走行中のブレーキで異音がする・・・見てみると自転車のタイヤリムに傷が出来てしまっている!!
自転車のリムの傷を見つけると、とてもショックを受けると思います。
そこで、自分で出来る修正方法をご紹介していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
自転車タイヤのリムの傷を自分で直す方法
自転車のタイヤのリムの傷を自分で直す方法をご紹介します。
走りに支障が起こるぐらいの傷ではないのですが、ブレーキをかける毎に、シュッという音がする状態になることがあると思います。
また、タイヤのリムの傷の処理方法については調べても情報があまり出てこないかと思います。
そこでここでは2つのリムを直す方法をご説明してきます。
その修理方法とは、削るか、あるいは埋める、という方法です。
傷の状態によってどちらの修理方法にするかを考えるといいでしょう。
まずは、削る方法はどのようなときにするかといいますと、浅めの傷に効果があります。
削り方は、目の細かい耐水サンドペーパーなどを使用して、引っ掛かりを削っていきます。
このときに目が荒すぎる耐水サンドペーパーでこすると、リムがすり減るので、注意してください。
リムは思っているよりもかなり柔らかいです。
傷が浅いときの修理方法は削るという方法でしたが、傷が深い時は埋める方法で修理します。
埋め方は、アルミパテを使用して、傷を埋めるという方法です。
パテは自動車のホイールに使用するものなのですが、自転車のリムにも使用できます。
パテで傷を埋めたら、その後に研磨する必要があります。
一度埋めてから削るので、リムを削りすぎる事がない埋める方法が素人にとって、一番良いでしょう。
自転車タイヤのリムに傷が!!パテで穴を埋めてみよう
自転車タイヤのリムの傷をパテで埋めてみましょう。
今回は、先程もお伝えしました埋める修理方法のやり方をご説明してきます。
使うアルミパテは、自動車のホイールに使われる補修用アルミパテ「アルミホイール用 アルミパテ MH145」を使います。
このメインの成分はエポキシ樹脂です。
耐熱温度が100℃のため、ブレーキングで高熱になってもパテが溶けません。
それでは、作業に取り掛かります。
作業はタイヤを付けたまま行います。
傷のところ以外は、マスキングテープを貼ってパテが付かないようにします。
今回は細かいところに塗ることを想定して進めていくので、付属のヘラがちょっと大きいため塗りにくい状態となります。
先がヘラのような割り箸や綿棒のほうが細かいところに塗る時はいいですね。
配合は説明書通りにしてもいいのですが、硬化剤の配合は多いほうがいいでしょう。
冬の時期に作業をすると、固まるのに時間がかかります。
パテが固まったら、パテを研磨して均一にしましょう。
研磨するときは、耐水サンドペーパーを使います。
目の粗いものから細かいものまでが一つになっている、便利なサンドペーパーですよ。
これで補修が完了です。
タイヤリムの傷の応急処置!バリを取り除く
タイヤのリムの傷の応急処置の方法をご紹介します。
リムに傷ができてしまったら、応急処置としてバリを取りましょう。
バリをとるときは研磨するので、耐水ペーパー♯800を使用します。
荒すぎたら、すぐにリムがすり減るため、細かいものを使用しましょう。
♯800でもかなり削れるため、削りすぎに気をつけましょう。
まずは、水を少しかけて、とてもやさしく磨きます。
バリ取り目的の場合は、傷を全部消しません。
また、リムはホイールの種類によっては凄く柔らかいものもあるので、本当に優しく擦るようにしましょう。
指で撫でてもなめらかでバリは感じられないぐらいになれば、バリ取り完了です。
バリは指先で撫でてチェックするのをおすすめします。
目よりも指のほうが微細な感覚があるからです。
これで応急処置の終わりです。
