買った当初は綺麗なママチャリでも放っておくと必ずといっていいほどサビてしまいます。
自転車のチェーンなどのサビは様々な問題が起きてきますので、サビを取り除いてあげましょう。
今回はサビ取りの方法とママチャリのメンテナンス方法をご紹介していきます。
ママチャリのチェーン音に注意!サビが原因かも!?
異音を出しながら走っているママチャリを見かけることがあります。
この異音の原因は、オイル切れが多いです。
さらにチェーンがサビ付いているため、動きが悪くなって異音がなります。
きちんとメンテナンスをしている自転車が走る音は、「シャー」という感じの音がします。
オイル切れは、ペダルが重くなったり、チェーンの寿命をさらに短くしたりします。
放置し続けたら、交換するのが大変なチェーンリングとリアスプロケットも摩耗します。
スプロケットがすり減って、自転車自体がダメになることもあるということです。
キリキリという異音は、自転車が廃車になる前段階のシグナルです。
また、スタンドの金属部品がオイル切れになると、キーキーという異音を出します。
特にママチャリの両立スタンドは、スタンドステーの軸が2つあるので音が大きくなります。
スタンドもチェーンと同様、サビを取り除いて、グリススプレーなどでオイルを注すと、オイルが流れ落ちないのでおすすめです。
オイルを付けすぎたら、拭き取ってくださいね。
ママチャリのチェーンのサビを落とす方法
ママチャリのチェーンの汚れには、注油したオイルに削れたチェーンの細かい金属片とホコリなどが付いたものと、注油をしないために発生した赤サビがあります。
赤サビの場合は、チェーンを曲げてみてもなめらかに曲がらないことがあります。
赤サビがひどいなら、チェーンクリーナーなどを吹き付けて、少し待ちます。
サビが浮いたら、ワイヤーブラシで擦って掃除をしましょう。
掃除し終えたら、チェーンを両手で曲げてなめらかに曲がるかどうかチェックします。
チェーンの状態がとても悪いなら、交換が必要ですが、潤滑油をスプレーすると、とても柔らかくなるでしょう。
ウェスできれいにして、潤滑油をスプレーした後のいらない油を拭き取れば、終わりです。
サビではなく、汚れでチェーンが黒い状態なら、汚れても良い服、軍手を準備して、チェーンクリーナーを吹き付けて、少し待ちます。
汚れが浮いてきたらワイヤーブラシで擦って掃除をします。
チェーンを両手で曲げてなめらかに曲がるかどうかチェックしてみましょう。
このときに硬くて曲がらないなら、チェーンの交換が必要です。
ウェスできれいにして、潤滑油をスプレーしていらない油を拭き取れば、終わりです。
ママチャリのチェーンに万能オイルを使うと・・・!?
KURE556という商品は、値段が安いです。
ホームセンターで、 KURE556がたくさん売ってあるので、つい購入してしまう、なんてことはないでしょうか。
KURE556は万能のオイルですので、色んなものに使えて、使い勝手はとても良いです。
昔に私がまだ良く自転車を詳しくないとき、このKURE556を使ってママチャリのチェーンをメンテナンスしたことがあります。
その時の体験を書いていきます。
ママチャリのチェーンがちょっとサビてきたと感じましたので、KURE556を一吹きしてみたことがあります。
そのすぐ後は、チェーンのきしむ音がなくなりました。
KURE556は、万能オイルだから、やっぱりメンテナンスに使えるのかなとそのときは思いました。
しかし、しばらくすると、またチェーンからきしむ音がしてきたのです。
そこでチェーンを確認して見たところ、メンテナンスする前よりもチェーンがサビていたのです。
そんなに長いこと使っているママチャリではないのですが、メンテナンスにKURE556を使ってから、あっという間にサビが発生したということですね。
KURE556は、 硬くて回らないボルトなどを回るようにしたいとき、などに使用できることがわかります。
このことから浸透性はとても良いので、サビを落とす効果に関しては期待できます。
しかし、サビを落としたKURE556はすぐに乾くので、金属に使って放っておいたら、すぐにサビてしまうのです。
やはり専用のチェーンオイルを使用しないといけないのかと感じました。
専用のチェーンオイルを使うと回転も良くなりますし、効果が持続しますので、初心者こそKURE556を使わずに専用のオイルを使いましょう。
ママチャリチェーンのサビを落としたら注油しよう!!
