自転車を運転する側がしっかりしないと事故を起こすことがあるので、注意は必要です。
それから、メンテナンスをほとんどする必要がない、というのもベルトドライブ自転車のメリットです。
1年に1度ほど自転車屋でのメンテナンス、3ヶ月に1度程度のタイヤの空気入れ、をするだけで大体の性能を保ちやすいです。
また、チェーン式の自転車は数ヶ月に1度、チェーンに注油が必要ですが、ベルトドライブ自転車には注油がいらないというのもメリットです。
しかし、ベルトも消耗品です。
使い続けると交換の必要はありますが、寿命が長いというのは、とても大きいメリットと言えるでしょう。
ベルトドライブ自転車のメリット②
ベルトドライブ自転車のベルトは、ベルトが伸びるということがありますが、実はすぐに伸びるわけではありません。
べルトドライブ自転車の使用者で、ベルトを交換せずに10年も使用している人もいます。
これに対して、鉄のチェーンは使っていると伸びてくるので、1、2年に1度ほどチェーンを張りなおさないといけません。
チェーンが伸びた状態で走行している自転車を見かけるのですが、チェーンが外れやすいですし、漕ぐ力にロスが生じます。
チェーンが伸びすぎたら、噛み合わせが悪くなるので、やはり交換することになってしまいます。
伸びることに関しては、ベルトもチェーンと同じように起きます。
自転車を使用する用途や、走行距離、保存状態によっても伸びが異なりますので、一概には言えませんが、一般的にはチェーンよりもベルトの方が伸びづらいというメリットがあります。
また、ベルトドライブは外れないこともメリットになります。
チェーン式の自転車では、どうしてもチェーンが外れることがあります。
自転車に乗っているたくさんの人が、チェーンが外れるという経験をしたことがあるでしょう。
チェーンが外れると、とても面倒くさいことになります。
さらに最悪の場合は、転倒して怪我をすることもあります。
しかし、ベルトドライブ自転車では、ベルトが外れることがないので、いつでも安心して走行することができます。
この安心感と信頼も、ベルトドライブ自転車のメリットと言えるでしょう。
ベルトドライブ自転車のデメリットとは
ベルトドライブ自転車は、ベルトの交換なしで10年も持つ、などの素晴らしいメリットがありますが、ベルトドライブにもデメリットがあります。
それは、価格が高いことです。
一般的な自転車より、変速無しで1万円ほど高いです。
これは部品の値段から来ているので、仕方が無いのですが、ベルトドライブを買うのを躊躇する理由になります。
しかし、ベルトドライブのメリットを知っている人は、1万円高くても購入するでしょう。
それだけ多くのメリットが有るということです。
また、分解が難しいのもベルトドライブ自転車のデメリットです。
と言いましても、ベルトドライブ自転車はシティサイクル、ママチャリがほとんどなので分解ができなくても問題ありません。
しかし、自転車で走ることを楽しむ人、スポーツとして自転車をしている人、走るための自転車に乗っている人、には問題になります。
ベルトドライブ自転車は、ベルトドライブをつけるときに、ベルトをかなりの力で引っ張らないといけません。
そのため、分解したら専用の工具がなければ再びベルトをつけることができないのです。
このことから、ベルトドライブ自転車の購入を検討している人におすすめなのは、シティサイクルや、ママチャリの購入を検討している人です。
ベルトドライブ自転車はメリットがたくさん
ベルトドライブ自転車についてご紹介しました。
ベルトドライブ自転車は、ほぼメンテナンスが必要ないことや騒音が少ないことから、人気がある自転車のようです。
一般的な自転車購入を考えている人は、ぜひベルトドライブ自転車を検討されてみては、いかがでしょうか。