ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ

ロードバイク好きによる自転車知識の情報ガレージ│わくわく自転車情報館

コルナゴのコンセプトを試乗者のインプレから検証する

2018.5.26

今や空力性能に特化した「エアロロードバイク」は、レースでの大活躍もあり、一つのカテゴリーとして確立されています。

そんな中、長年に渡りレースバイクを一線級で活躍させているイタリアの老舗「コルナゴ」が、2017年に待望のエアロロードをラインナップに加えました。

それが、ここでご紹介する「CONCEPT(コンセプト)」ですが、今回は続々と報告されている試乗インプレを確認しながら、その実力に迫ってみましょう。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

ロードバイクのタイヤを新品にした場合の交換方法と注意点!

タイヤが磨り減るとパンクしやすくなるため、1年から2年に一度はタイヤ交換が必要になってきます。 ...

SKY軍の「ピナレロのドグマK10」のディティールに迫る!

ピナレロのドグマK10は、荒れた路面などを最速で走るための、エンデュランス向けのレースバイクです...

他社クランクも取り付けられる!bb30用のアダプターのおすすめ

bb30というのはボトムブラケットの種類の1つで、数年前には多くのフレームに採用されていました。 ...

エアロロードならリアクト4000の2017年モデルがおすすめ!

最近、エアロロードバイクが人気です。 それはなぜなのか、また、エアロロードにどんな特徴があ...

ロードバイクのトレンドを知る!ピナレロのカタログを読もう

ロードバイクを扱うメーカー、ブランドは毎年のように次年度のカタログを発行します。 カタログ...

ロードレースのルール背景とフレーム素材や加工の可能性

ロードレースに使われる自転車のフレームは、皆同じ形ですが、それはなぜなのでしょうか。 ロー...

ロードバイクで危険性を回避する!正しい乗り方を知ろう

ロードバイクを含む自転車は、実は車両扱いということをご存知でしょうか? ロードバイクは、原則左側通...

高校ロードレース頂上決戦!インターハイの内容とそのルール

近年、日本での自転車ロードレースの人気が上昇しており、街中でもロードバイクに乗る方をよく見かけるよう...

トレックのロードバイクライフにamazonを活かす手はあるか?

「amazon」に代表される通販サイトは今や扱っていないものが無いのではと思うほど、品ぞろえの充実が...

ロードバイクのホイール交換と軸ぶれ調整は個人で作業可能?

日ごろからロードバイクに乗っている皆さん! 大学生になって、または社会人になってロードバイクを始め...

ロードバイクのおすすめスタンド!転倒防止対策をしよう!

ロードバイクは、きちんとスタンドに収納していますか? せっかく買ったロードバイクが、転倒して傷...

スペシャライズドのルーベはヒルクライム向きなのか?

アメリカのスペシャライズドはヨーロッパのメーカーに比べれば歴史は浅いですが、プロのロードレースチ...

名門ロードバイクメーカー・ピナレロ!プリンスの歴史と使命

ピナレロのロードバイクの歴史そのものと言っても過言ではない名車「PRINCE(プリンス)」が、2...

ロードバイクのヘルメットのお手入れ方法と修理って!?

ロードバイクはスピードが出るので、事故の時の衝撃は、ママチャリとは比べ物になりません。 ヘルメ...

存在意義はある!「メリダ・ライド400」が評価されるわけ

メリダは近年レースへの力の入れようがハンパではなく、ことロードバイクにおいてはその傾向が顕著に出...

