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歩道の段差はスポーツ自転車にとっては危険!乗り越え方は?

2017.11.28

スポーツ自転車で車道を走っているときに、危険を感じて歩道に入ることがありますよね。

その際に、スリップして転倒し、ケガをすることが多いようです。

スリップするのは歩道にある段差が原因ですが、段差の乗り越え方ひとつで、事故の危険を減らすことは可能です。

ですので、今回は車道と歩道の間に段差がある理由や、その上手な乗り越え方をお伝えしていきます。

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自転車事故の原因?歩道の段差はなぜあるの?

自転車が起こす事故では、歩道と車道の間にある段差が原因で起こるものも多いです。

歩道と車道の間には、段差があります。

これは、沿道の土地(お店など)を利用する車のために作られているもので、「車両乗り入れ部」と呼ばれ、5cmの差があります。

この段差には、

・歩行者や視覚に障害を持つ方が、歩道と車道の境界線を認識出来るようにする
・タイヤに少しの衝撃を与えることで、車のドライバーに歩道を通行していることを伝える

といった役割があり、歩行者と車の安全のために必要なものなのです。

しかし、車で5㎝の段差を越えるのは難しくありませんが、自転車の場合はそうはいきません。

自転車は、原則として車道を走ることになりましたが、例外的に歩道を走れる場合もあります。

例えば、大きなトラックが後ろから迫って危険な場合などに、それまで走っていた車道から一時的に歩道に入るときなどですね。

ですが、自転車にとって、5㎝の段差は大きいものです。

車道から歩道には、斜めに入ることになるので、タイヤがスリップしてしまうことがあります。

特に、スポーツ自転車は、上手に乗り越えないとタイヤがパンクする危険もあります。

また、歩行者とぶつかる危険もあるため、自転車で車道から歩道に入る際には、「乗ったままでなく、一度自転車から降りて、押して乗り入れるように」とお願いしている自治体もあるほどです。

自転車の種類によって、段差の危険度が変わる!?

先ほどは、歩道に入る際、段差が自転車事故の原因になることがある、とお伝えしました。
ですが、車道から歩道に入る際の危険度は、自転車の種類によっても異なります。

例えばママチャリですが、これは街乗り用に作られている自転車です。

そのため、スピードも出にくいですし、タイヤも太く、はじめから段差に対応した作りになっています。

一方、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車は、そうではありませんよね。
タイヤは細く、自転車自体が空気抵抗を抑える作りなので、スピードが出ます。

レースなどで速く走るために作られているので、歩道の段差を乗り越えることは考慮されていません。

その状態で、段差を乗り越えようと斜めに進入すれば、タイヤがパンクしたり、ハンドルを取られてスリップすることになるのです。

ですので、スポーツ自転車で車道から歩道に入る際には、以下の2つがポイントになります。

・スピードを落として、ゆっくり歩道に入る
・段差は正面から(歩道と垂直になるように)乗り越える

これを守れば、パンクやスリップのリスクを減らすことが出来ます。

スポーツ自転車で歩道の段差をうまく乗り越えるコツは?

また、スポーツ自転車に乗っていると、少しの段差もストレスになります。

特に、スピードに乗っているときは、段差の振動が自転車だけでなく、乗っている自分の体にまで響いてきます。

ですので、危険を感じて車道から歩道に入る際も、その衝撃や振動を出来るだけ少なくしたいですよね。

ここでは、その対策方法をお教えします。

それは、「右側のクランクとペダルを基準にして、ペダルが12時~15時に来ているときに、ペダルを踏んで体重を乗せ、段差を乗り越える」というものです。

この方法のポイントは、自転車が段差に差しかかり、前輪が段差に当たるという瞬間に、12時の位置でペダルに乗ることです。

ペダルに乗ると、立ち漕ぎのようになりますが、それで合っています。

実は、スポーツ自転車は、15時~18時の位置にペダルがあると、段差を乗り越えにくいのです。
ペダルが12時~15時の位置にあれば、段差を乗り越える際の衝撃を自転車が吸収してくれます。

これをマスターすれば、精神的にも楽に段差を乗り越えられます。

また、そのことで心にも余裕が生まれ、歩道を歩いている歩行者などの様子がよく見えるようになると思います。

相手の動きが見えれば、危険を予測出来るので、より安全に歩道に入れるようになりますね。

段差とペダルのタイミングを合わせるにはどうすればいい?

