長年使っているママチャリのブレーキ、不具合が出ていませんか?
ブレーキは、大変重要なパーツです。
走行中にブレーキがきかなくなったら大変ですよね。
今回は、そんなママチャリのブレーキとブレーキワイヤーを交換、調整してみました!
ママチャリのブレーキやワイヤー交換に必要な道具
ママチャリのブレーキやワイヤー交換に必要な道具は、スパナの8mm、10mm、14mm、15mmの4種類が必要になります。
8mmと10mmは各部のナット用で、14mmは前輪のハブナット用、15mmは後輪のハブナット用に使います。
14mmと15mmの両方がラチェット機能付きであれば、ソケット部分の深さもあるので、使いやすいです。
ですが、家で修理する場合には、普通のスパナで大丈夫です。
セットのものを購入する際には、上記のサイズがあるか確認してください。
プラスドライバーは、各部のネジに使います。
サイズは2番一本で大丈夫です。
ですが、柄の長さが75mmと200mmの両方あると、場所によってはやりやすくなります。
六角レンチは、各部のボルトやステムの調節に使いますが、プラスネジが多いのもあるので、使わない場合もあります。
ボックスドライバーの10mmも一本で大丈夫ですが、8mmもあると小回りが効きます。
ワイヤーを交換して、長さを調節するときに、ワイヤーカッターを使います。
専用のカッターは、切断した後の断面が綺麗に仕上がり、耐久性を長く保つことができます。
まとめますと、スパナ4種類、プラスドライバー、六角レンチ、ボックスドライバー、ワイヤーカッターを用意して置く必要があります。
ママチャリの前ブレーキワイヤーを交換しよう
ママチャリの前ワイヤーの交換方法をご説明します。
まず、ワイヤーとブレーキの接続部分の金具を緩め、前のワイヤーと保護するアウターを外します。
これは、前も後ろも同じやり方です。
ワイヤーとブレーキの接続部分の金具はきつく締まっているので、サイズの合うレンチで回します。
ワイヤーの先についているストッパーをペンチで引き抜きます。
ストッパーを取ったら、ワイヤーを抜くことができます。
新しいワイヤーを付いていたときと同じように、ブレーキレバーにセットして取り回します。
ブレーキとワイヤーの接続部に通します。
ワイヤー部分をネジの空洞に通し、引っ張りながら、ワッシャーとナットを締め、はめます。
これで、仮組は終わりです。
そして、調整をしていきます。
ワイヤを引っ張って張らせて、ナットネジをきつく締め上げていきます。
ここをちゃんと締めていないと、引っ張られたときに、ナットごと飛んで行ってしまいます。
中のワイヤーがつぶれてしまうことになるので、流用は効きません。
ママチャリの後ろブレーキワイヤーを交換する
今度は、ママチャリの後ろブレーキの交換する方法をご説明してます。
まず、ワイヤーとブレーキの接続部分の金具を外します。
ここも、前と同じく、ワイヤーとブレーキの接続部分の金具が、かなりきつく締まっているので、サイズの合うレンチで回しましょう。
ワイヤーの先についているストッパーをペンチで引き抜きます。
そして、ワイヤーを抜きましょう。
新しいワイヤーを交換前と同じように、ハンドル部分から通して、ブレーキまで持って行きます。
そして、ワイヤー部分を引っ張りながら、ナットをはめます。
ネジの空洞部分にワイヤーを通し、ワッシャーとナットで締めて固定します。
これで、ワイヤー交換の基本は終わりです。
そして、調整していきます。
ワイヤーを引っ張って張らせて、ナットネジをきつく締め上げていきます。
ここをちゃんと締めていないと、引っ張られたときに、ナットごと飛んで行ってしまいます。
ここでも、中のワイヤーがつぶれてしまうことになり、流用は利きません。
前側とやり方はほとんど一緒です。
ママチャリのキャリパーブレーキの交換方法
ママチャリのキャリパーブレーキの交換方法をご紹介します。
止めてある金具を全て取り外します。
ワイヤーとブレーキを繋ぐナットや、ブレーキと車体を繋ぐネジも外します。
また、泥除けも外しましょう。
新しいブレーキを取り付けるときは、同時に取り付け、調整ができます。
外したネジ等は、後で使うかもしれないので、整理しておくとよいでしょう。
新しいブレーキをつけるときに、ブレーキによっては車体にぶつかってしまうこともあるので、そのときに外したネジを使うことができるかもしれません。
はめるだけですが、ポイントは、ブレーキと車体を通す長ネジ部分のリングを、丸いフレームに合わせることです。
フレームに合わなくても、ネジで締めたときに、がたがたしなければ大丈夫です。
ブレーキシューを上下に、リムを挟める位置まで長さを調整します。
最後に、ワイヤーを通して調整していきます。
上から通し、穴の開いたネジに通し、しっかりと張らせて、ナットを締めます。
締め具合が重要になります!
最後はママチャリ片効き調整を行おう!
ママチャリのブレーキの交換の続きです。
位置を調整するために、ブレーキ本体を下から持ち上げ、ブレーキと泥除けフェンダーのナットを、きつく固定させましょう。
ブレーキアーチの位置について、重要なポイントは、ブレーキアーチの位置を仮定することです。
リムを左右対称に、バランスよく挟むのがいい位置です。
泥除けフェンダーとブレーキの留め具が同じであれば、泥除けフェンダーの位置も仮定します。
泥除けフェンダーの位置は、泥除けフェンダーが、タイヤにすれない位置がよいです。
正面から見て、ブレーキがリムを同時に挟めるのか、泥除けフェンダーはタイヤに当たっていないか、を確認しましょう。
ネジやナットを締めると、本固定されます。
そのときに、全体の仮定がずれてしまうことがあるので、泥除けフェンダーや、ブレーキを少し押さえてネジを本締めするとよいでしょう。
これで、片効き対策は終わりです。
このやり方を覚えれば、いつでもブレーキの調整ができます。
ブレーキに関わるパーツは定期的に交換を!
ママチャリのブレーキワイヤーは、定期的に交換しましょう。
あまり切れることはありませんが、突然のブレーキで、普段よりも強い握力で握ることにより、ワイヤーが劣化し、断裂してしまう恐れもあります。
ワイヤーは1,2mmなので、劣化していると、急に切れてしまうかもしれません。
切れなかったとしても、ワイヤーがほつれ、伸びて、ブレーキが効かなくなってしまうこともあります。
それが、突然のブレーキのときに起きてしまい、事故に繋がってしまう可能性もあります。
それだけでなく、ブレーキを多用している際に切れてしまうことも考えられます。
例えば、峠道の下り坂で起こってしまったら、恐ろしい結果になるでしょう。
それこそ、命に関わることなのです。
ブレーキシューも消耗品なので、すり減っていなくても、劣化が起こっているので、普段から走行の前には点検するのがよいでしょう。
また、ブレーキシューの寿命は、二年ほどと言われています。
ブレーキワイヤーやシューの劣化を見過ごしている人は多いので、しっかり点検をして、状態によっては交換するようにしましょう。
ママチャリのブレーキメンテナンス
ママチャリのブレーキ周辺のメンテナンスは、きちんと行われていますか?
ブレーキは、時に命に関わるほど重要なものです。
一度、自分で出来るようになってしまえば、まめに点検調整が出来、安心ですね。
これからやってみるという方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。