スポンサーリンク

コルナゴの「コンセプト」には幻の一台があった

コルナゴはスチールに強いイタリアンメーカーの中では、カーボンフレームに着手した時期が早い方でした。

数々のレースでの勝利を重ねていき、今では素材からカーボンのチューブを作り出しフレームへ組み上げる行程を自社工場で行える、世界でも希少なメーカーの一つです。

そんなコルナゴが1987年に、同じイタリアのF1レースでお馴染の、あの「フェラーリ」とのコラボモデルを発表しました。

「C35」と名付けられたロードバイクはどことなく無機質なスチール製フレームに比べ、有機的で複雑なカーボン特有の形状で、伝説的名機とまで言われました。

そして、このフェラーリとのコラボにはもう一台開発されたのですが、それが今回の主役である「CONCEPT(コンセプト)」です。

ケーブルがフレームに内蔵されていたり、内装式7段変速や油圧ブレーキにサスペンション付きのシートポストという、当時の最先端技術の結晶とも言えるバイクでした。

これだけのスペックなので量産には至らず、試乗した者すら見当たらないという幻のような存在でしたが、今のコルナゴの礎を築く一台であったことは事実です。

それから約30年が過ぎた2017年に、この理念を受け継いだエアロロードバイクが発表されたわけですが、それが新型「コンセプト」です。

コルナゴ「コンセプト」の特徴

コルナゴのコンセプトはフレーム単体のみの販売で、ヘッドパーツのセットとシートポストが標準装備です。

価格は通常のカラーが45万円、オリジナルカラーが49万円です。

組み合わせるホイールやパーツは自分次第ですが、このレベルのフレームなので、それなりの装備をすれば予算は100万円前後というところです。

エアロロードバイクらしい空力性能満載のフレームは、NACA(アメリカ航空諮問委員会)のウインドシェイプ技術によって設計されたものです。

エアロロードはよく「戦闘機」と表現されますが、正にその戦闘機の開発もしていた機関の技術が採用されているわけです。

見た目は幅広のトップチューブに、エアロ形状には欠かせないカムテール形状のダウンチューブ、太いシートチューブと、とにかくエアロロードのお手本のようなバイクです。

しかし、そこはさすがにコルナゴというところでしょうか、ごつい見た目ながら、美しい流線型もしっかりと目を引きます。

試乗した方のインプレで印象的だったのは、「部屋に飾って眺めていたい」というもので、見た目にも楽しめる一台なんですね。

試乗者のインプレから見るコルナゴ「コンセプト」の特徴

筆者は残念ながら、まだコルナゴの「コンセプト」に試乗していませんが、多くの試乗インプレが報告されているので確認してみましょう。

エアロロードなので加速力や推進力に優れているのは当然ですが、癖のない扱いやすさを感じている方が多いのが特徴です。

今のエアロロードは、剛性の高低をフレームの箇所で分けているようなところがあります。

特にパワーロスをしたくないBB周りに剛性を高くしますが、そうなるとペダルの漕ぎ味が硬くなりがちです。

しかし、コンセプトはその硬さがなく、かと言ってたわむほどの柔らかさではないので、程よい踏み心地が実現されている、ということです。

また、これは慣れてくると出てくる感覚なのかもしれませんが、じんわりと加速していく感覚を感じている方が目立ちます。

車で言えば一気にエンジンが吹き上がる感じではなく、徐々に回転が上がっていくような感覚です。

この感覚は、フレーム自体が軽量ではないのも一因だと思いますが、適度な剛性なのも関係しているでしょう。

試乗者のインプレから見るコルナゴ「コンセプト」の特徴~続き

エアロロードは反応のよさや加速力が売りの分、快適性=乗り心地のよさが犠牲になるのは致し方のないところです。

しかし、コルナゴのコンセプトは、快適性に関しても試乗した方から、高い評価を受けています。

もちろん、乗り心地はホイールやタイヤにも大きく関係してきますので、一概には言えません。

ただ、コンセプトの試乗車のほとんどはディープリムホイールが組み合わせられており、剛性が高い仕様になっています。

それでありながら、地面からの突き上げをあまり感じないというインプレが多いのは、フレームの衝撃吸収性が高いと見てよいはずです。

前項でお話した適度な剛性と合わせれば、エアロロードには適さないロングライドにも対応できるのかと思われます。

それはコルナゴが、28cのタイヤまで履けるクリアランスを取っていることでも明らかです。

コルナゴのコンセプトは幅広い用途に対応する

コルナゴの「コンセプト」について、試乗した方のインプレを参考に特徴を検証しています。

ここまででは、エアロロードバイク特有の硬くガチガチでキレキレの反応というイメージではなく、扱いやすさと快適性が強調されているのが印象的です。

そうなると、レース仕様というイメージの強いエアロロードでも、コンセプトはそのイメージにとらわれず、広い用途に対応してくれそうです。

例えば、エアロロードは元々安定感がありますので、空気量の多い25cや28cのタイヤにすれば、多少荒れた路面でも苦もなく走ることができます。

また、これも多くのインプレで評価されていますが、上り坂でもスイスイ(この表現を使っているインプレが本当に多い!)進むということです。

加えて、コンセプトはリアエンド付近にボリュームのあるがっちりとした作りなので、下りでの安定感もあります。

ということで、ヒルクライムにも使えそうですし、レースではなくても峠などを攻めるにも楽しいバイクと言えるでしょう。

コルナゴのコンセプトはどこで試乗できる?

この記事を読んで下さってコルナゴの「コンセプト」に興味を持っていただいても、「試乗はどこに行けばできるのか?」という疑問もあるかと思います。

自動車であればメーカー毎のディーラーが街中にありますが、自転車はメーカー直販店などは少ないので、試乗も難しくなります。

ただし、コルナゴは日本でも人気のメーカーなので、直販店ではなくても取り扱い店が比較的多い方です。

中でも「プレミアムディーラー」に認定されている店舗であれば、販売に関しては全てのモデルが揃っています。

コンセプトが試乗車になっているかどうかは個店によって違いますが、情報を小まめに見ていると定期的に試乗イベントが行われています。

実際に、2018年に入ってからも、コンセプトが試乗車になっているイベントを数件見付けることができました。

なお、プレミアムディーラーは、コルナゴのホームページに地域別で掲載されていますので、確認してみてください。

コルナゴのコンセプトは「徐々に仕上げていきたい一台」

今回は、コルナゴのエアロロード「コンセプト」をご紹介しました。

エアロロードにありがちな扱いの難しさは感じられず、割となじみやすいフレーム、というイメージです。

組み合わせるパーツによっては用途も広がるので、自分なりの一台に仕上げてみたいですね。

 - ロードバイク