ストライダーはお子さんが乗るものですから、できるだけカッコよく、またはかわいくカスタムしてあげたいものです。
タイヤやハンドルシートなどもカラフルなものがあり、女の子中心ではありますが、ピンクが人気があると聞いています。
そこで今回は、ストライダーのカスタムについてお話していきます。
ストライダーのカスタムを考える前に基本仕様をおさらい
ストライダーにはノーマル仕様の「クラシックモデル」と、オプションがいくつか付いた「スポーツモデル」があります。
スポーツモデルのオプション品は、転んだ際にハンドルが顔面に直撃するのを防ぐ保護材である「ハンドルバーパッド」。
そして、お子さんの成長に合わせてサドルを高くできる「ロングシートポスト」が付属してきます。
いずれも後付けできるので、クラシックモデルのカスタムとしても使用可能です。
クラシックモデルは赤・緑・青・ピンクの全4色、スポーツモデルは黒・黄色・オレンジが加わり、全7色になります。
車体の色はとてもカラフルですが、ハンドルやタイヤなどは全て黒なので、好みの仕様にカスタムしたくなりますよね。
そういったニーズに応えるように、純正のカラフルなカスタムパーツが揃っていますので、次項から順を追ってご紹介します。
ストライダーの黒パーツをカスタムでピンクに!
ストライダーのカスタムですが、まずは差し色として、黒いパーツをピンクなどのカラフルパーツにカスタムしてみましょう。
ハンドルに付属している「グリップ」、タイヤを取り付けている「ホイール」、そしてシートに純正のカラーパーツがあります。
色はストライダーの本体に使われている色の黒以外と白の、計7色があり、ホイールはタイヤ付きで、タイヤはどのホイールも黒色です。
また、ホイールには中のスポーク部分に貼りつけられる「デカール」もあります。
そしてグリップは、クラシックモデルとスポーツモデルではハンドルの太さが微妙に違うので、専用のものが用意されています。
ストライダーは「ストライダー・ジャパン」の一括管理なので、販売店が限られています。
カスタムパーツも当然ながら正規販売店での購入となり、価格はどこで購入しても同じです。
ネット通販では「アマゾン」と「楽天市場」のみが正規販売店に指定されていますので、他のサイトでは購入できません。
黒の車体にピンクのパーツをカスタムするオシャレさ!
カスタムの仕方はのちほど、また詳しくお話しますが、筆者が目にしたカスタムでかわいらしかったのは、黒のストライダーをピンクのカラーパーツで飾っていたものです。
グリップとホイールのデカールだけだったと思います。
ピンクなので「さりげない」という表現は当てはまりませんが、とてもオシャレな印象を受けました。
色のカスタムは、性能とは全く関係なく見た目だけの問題ですが、自由度が高く、センスが問われる部分ではあります。
それはさておき、普通の自転車ではカスタムというと特殊な工具が必要だったり、難しい技術が必要ですが、ストライダーのパーツ交換はそこまで難しくはありません。
販売店が交換を請け負ってくれる場合もありますが、結構高い工賃を取られますので、できればお父さん、お母さんが、行った方がいいでしょう。
しかも、近くに販売店がない場合はネットで購入することになりますから、おのずと自力で交換することになります。
きせかえコンテンツで黒&ピンクの組み合わせを確認!
