トレーニングのキツさが嫌になり、ロードバイクに乗らなくなる方も多いですよね。
私も数年乗っていなかったのですが、デローザのアイドル(IDOL)に惚れて、また頑張ってみようかと思いました。
久しぶりに乗りましたが、ロードバイクに乗る気持ち良さは体が覚えていました。
今回、アイドルのインプレと合わせて、久しぶりにロードバイクに乗って感じたことや気を付けたいことについて書いていきます。
デローザ・アイドルの歴史
ロードバイクから遠ざかっていた私がまた乗るようになったきっかけは、デローザのアイドルとの出会いだったので、インプレの前にまずはアイドルの魅力的な歴史について簡単に書いていきます。
デローザのアイドルは、デローザの中ではミドルグレードで、2007年にデビューしたロードバイクです。
デビュー当時、美しく湾曲したトップチューブやISPなど、イタリアンブランドらしい上品なデザインが話題となりました。
その初代モデルは、2007年、レースでフランチェスコ・マシャレッリが乗り、総合優勝を果たすなど、確かな実績を残しています。
その後、2010年にはプレスフィットBBが採用され、目にも艶やかなペイントが美しい2代目が登場しました。
また、2014年の3世代目アイドルは高いレーシング性能と美しさを合わせ持ち、その存在感を示しました。
初代のデザインをベースに、リア三角はSUPERKINGと同じ、細身で計算され尽くしたねじれの加わった形で快適性をより重視した仕上がりでした。
ディスクブレーキ搭載モデルと共通する設計となっていて、剛性が高いという点も魅力でした。
そして、2017年のアイドルは、高い品質はそのままに、グラフィックのイメージがガラッと変わり、初期のデローザに近いものになっています。
また、完成車パッケージで売られるようにもなりました。
これによりアイドルをグッと身近に感じた方も多いことでしょう。
デローザ・アイドルのインプレ
再び初心者に戻ったような状態でインプレを書くのはおこがましいのですが、アイドルに乗ってみて感じたことを書いていきます。
より走りに集中できるよう、交通量の少ないサイクリングロードと山道を走ってみました。
(まだ車道を走るのは怖いと感じます。)
乗ってみて感じたのは、思っていたよりも走れるということです。
巡航速度30km行かないことを予想していたのですが、それよりもスピードが乗り、かなり爽快感を味わえました。
優雅で美しい車体にまたがるだけでも気分が高揚し、ハイになっていたのかもしれません。
しかし、以前乗っていたレース使用のバイクと比べてもクセがなく乗りやすく、楽に走れます。
他の多くの方のインプレを読むと、「剛性が高いのに快適」や「衝撃吸収性に優れロングライド向き」などと書かれていることが多いようです。
また、加速性能にも優れているという感想をお持ちになる方もいます。
そうした違いについては、初心者や私のように久しぶりに乗る人には、はっきりと分かりにくいでしょう。
「あばたもえくぼ」ということわざもありますが、惚れたロードバイクに乗っているだけで満足してしまうものです。
では、一般に言われている2017年モデルのデローザ・アイドルの特徴を簡単にご紹介します。
・負荷が少ない
・剛性は高すぎずバランスが取れている
・衝撃吸収性という点がずば抜けて優れている
アイドルの購入を検討されている方は参考にしてみてください。
デローザのアイドルのインプレの時に感じたこと①
デローザ・アイドルのインプレを書いたつもりですが、普段からガンガン乗っている方はきっともっと深い感想をお持ちになることでしょう。
アイドルの持ち味を十分に感じるようになるのは、まだ先のことになりそうです。
ではここからは、私のように、またロードバイクを始めようとしている方に参考にして頂けるように、久しぶりにロードバイクに乗って思ったことを書いていきます。
〇ポジションが適切とは限らない
ロードバイクの適切なポジションは、体力や筋力によっても若干異なるため、バリバリ乗っていた頃と同じポジションで乗ると、疲れを感じやすいです。
ですので、乗る前に一度、サドルやハンドルのポジションを見直してみると良いでしょう。
〇ブラケットが握りにくく感じる
ロードバイクに乗り慣れていた頃は自然に握っていたブラケットが、こんなにも握りにくく感じるとは意外でした。
どうしても疲れてしまうという方は、無理せず下ハンを握りましょう。
〇お尻の痛みを強く感じる
