ロードバイクに乗るようになり、レースやトライアスロンに参加する興味が湧いた方はいらっしゃると思います。
ただ、トライアスロンはロードバイク以外にランやスイムがあります。
スイムの練習方法がわからなくて困っている方は多いのではないでしょうか。
今回は、スイムについて、準備品や、練習でのオススメの泳ぎ方をご紹介します。
トライアスロンのスイム、練習に必要な道具
トライアスロンのスイムの泳ぎ方の前に、練習に必要な道具のご紹介をしていきます。
トライアスロンのスイムの練習で必要な道具は、3つあります。
下記の道具を用意して、練習をしていきましょう。
1.水着
水着は、ボクサーパンツタイプと、膝上までのタイプと、ブーメランタイプになります。
一番よく使われるのは、ボクサーパンツタイプになります。
2.キャップ
キャップは、メッシュタイプとゴムタイプになります。
メッシュタイプが水泳の練習にはおすすめです。
ゴムタイプは暑くなるし、頭が蒸れることもあります。
3.ゴーグル
ゴーグルは、機能性よりもデザインが大切です。
自分の好きなデザインを選びましょう。
透明なゴーグルを使うと、視界が邪魔されません。
水泳をするにあたって、この道具が必要になります。
さらにあれば便利な道具もご紹介しておきます。
1.スイムタオル
スイムタオルは、乾燥したらパリパリになるタオルです。
再利用ができるし、タオルより小さいので便利です。
2.ゴーグルのくもり止め
ゴーグルがよく曇るので、練習前に塗っておけば、クリアな視界で練習することができます。
これらの道具も持っておくといいですね。
泳ぎ方の前に・・・水着選び
トライアスロンのスイムの泳ぎ方の前に、水着選びについてご紹介します。
トライアスロン初心者は、水着をどのようなものにすれば良いのか悩むこともあります。
しかし、トライアスロンでは、水着ではなくウェットスーツになります。
ウェットスーツは、防水性と撥水性に優れており、海の冷たさを緩和してくれます。
また、トライアスロン専用のウェア「トライスーツ」と言うものがあり、こちらはバイク、ラン、スイムを通して使用できる物があります。
しかし、練習では、ウェットスーツではなく水着を着用します。
そこで、水泳の練習をする為の水着の種類をご紹介します。
1.ブーメランタイプ
ブーメランタイプは、あまりおすすめしないのですが、動きやすさだけを求めるならいいでしょう。
股関節などを水着で圧迫されないので動きやすいです。
デザインも豊富です。
2.ボクサーパンツタイプ
ボクサーパンツタイプは、動きやすさとデザインを重視する人におすすめです。
ボクサーパンツタイプは、とても動きやすいです。
競泳選手とかも練習でこのタイプを使う人が多いです。
デザインも豊富なので、デザイン重視で選びことができます。
3.膝までタイプ
膝までタイプは、プルブイの練習をよくする人に向いています。
プールで使う人が多いタイプになります。
脚にビート板を挟んで練習するときに痛くありません。
また、デザインも豊富です。
この水着は3タイプとも、値段は安いもので2000円~5000円程度で販売されています。
泳ぎ方の前に・・・ゴーグル選び
では次に、トライアスロンのスイムの泳ぎ方の前に、ゴーグル選びについてご紹介します。
ゴーグルは、機能的な部分で2種類あります。
ゴムありタイプとゴムなしタイプです。
ゴムありタイプのメリットは、ゴーグルの中に水が入りにくいことです。
しかし、ゴーグルを外した時に、目の周りがつぶれてしまうことがあります。
ゴムなしタイプのメリット・デメリットは特にありません。
また、使い分けしている人が多く、練習ではゴムなしタイプを使って、大会ではゴムありタイプを使う人が多いです。
初心者には、ゴムありタイプがいいでしょう。
デザインの部分でも、ゴーグルは2種類あります。
透明タイプとミラータイプです。色は豊富です。
30種類程の展開があります。
値段は1500円~3000円くらいになります。
以上のことから、ゴーグルは大きく分けて4つのタイプがあります。
ゴムあり×透明タイプ、ゴムあり×ミラータイプ、ゴムなし×透明タイプ、ゴムなし×ミラータイプ、の4タイプです。
実際に試着して、気に入ったものを使うのもいいですね。
トライアスロンのスイムの練習は泳ぎ方に工夫を
