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アルミMTBの概念を覆す!メリダ・ビッグナインリミテッド

2018.9.29

メリダと言えば、古くからの自転車ファンの中にはMTBの専業メーカーと思っている人もいるほど、かつてはMTBが中心でした。

近年はロードバイクが急成長して、総合的なレーシングバイクメーカーと認識されています。

しかし、もちろん今でもMTBは主力バイクであり、特に「29er」の充実に関しては目を見張るものがあります。

そこで今回は、人気のアルミ29er、「ビッグナイン・リミテッド」をご紹介します。

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メリダ・ビッグナインリミテッドは特別な存在である「29er」

メリダのMTBは、「ビッグナイン」と「ビッグセブン」が主力になります。

フロントにのみサスペンションが付いている「ハードテイル」という種類の機種で、クロスカントリーなどのスピード系の競技に使用されます。

両者の違いはホイールのサイズで、ビッグナインは29インチ、ビッグセブンは27.5インチになります。

MTBは、ホイールサイズのトレンドが時代と共に変化してきています。

開発当初の1980年代は26インチが主流で、小回り適性やハンドルの取り回しのやりやすさなどが重視され、長らく主流でした。

2000年代になると、スピード系のクロスカントリー競技では進みの良さが必要という風潮が高まり29インチが登用されるようになります。

29インチのMTBは走破性の高さもあり街乗り車としても支持をされ、競技だけではなく市場でも中心的存在となります。

また、29インチのMTBは「29er」と呼ばれ、MTB乗りにとっては特別な存在でもあります。

しかし、近年ははさらに新しい規格である27.5インチが表れ、扱いやすさとスピードのバランスが取れているということで主流となっています。

このことにより29erは少し押され気味となりましたが、メリダは今でも尊重している方であり、今回の主役である「ビッグナイン・リミテッド」も含め、27.5インチと同等の扱いをしています。

メリダ・ビッグナインはプロ仕様

メリダのハードテイルMTB「ビッグナイン」の2018年モデルは、カーボンフレーム車3種類、アルミフレーム車3種類の計6機種になります。

オリンピックや世界選手権での金メダル、そしてワールドカップでは実に30勝を挙げているMTBの女帝、「ガン・リタ・ダール」も愛用するのがビッグナインです。

そのチームモデルを別にしますと、品番4ケタがカーボン、3ケタがアルミという分け方を、メリダはMTBだけではなくロードバイク、クロスバイクでも採用しています。

しかし、今回の主役の製品名はビッグナイン「リミテッド」であり、この法則には当てはまりません。

メリダがそれに対し見解を発表しているわけではありませんが、「リミテッド(限界)」という言葉を付けるのに相応しい名車と、筆者個人的には思います。

次項から詳しくお話ししますが、アルミとは思えないスッキリとしたフォルムに、メリダ独自の表面加工の美しさで、従来のアルミMTBのごっつい感じや野暮ったさは一切ありません。

メリダ・ビッグナインリミテッドは眺めていたくなるフレーム!

それではここから、メリダ・ビッグナインリミテッドを詳しくご紹介します。

フレームは、高張力で薄く引き伸ばしても強度が落ちない「6066」系のアルミを使用しており、メリダ独自の「トリプルバテッド・ハイドロフォーミング」の技術で剛性のバランスを図り、軽量化にも努めています。

また、メリダの高いアルミ成形技術は、後ろ三角を形成するチェーンステーとシートステイの曲げ加工にも表れており、絶妙なしなりが衝撃吸収性を高めています。

さらに、シートポストにはカーボンの数倍の衝撃吸収性を持つエラストマー樹脂が内蔵されていますので、サドル周りの衝撃吸収性は特筆ものです。

そして、従来のアルミフレームの大きな弱点であったチューブ同志の溶接部分ですが、全く目立つことはなく、カーボン並みのきれいな仕上がりになっています。

とにかくこのフレームは、乗る前にまず「見て」頂きたいものであり、前項でも言いましたが、スタイリッシュで、本当にMTBらしい野暮ったさは一切ありません。

それだけでも十分に、MTBの「限界」に挑戦しているのではないかと思います。

メリダ・ビッグナインリミテッドにはレースにも使える仕様

前項に引き続き、メリダ・ビッグナインリミテッドをご紹介します。

リミテッドは、ホイールのハブの幅が従来よりも広くなった「BOOST規格」を採用しており、ホイールが大きくなっても剛性が下がらないので、パワーロスがなくなりスピードが増します。

フロントサスペンションは、トラベル量(沈み幅)100mmで、必要のない時に機能を停止することができる「ロックアウト」付きです。

ハンドルバー付属のスイッチで簡単にコントロールできますので、レースなどでタイトな場面になっても即対応が可能です。

そして、ビッグナインの上位モデルもそうですし、最近はクロスカントリーレースでも使用が多くなってきた、フロントシングル仕様です。

フロントディレイラーはタイトな状況では、障害物などにヒットしてずれてしまうことも多いので、トラブルの軽減や軽量化にもなります。

参考価格は183,492円(税込)で、重量はミドルレンジ43サイズで11.7㎏となります。

メリダ・ビッグナインリミテッドの用途

ここまで、メリダのビッグナインリミテッドを確認してきました。

プロレースの主流はカーボンフレームですが、筆者のようなホビーライダーであれば、何もいじることなくレースにも参戦できるレベルです。

BOOST規格はBB(ボトムブラケット)もワイドになりチェーンラインが外に出る分、チェーンステーを短くでき、反応の良さが増すというメリットもあります。

これによりさらなるスピードが望めますので、ぜひレースで使ってみたくなります。

また、山や林などの散策(トレイル)ももちろん楽しめる仕様です。

メリダはロードバイクでもそうなのですが、MTBでは当然ながらハンドル周りが大口径で落ち着きがあるので、オフロードでの車体の扱いやすさは群を抜いています。

また、このくらいの重量ですと、山道に入るまでの平坦路でも、楽しくスピーディに移動することが可能です。

さらに言えば、29インチのハードテイルMTBはクロスバイク的な一面もありますので、通勤・通学に使用するのもおすすめです。

メリダ・ビッグナインリミテッド以外のアルミフレーム車

メリダのビッグナインリミテッドはアルミフレームの中ではハイエンドモデルなので、価格も抜けており、予算が合わないという方もいらっしゃると思います。

そこで最後に、ビッグナインのその他のアルミフレーム車もご紹介しておきます。

【ビッグナイン100】

参考価格:¥89,532(税込)

サスペンションのロックアウト機能や油圧式ディスクブレーキに、大口径のハンドル周りなど、上位モデルであるリミテッド由来のものはあります。

さすがにヘビー級なのでレースは少し厳しいかもしれませんが、トレイルや普段使いなら安定感もありますし耐久性も申し分ないので、長く付き合っていける一台かと思います。

【ビッグナイン20-MD】

参考価格:¥69,012

MTBの入門機で、所どころに価格相応のものは見られますが、基本的な性能に問題はなく、MTBの楽しさは十分に体感できます。

価格帯的にはクロスバイクとかぶりますが、本格的な山林のトレイルもしたいということであればこちらの方がよいでしょう。

とにかくまず実物を見てもらいたい!

今回は、メリダのビッグナインリミテッドをご紹介しました。

本文でもお伝えしましたが、とにかく一度実物を見てもらいたい、それくらいスタイルがよく、きれいな表面仕上げが特徴です。

もちろん、レースもトレイルもこなす機能性も申し分なく、人を選ばないバイクです。

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