メンテナンスは、サビやゴミを取るための掃除と注油の繰り返しになりますが、注油はとても繊細な作業になります。
ママチャリのチェーンのローラーに注油するときは、100回くらい注油すると良いです。
オイルの粘度により、すんなり浸みこむすときと、数秒かかるときがあります。
注油をしたら、自転車をスタンドに乗せてクランクを手で回して、変速させてオイルをなじませましょう。
どこから注油を始めたのかわからなくなりそうなら、チェーンを組みつけるときに使った場所にペンなどで目印を付けましょう。
注油後は、だいたい30分くらいそのままにして、オイルをなじませましょう。
それから、チェーンのプレート部に付いたオイルをふき取ります。
オイルがいる所は、ピンだけなので、それ以外の所に残ったオイルはいりません。
次に、フロントディレイラーです。
注油は、8本のピンだけです。
注油を丁寧に行い、スプレーオイルで、一気に行わないようにしましょう。
動く部分にのみに注油が必要です。
ママチャリをサビさせない!!サビ防止策
ママチャリをしばらく放置していたら、サビてしまいます。
チェーンはもちろん、車体もサビてしまいます。
一度サビると復帰させるのに一苦労です。
そのため、できるだけサビないようにするのをおすすめします。
サビの原因は、主に雨風により濡れてしまうことです。
そのため、雨風から防ぐのが良いでしょう。
雨風から防ぐには、屋内に自転車を入れて保管することが大切です。
車庫でも、屋根はあるけど壁がない、ということがあります。
外で雨ざらしになるよりは良いのですが、風が吹くと自転車が濡れるし、風だけでもサビの原因になります。
できるだけ、屋内保管をするようにしましょう。
どうしても屋内に置けないなら、自転車カバーをかけましょう。
ただし、カバーの中に湿気が溜まると良くないので、晴天時にはカバーをはずして風通しをしたりしましょう。
それから、油が切れるのもサビの原因なので、きちんと油を注せばサビを防げます。
自転車用の「サビ止め」も売られているので、使用しておけばサビが減るでしょう。
ただし、サビ止めは自転車用のものを使用するようにしないと、塗装が剥がれたり予想外のダメージが生じることがあります。
ママチャリについているチェーンカバーの場合は??
ママチャリのチェーンに、チェーンカバーが付いていたらチェーンが保護されるので、そんなに悪い状態になることはありません。
しかし、そのうちに油が切れるので、注油してください。
注油をするときに必要な工具はプラスドライバーだけですが、チェーンがとてもたるんでいるならメガネレンチなども必要です。
それから、怪我を防ぐために、軍手をして作業をしましょう。
注油は、前後どちらからでも出来ます。
前側は、チェーンカバーのクランクのカバーのネジを緩めると外れます。
チェーンリングが見えるので、注油をします。
リアなら後軸の上のネジを緩めたら、カバーが開いて外れます。
チェーンが見えるので、ここから注油しましょう。
油を注すときは、垂れるくらい大量に注さないようにして、付けすぎたら拭き取ってください。
チェーンの油分が無くなったり、雨が少し続いたりしたら、錆びることがあります。
サビたら大変なので、事前にサビ予防をして、定期的に点検と注油をしてください。
ママチャリみたいなチェーンケースとなっている場合は、年に2度の注油が目安です。
ママチャリも定期的なメンテナンスを
ママチャリを外で雨ざらしにしている人は多いのではないでしょうか。
今回は自転車チェーンのサビの落とし方をご説明しました。
ママチャリも定期的なメンテナンスと保管方法で持ちが変わってきますので、ぜひメンテナンスはしてあげましょう。