トライアスロンのスイムの練習は、泳ぎ方に工夫をしましょう。
初心者の練習の流れは、ウォーミングアップ 、キック、プル、スイム、ダウン 、という流れになります。
この流れで、1000m~1500m練習していきましょう。
例を挙げていきます。
1000mのスイムの練習の場合
・ゆっくりクロールで50m×4回のウォーミングアップ
・ビート板をもって、キックを50m×4回、ビート板を足にはさんで泳ぐ
・手だけで50m×4回、ちょっとスピードを上げる感じでスイム
・クロールを50m×4回
・ゆっくりしたクロールを50m×4回
のトータル1000mの練習となります。
全部50mでなく、25mを8本に変えたりしてもOKです。
キックは苦手だから2本だけにする、というのもOKです。
ただし、この5つのサイクルは全てするようにしましょう。
クロールの基本は、「浮く」「抵抗を少なくする」「かく」になります。
それぞれで練習の目的があるので、これをしないと正しいフォームができません。
きれいなフォームを目指して1000m泳ぐことから始めましょう。
慣れたら少しずつ距離を伸ばしましょう。
楽しく練習することが大切なので、ゆっくりと焦らずに練習していきましょう。
トライアスロンのスイム、速くなる練習法①
トライアスロンのスイムの泳ぎ方で、速くなる練習方法をご紹介します。
スイムでタイムを縮めるための練習方法です。
練習量は、1,500mから2000m泳げばいいでしょう。
3000m泳がないといけない、と思っている人がいるかもしれませんが、そんなに長い距離の練習をしても楽しくありません。
たくさん泳げば速くなるわけではないのです。
しかし、最低限の1500mは泳いでください。
基本的にクロール中心で泳ぐ人が多いです。
そのため、大会前は、クロール中心の練習でOKです。
しかし、オフシーズンは4種目泳いでください。
4種目の練習をすると、スイムが速くなります。
速くなる理由は、いろんな部位の筋力強化になります。
そのため、4種目を練習した方が速くなるのです。
クロール・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライを練習しましょう。
スイムの練習内容は、
・ウォーミングアップ
・キック練習50m×4本×2セット
・プルブイ50m×4本×2セット
・スイム50m×4本×2セット
・ダウン
の流れになります。
1時間くらいでできるので、週に2回行ってください。
トライアスロンのスイム、速くなる練習法②
トライアスロンのスイムの泳ぎ方で、速くなる練習方法の続きを書いていきます。
練習を具体的に解説していきます。
まずは、鍛えられる部位をご紹介していきます。
バタフライのキックでは、腹筋、背筋。
背泳ぎキックでは、太ももの前面部分。
平泳ぎのキックでは、太ももの内側、尻。
クロールのキックでは、腸腰筋、尻。
上記を見ての通り、4種目はそれぞれ鍛えられる部位が異なります。
この4種目をそれぞれ50m×4本×2セットしましょう。
キック練習は、基礎の練習ですが、最初はかなりきつく感じます。
さらにプルブイも、4種目してください。
これは、バランス感覚を養うためです。
リラックスしてフォームを意識しましょう。
このプルブイも50m×4本×2セットしてくださいね。
ここまでが基礎練習なのですが、ドリル練習よりもかなり効果があります。
また、スイムも50m×4本×2セットしてください。
4種目を2セットするのはかなりきついです。
そのため、行きの25mはバタフライ、帰りはクロール、のようにして、軽く流すように泳ぎましょう。
代わりに行きの25mは8、9割の力で泳ぎましょう。
全部で1200mになります。
あとは、ウォーミングアップ、クールダウン、+αで泳ぐなどしましょう。
そうすれば1500~2000mくらい泳ぐことになります。
このようにすれば、きつい練習も少しは、楽しくすることができるでしょう。
練習場所の確保も
トライアスロンに挑戦しようと思ったらまずは準備品をそろえることから始めましょう。
また、水着やゴーグルをそろえても、練習場所が確保できなければ練習できませんよね。
自宅の近くや職場の近くなど、自分の通いやすいところで練習場所を探しておくといいでしょう。
プールがあるジムなども検討してみてはいかがでしょうか。