ロードバイクはお尻が痛くなる乗り物だということを思い出しました。
慣れないと、我慢するのは大変です。
サドルクッションが売っていますので、そちらを購入されるのもオススメです。
デローザのアイドルのインプレの時に感じたこと②
前項の続きで、久しぶりにロードバイクに乗る時に悩みがちなことを実体験から書いていきます。
〇スピードが出ない
これは、体力を維持していない場合、仕方のないことです。
デローザのアイドルのインプレの時にも書きましたが、ロードバイクに申し訳なくなるくらい、身体が追い付かないのです。
久しぶりのロードバイクが楽しいと、つい飛ばしてしまうかもしれませんが、後半に疲れがドッと来ます。
また、登り坂は体に大きな負担がかかります。
無理をすると身体を痛めてしまったりして、また乗れなくなってしまうかもしれませんので、急な登り坂はロードバイクを降りた方が良いでしょう。
〇事故にはくれぐれも注意
慣れていた時と比べるとスピードは出ませんが、それでもシティサイクルよりは加速できますし、車道を走るので、久しぶりに乗ると不安に感じる方も多いです。
少しでもフラついたり、安全確認を怠ると大怪我につながる危険性があります。
きちんとヘルメットをするのはもちろんのこと、交通量の多い場所や凹凸のある路面を走る際には、減速しましょう。
カンを取り戻さないうちは、とにかく慎重に走り、わざわざ雨の日に乗るようなことはやめた方が良いでしょう。
インプレを探しているときに発見!ロードバイクに乗らなくなる人は多い
インターネットでインプレを探しているときに、ふと思いついて検索してみたら、ロードバイクを持っているけれど乗らなくなっている人は多いようです。
その原因について探りました。
●車道を走る怖さを克服できない
先ほども少し書きましたが、ロードバイクで車道を走る怖さにどうしても慣れない方もいるようです。
中には、わざと煽るようなことをしてきたり、猛スピードで数十センチ脇を走り抜けていくドライバーもいます。
そのため、恐怖感を感じるのはとても健全なことです。
●飽きてしまう・忙しい
ロードバイクは一人でも走れますが、仲間がいないとモチベーションが下がるのも無理はありません。
レースなどの高い目標があるわけでもなく、ロードバイクをいじるのが楽しいわけでもない場合、単純に飽きてしまう方も多いようです。
私もこのタイプで、デローザのアイドルに出会うまでは、もう一度ロードバイクに乗るなんて考えませんでした。
●キツくて脱落
ロードバイクは、決して楽ではありません。
そのキツさが快感に変わればいいのですが、次第に乗るのが億劫になり、ロードバイクから遠ざかってしまうことも考えられます。
デローザのアイドルに乗り続けたい!ロードバイクの気楽な楽しみ方
デローザのアイドルに乗って、インプレを書いて気が付いたことは、ロードバイクはやはり生涯の友だということです。
もうお気付きになっている方も多いと思いますが、ロードバイクは自分の限界に挑戦するとか、レースで競い合う以外にもさまざまな楽しみ方があります。
過酷なコースを選択するのではなく、絶景が楽しめる場所に輪行してみたり、楽な平地(車の来ないサイクリングロードなど)に気軽に出かけるのも、楽しみ方の一つです。
今は自分が走ったサイクリングコースの景色を記録、録画できるアプリもありますので、こうしたものを活用すると一回一回思い出にも残せます。
ランチやおやつも事前に調べ、人気があるところを巡るのも良いかもしれませんね。
サイクリング中の美味しい料理は、普段の忙しさやストレスを忘れさせてくれる幸せなひと時です。
また、積極的にショップライドやグループライドに参加して仲間を作るのもオススメです。
時には辛く、乗り越えられないようなコースでも、仲間と励まし合い、笑い合っているとあっという間に時間が過ぎます。
また、モチベーションが下がってしまっても、仲間が誘ってくれてロードバイクに乗り続けることができるかもしれません。
ロードバイクをただのお飾りにしてしまうのは、本当にもったいないことです。
ロードバイクを再び始めてみよう
ロードバイクを再び始めるきっかけとなった、デローザのアイドルについて書いてきました。
ロードバイクから遠ざかってしまった方も、ロードバイクの楽しみ方はいろいろありますので、最初は楽しいコースから始めてみるのはいかがでしょうか。
その際は、必ずロードバイクの点検をし、あまり無理をせずに走りましょう。