また、傷を発見したら、念のため反対側のチェックも必ずしてください。
また、自転車に異常があるときはリム→ブレーキパッド→タイヤ ・チェーン→スプロケ→チェーンリングなどのチェックをしましょう。
しばらくこれで使って、ブレーキパッドの減りやリムの状態を見て問題がありそうなら全面を研磨しましょう。
タイヤのリムを掃除しよう!!やり方と注意点
タイヤのリムを掃除していきましょう。
リムを掃除するときは、脂分がつかないように気をつけてくださいね。
フレームをから拭きしたり、フレーム保護のポリッシュなどに使ったウエスを使いまわさないようにしましょう。
古タオルや古Tシャツのウエスでも、洗剤などの脂分が残っていることがあります。
そのため、使い捨てのペーパーウエスを使うのをおすすめします。
使い捨てできる不織紙で、すぐにぼろぼろにならないものが良いでしょう。
不織紙は速乾性のパーツクリーナーをウエスに吹き付けて使うと、かなりきれいにできます。
ワコーズ ブレーキ&パーツクリーナースーパージャンボがおすすめです。
また、タイヤのゴムを傷つけるので、パーツクリーナーをリムに吹き付けないようにしましょう。
クリーナーで拭けば、リムサイドはとてもきれいになります。
リムサイドはブレーキシューやブレーキシューとの間にはさまる小石などで削られた傷の間にも汚れがあると思いますのでリムサイドの汚れ取りについてもご紹介していきます。
リムサイドの汚れにはこれ!!
リムサイドの汚れを取るなら、便利なのが、ヤスリです。
ヤスリといっても、包丁を研ぐときに使う砥石です。
ホーザンのラバー砥石がおすすめです。
自転車が好きな人は、ホーザンといえば自転車用工具の専門ブランドと思うのですが、実は、ホーザンは、一般工具が主力の商品なのです。
ラバー砥石は、3種類あります。
K-140は、ヤスリでは60番台で、荒すぎるのでタイヤのリムに使うと傷になります。
K-141はヤスリでは120番台で、リムにおすすめです。
K-142はヤスリでは320番台で、これもリムにおすすめになります。
どれを使ったらいいのか悩むと思いますが、リムサイドの掃除にベストなものは、K-141です。
リムの消しゴムと呼ばれているように、使うと黒いカスが出ます。
また、室内で掃除をするなら、新聞紙やマットを敷いておかないと、室内が汚れてしまいます。
リムがシルバーになるまでこするなら、かなりの時間がかかってしまうので、適当なところで切り上げるようにしてください。
リム掃除はブレーキの効きが良くなる!?
タイヤのリムの掃除をしたら、ブレーキシューの延命になります。
ホイールのリムはブレーキシューが接するので、シューの削りカスなどが付いたり、雨天時に走ると汚れやすいです。
掃除をしなければ、音鳴りを起こしたり、シューの寿命を縮めることになります。
そのため、ペーパーやウエスにクリーナーを染み込ませて拭きましょう。
クリーナー成分がタイヤに付くとゴムが傷つきやすくなります。
リムと同じく、ブレーキシューの表面にもゴミなどが貯まります。
ブレーキノズルを開いて、六角でブレーキシューを外しましょう。
ブレーキシューが外れたら、シューの表面をパーツクリーナーなどで拭きとります。
それでもブレーキの効きが上がらないなら、リムの溝がゴミなどで埋まっているのかもしれません。
180番くらいのヤスリで、ブレーキシューが当たるところを擦ってください。
擦ったら、細かな金属片が残るため、拭きとってからブレーキをかけてみましょう。
ブレーキの効きがかなり良くなるはずです。
リムの掃除は、続けて行うようにしましょう。
リム掃除はマメに行いましょう
リムの傷は自分で修正できることが分かりました。
どうしても気になる方は、一度お店に持っていってみてもらうといいでしょう。
リムが綺麗になっていると、気分も上がるうえ、ブレーキの効きも良くなるので、こまめに掃除してあげましょう。