2013年3月29日。
東京都町田市のJR横浜線、成瀬駅から町田駅の間の踏切で猛スピードで自転車を運転していた10代女性が電車に轢かれて死亡するという事故がありました。
果たしてその事故はどういった事故なのでしょうか。
また、なぜそんな事故になってしまったのでしょうか。
同じ事故を起こさないために原因を知っていきましょう。
町田で起きた自転車による踏切内での事故
町田の踏切で起きてしまった自転車事故。
この事故による被害者は、まだ10代という若い年齢の女性でした。
状況は、自転車を運転していた女性が高い速度で踏切へと突入します。
その時にバランスを崩して、女性だけが踏切内へ投げ出されてしまいます。
そして、その直後、その踏切を通過する電車(普通電車)が女性を轢いてしまったのです。
女性は全身強打し、警察、救急車が来ましたが、その後死亡が確認されました。
所持していた物から、女性は町田市内に住んでいて、自宅からの移動中との事がわかります。
その時の電車を運転していた運転手の証言から、女性が猛スピードで突っ込んできた事が確認されています。
なぜ、女性は自転車の速度を上げて運転していたのでしょうか?
次はこの事について見ていきましょう。
なぜ猛スピードで自転車を運転していたのか?
では、なぜ被害者の女性は今回の町田での事故で、高い速度で踏切へ運転してしまったのでしょうか?
実はこの被害者の女性は、自転車を走行中に携帯を見ながら運転していた事が原因としてわかりました。
早朝、人があまりいない道ということもあり、被害者の女性の中で油断や安心が生まれ携帯を操作しながら運転していたと考えられているのです。
その際に速度を上げて運転をし、なおかつ携帯を触りながらという事もあり、しっかりした運転が出来ていない状態だったということなのです。
そして、踏切へ向かう道で速度を落とす事が出来ずにそのまま転倒し、踏切内へと投げ出され、このような事故として起きてしまったのです。
その他にもまた原因があります。
その原因は踏切までの道、これにも原因があったのです。
次はその踏切について見ていきましょう。
自転車が猛スピードで進んだのは、踏切付近にも原因がある?
町田で起きたこの事故、踏切周辺にも原因がありました。
踏切はいたって他の踏切と変わらないのですが、問題は踏切への道にも原因があるとみて考えられています。
踏切までの道は、下り坂になっていたのです。
速度を出して運転していた被害者の女性はそのまま踏切までの道をその速度で下って行き、寸前まで踏切の音が聞こえなかった為、自転車のブレーキが間に合わいませんでした。
そして、更に加速してしまった自転車の速度を落とすことが出来ず、両足で踏ん張るも体制を崩し、踏切内へ投げ出されてしまったのです。
目撃者からは、詳細な情報は得られなかったのですが、現場での状況としてこのような事が考えられます。
もし、自転車の運転中に携帯を操作していなければ、もしも高い速度で運転をしていなければ、このような事故は起きなかったのでしょうか?
最近ではこのような自転車の事故が多発しており、怪我ですんだ人から亡くなってしまった人もいます。
その事故の原因では、このように高い速度や携帯を操作しながらの運転以外が原因で事故を起こしてしまっています。
ではそれはどのような原因なのでしょうか?
次はそれを見ていきましょう。
町田で起きた自転車事故の類似事故の主な原因とは?
町田で起きた自転車事故、踏切で電車に轢かれてしまったこの事故に似ている事故の原因は、町田で起きた事故の原因とは異なるものがあります。
それは最近の学生達が楽しんでしている、つまりスリルを求めた運転です。
この類似している踏切での事故の他に、横断歩道での事故や歩行者との接触事故などの事故にも、そのスリルを求めた運転が原因で起きてしまっています。
他にも、二人乗り等の運転での事故も増えつつあります。
これも学生の事故として多い原因の一つです。
また、自転車以外にもそういったスリルを求めた行動の影響で、事故や事件が起きてしまっています。
そのため、非常に危険な事として各学校でも朝礼等でこういった行動を起こさないよう周知しており、警察側も危険行動として取り締まりの強化を行っています。
しかし、減ることがなく増え続けており、こういった自転車事故は世界中で日本がほぼトップになっているほどです。
なぜこういったスリルを求めた運転が学生達で流行ってしまっているのでしょうか。
次はこれについて見ていきましょう。
自転車による事故。学生達で流行ってしまったスリルを求めた運転とは?
なぜ学生達はこういったスリルを求めた運転を行ってしまうのでしょうか。
学生、特に中学生が多いと思います。
山道なんかで坂を下るとき、自転車の速度が上がります。
このスリルがたまらない、といった理由からこの運転をしてしまうことが多いようです。
このスリル運転の影響で事故が起きてしまっている事例もあります。
また、赤信号だけど車が遠い、まだ通れるといった理由から赤信号での横断をしてしまう学生もいます。
これは歩行者にもありがちな事ですが、これもまた事故として既に起きてしまっている事例です。
その他に、ブレーキを外しての運転する人もいており、この事から道路での事故や急に飛び出してきた歩行者に止まることが出来ず、接触事故を起こすといった事も起きております。
被害者の中にはまだ幼稚園児や小学生までもが被害にあっており、こういったスリルでの事故は絶えず続いています。
皆さんのお子さん、小学生でも自転車を運転することでこういった事故になりそうだった事はありませんか?
小学生や中学生が運転する自転車、こういった事にならないお子さんもいれば、なってしまうお子さんもいらっしゃるでしょう。
では、こういった事故を起こさないためにはどういった対策をすればいいのでしょうか。
町田で起きた事故や、類似している事故から対策を考えられてきています。
その対策を見ていきましょう。
町田の自転車による踏切の事故から対策が行われている
町田で起きたような自転車の踏切での事故や、横断歩道での事故や歩行者との接触事故。
これを起こさないよう、国では事故対策を着々と行っているのをご存知ですか?
例えば、東京なんかでは自転車用通路を新たに設けたり、ヘルメットをつける事を義務化している地域もあります。
また、自転車の運転にも交通法があり、こういった事故が多い事から小さなことでも罰金等といった取締りの強化が始まっています。
この取締りの一つとして、自転車の右側通行の禁止というのがあります。
自転車も自動車と同じく左側を通りなさいという交通法で、守れなかった場合3ヶ月以下の懲役、または5万円以下の罰金となります。
他にも自転車を運転する際、一時停止を守らなければならないといった交通法もあり、これは一時停止に自転車を除くと書いていれば止まらなくてもいいのですが、書いていない場合は止まらなければいけません。
また、一方通行も同じ理由です。
これらも同じく、懲役3ヶ月以下、または5万円以下の罰金となります。
こういった交通法の強化により、自転車も車同様でルールを守らなければいけません。
子供の運転にもこの交通法は適用されており、保護者の方はそれを教育してあげましょう。
この教育が安全な対策にもつながり、事故を減らす方法にもなります。
また、こういった交通法の講習会も各地で開催されており、一度参加する事をおすすめします。
事故が起きてからでは遅いです。
このような事故を引き起こさないためにも、走行中は携帯を見ず、速度にも気をつけて安全運転を心がけましょう。
自転車で起きる事故、自転車運転者として安全意識を第一に
今回、町田で起きた自転車による踏切での事故や、その事故に似た事故から対策をご紹介しました。
国もこういった事故を起こさない為に必死に対策をしてくれています。
日本国民として、国がしてくれた対策に協力し、少しでも事故を減らすべきだと私は思います。
自転車を運転する際は安全を心がけて運転しましょう。