とはいっても、練習せずにいきなりマスター出来ませんよね。
この方法をマスターするには、段差とペダルのタイミングを合わせることが必要です。

そこで、その練習方法をご紹介しましょう。

スポーツ自転車で車道から歩道に入る際は、段差に差し掛かる前にペダリングをやめます。

段差を越えるために、12時の位置にペダルが来るよう準備するということです。

そして、先ほどご説明した通りに、段差に前輪が触れる瞬間、12時の位置で立ち漕ぎのようにして乗り越えます。

うまく乗り越えられれば、普段の方法で乗り越えた時とは衝撃の大きさが違うことを実感出来るのではないでしょうか。

また、走行中に出来ることもあります。

スポーツ自転車のギアを軽くしておくことも、楽に段差を乗り越えることに繋がるので、おすすめです。

ギアが軽ければ、ペダルの回転が速くなり、12時の位置に持って来るのが楽になるので、段差とペダルのタイミングをわりと簡単に合わせられるからです。

始めはたまたまタイミングが合ったときだけ出来ると思いますが、そのときの感覚を体に覚えさせればいつでも出来るようになるでしょう。

それでもタイミングが合わない場合は、クランクを逆に回転させてみると、合うようになるかもしれません。

この方法は、車道から歩道に入る際だけでなく、走っていて出くわす道路の継ぎ目などを越える際にも使えるので、練習してみて下さいね。

歩道の段差が原因で起こった自転車事故の例

歩道の段差は、スポーツ自転車にとっては、乗り越えるのにコツがいるものです。

先ほど、スポーツ自転車で歩道の段差をうまく乗り越える方法をご紹介しましたね。
では、それをマスターすれば絶対に事故やケガを防げるのでしょうか。

いいえ、決してそういうわけではありません。

段差を越えることに慣れている人でも、路面の状況やタイヤの太さが変われば、転倒してケガをする可能性は高まります。

実際に、車道から歩道に入る際、歩道の段差をうまく乗り越えられなかったことで、このような事故が起きています。

<単独事故>

・段差でスリップして転倒し、腕などを骨折
・スピードを落としきれなかったため、段差は越えたものの、電柱に激突し大ケガ

<巻き込み事故>

・転倒して歩道を歩いていた歩行者にぶつかり、相手にケガをさせた
・スリップして他の自転車とぶつかり、双方がケガをした

自分がケガをするのも、誰かにケガをさせてしまうのも嫌ですよね。

また、車道はアスファルトで舗装されていますが、歩道には色がつけられていることがあります。

そういった歩道の場合、雨が降っているときや、降った後などで路面が濡れている状況ではとても滑りやすくなります。

もちろん、アスファルトも濡れれば滑りますが、歩道にはマンホールなどもあるのでより滑りやすく危険です。

スポーツ自転車での走行は、歩道の段差を越えるとき以外も、常に細心の注意が必要です。

事故に備えて入っておきたい「自転車保険」をご紹介!

ここまで、車道から歩道に入る際の、上手な段差の乗り越え方をお伝えしました。

しかし、段差を乗り越えるときにどれほど気を付けていても、事故が起こってしまうことはあります。
また、スポーツ自転車に乗車中は、何が原因で転倒するかわかりません。

道を普通に走っていても、思わぬ転倒で大ケガをしたり、障害を負ってしまう危険があるのです。
特に、スピードが出ている状態で歩行者とぶつかれば、相手が亡くなるということも考えられます。

実際に、平成20年に起きた事故では、9,000万円以上の賠償金が加害者に請求されている事例も存在します。
ですので、万一に備えておきたいところです。

自転車は車と違って、強制保険がないので任意保険への加入になります。
また、自分のケガを補償する保険の他に、相手への賠償が出来る保険に入ることが必要です。

「au損保」や「株式会社DeNAトラベル」などでは、その両方に対応した自転車保険があります。

その際、相手への補償額は、最低でも5000万円~1億円のものを選び、示談交渉のサービスを付けておくのがおすすめです。

また、「自転車保険」という名称ではなくても、火災保険や車の保険、クレジットカードなどに特約として付けられることもあるので、そうしたものも一度確認してみて下さい。

スポーツ自転車で走る際は、事故に注意しよう!

今回は、スポーツ自転車で歩道の段差を乗り越える際のコツをお伝えしました。

これで絶対に転倒しないわけではありませんが、自転車の負担を減らすためにも、参考にしてみて下さい。

また、スポーツ自転車に乗る以上、事故の危険はママチャリよりも高くなるので、自転車保険に入っておくと安心です。

いつ加害者になってしまうかという意識を持って、万一の場合に備えておきましょう。

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