「カスタムパーツは自由度が高い」とお話しましたが、例えばホイールは前後で別売りなので、どちらかだけをカラーにしてもいいですし、前後で違う色を選択することもできます。
ただ、こういったことは、実際にビジュアルで見ないとピンときませんよね。
そこでおすすめしたいのは、ストライダー・ジャパンのホームページにある「きせかえコンテンツ」です。
基本のストライダーの画像が掲載されていて、ボディーカラーから順に、グリップ、シート、前輪、後輪の色をそれぞれ任意に選びます。
すると画像がその選んだ色になってくれますので、組み合わせが、ひと目で確認できます。
ちなみに、先ほど「素敵な組み合わせ」としてご紹介した、黒の車体にピンクのグリップと車輪の組み合わせを見てみました。
筆者が見たのはデカールだったので、中のスポーク部分だけがピンクだったのですが、きせかえコンテンツはホイールそのものを選ぶので、全体がピンクに塗られています。
これはあくまでも個人的見解ですが、ホイール全体がピンクよりは、デカールだけの方がオシャレ感が増すと感じました。
こういったことも分かるので、カスタムをする前に、ぜひ一度試して頂きたいと思います。
ストライダーのカラーパーツを使ったカスタム方法
それではここで、ストライダーのカスタムをするに当たっての費用と方法をご紹介します。
今回は主に、純正のカラーカスタムパーツの価格と交換の注意点をご説明します。(価格は税抜き)
★グリップ(2個1組)
クラシックモデル用:¥980
スポーツモデル用:¥1,200
グリップは先述通り、クラシックモデルとスポーツモデルではハンドルの太さが違いますので注意してください。
付属のグリップは手では外せず、再利用しないのであればカッターで真ん中を切って外します。
しかし、ストライダーは兄弟(姉弟)でお下がりになることも多いので、お姉ちゃん用にピンクにしたけど、弟が使う時期になったら、黒に戻したいということがあります。
その場合は、石鹸水をグリップとハンドルの隙間に注入してから、マイナスドライバーでこじるようにすると、上手く外せます。
石鹸水でだめな場合は、市販の潤滑スプレー(クレ5-56)を使うとよいでしょう。
★シート(クラシックモデルと同じ硬めのタイプ)
¥1,334
シートは「クイックリリース」という機能を採用しているので、レバーひとつですぐに外せます。
高さを頻繁に調整するはずなので、そういった構造になっています。
★ホイール
ホイール:¥2,200(1個)
デカール:¥500
ホイールの交換には、14㎜のレンチかモンキーレンチが2本必要です。
14㎜と限ってしまうと使い道が少ないですが、モンキーはスライド式で、様々なサイズのボルトやナットに対応します。
そんなに高価なものではありませんし、他のことにも使用することがあるはずですので、これを機に用意しましょう。
ストライダーのカスタムで気になること
前項では、ストライダーのカラーパーツのカスタムについてお話しましたが、ホームページではパーツの交換手順が動画で紹介されていますので、参考になさってください。
ストライダーは2歳から始められて、そうなるとお子さんはまだ判断できるような年齢ではないですから、カスタムは、親の好みになることも多いですよね。
ですが、好みがはっきりしているお子さんもいます。
あまりにもかけ離れた見た目にして、お子さんをないがしろにしてしまうことは避けましょう。
全部真っピンクのストライダーは目立ちますし、かわいいのですが、女の子でもピンクが好きだと決まっているわけではありません。
また、男の子でもピンクのストライダーに乗っている場合がありますよね。
しかし、やはりピンクは「かわいい」というイメージが先行する分、どうしても「女の子の色」という認識になってしまう人も多いでしょう。
子供同士ではそういったところは容赦ないので、ピンクのストライダーを「女の子みたい!」とはやし立てられて、バカにされるようなこともあるかもしれません。
もちろん、それぞれのご家庭での親子のコミュニケーションが取れていて、お子さんが楽しんでいれば、どんなストライダーであろうと自由です。
カラーカスタムは、お子さんへの思いやりを第一にして考えてあげたいですね。
ストライダーのカスタムはお子さんのために!
今回は、ストライダーをカラーパーツでカスタムすることを考えてみました。
ピンクに特化して考えてみましたが、もちろん別の色での組み合わせも豊富にあります。
生活必需品ではないので派手なくらいが丁度いいですが、やり過ぎるとかえって逆効果ということもあります。
周りとのバランスも意識して、お子さんの笑顔を思い浮かべながら、カスタムしてあげてください。