最近は100均でも充電池・充電器が売られるようになり、電池を充電して使う方も増えましたね。
こうした、充電池を広く世に広めたのはエネループではないでしょうか。
このエネループを自転車用ライトに使っている人も多いですが、種類が多く、どれを選んだらいいのか迷ってしまいます。
エネループの充電池・充電器のご説明と、自転車用ライトにはどんなタイプがおすすめなのか書いていきます。
エネループは充電器で充電する電池!種類が豊富
エネループ(eneloop)とは、パナソニックが販売している充電式の電池の事です。
2007年にはグッドデザイン賞にノミネートされ、大賞を獲得しました。
ニッケル水素電池の欠点である自然放電を抑え、より充電効果が長持ちするよう改良されたもので、充電池の代表格といっても過言ではありません。
自転車のライトの他、デジカメやスマホ充電器、電動歯ブラシ、工具類など用途は幅広く便利な商品ですね。
また、アウトドア、自転車のロングライドにエネループの充電器を持っていくと重宝します。
エネループの充電池は、種類が豊富で大きく旧型と最新型に分かれ、充電回数が違いますが互換性があり、性能もあまり変わらないので、値段の安さを重視するなら旧型でもいいでしょう。
一番古いタイプのエネループは、ネット通販で半額で買うことができます。
しかし、やはりより新しいタイプを使いたい場合は、最新型の中にもいくつか種類があるので注意してください。
通常タイプのエネループと、ライト版で値段が安く容量が少ないものと、プロタイプといって、容量の大きい値段が高いものなどがありますが、細かいこだわりがなければ通常版を買いましょう。
もちろん充電器は同じです。
参考までに、通常タイプのエネループの容量は単4形が750mAh、単3形が1900mAh、単2形が3000mAh、単1形が5700mAhです。
なお、単1形は単3形を3つ並列させ、単2形は単4形を4つ並列させたものなので、ラジコンなどの大きな電流が必要とするものでは内部抵抗があり、使えない場合があります。
エネループの充電器の種類
エネループの充電器にもさまざまな種類があります。
・ユニバーサル充電器
単1形から単4系が使用できます。
・2倍速3倍速充電対応急速充電器
より速く充電できるタイプです。
・軽量&コンパクトタイプ急速充電器
携帯できて便利ですが、小さいため、2本ずつの充電となります。
・残量チェック機能付急速充電器
電池の残量を確認できるもので値段は高く、その分便利です。
・イルミネーションタイプ充電器
充電している間、きれいに光るのが楽しい充電器です。
・USB充電タイプ充電器
パソコンで充電できるタイプです。
・2倍速対応スライドカバータイプ
エネループの標準充電器になります。
これらの充電器は値段がさまざまですが、高いほうが性能がよいよく、充電時間も少なくて済みますし、充電完了時間も分かるので便利です。
急速充電対応と書かれたタイプは、基本的に2倍速充電なので注意してください。
ちなみにエネループプロ充電器は、通常タイプで、型番は全部NC-TGR01になります。
細かい性能を比較したい場合は、店頭で店員さんに聞いてみてください。
おすすめは4個一つずつ充電できるタイプで、充電済のものが一目で分かる充電器です。
値段は高いですが、充電済ライトが個別に光る充電器を選ぶといいでしょう。
買うとき迷うエネループ!充電器は100均の充電池も使える?
エネループは、性能はいいのですが、一覧表を見るとめまいがするほど多くのタイプがあります。
これから新規のユーザーを獲得するためには、もっとシンプルで分かりやすくしたほうがいいかもしれません。
お客さんのさまざまなニーズがありますので、種類が多いと一見便利なようにも思えますが、分かりにくく混乱してしまい、結果「普通の電池でいい」、となってしまいます。
充電器は同じなので互換性があるのはいいのですが、アップルのように選択肢を少なくしたほうが、ブランドのイメージも保たれるかもしれません。
ちなみに、エネループの充電器で、100均の充電池を充電することもできます。
ただし、エネループの充電器には、Panasonicと三洋電機以外の電池を充電しないようにと書かれていますので裏技的な方法になります。
100均の充電器は充電時間がとても長く、11時間もかかってしまうものもありますし、壊れやすいので買っても使わなくなってしまうかもしれません。
そんなときエネループの充電器を使えば短時間で充電できます。
ただし、100均の充電池は容量も少ないので、自転車のライトに使うよりは時計やリモコンなどに使用するほうがいいでしょう。
自転車用ライトは使いやすい乾電池式?エネループも使用可
ここまでエネループの充電池・充電器のご説明をしてきましたが、そもそも、自転車用のライトにはどんな電池がいいのでしょうか。
乾電池・ボタン電池・そして充電バッテリーの三種類に分けて考えてみましょう。
まずは、乾電池式から考えていきます。
乾電池式の自転車ライトは、一番一般的な方法だといえるでしょう。
単三電池や、単四電池で動くライトが多いですね。
もちろんエネループの充電池を使うこともできます。
では、乾電池式自転車用ライトにはどんなメリット、デメリットがあるでしょうか。
●メリット
・種類が多く、100ルーメン以上の明るいものもあり、選択肢がある
・走っていて電池切れしてもお店で手軽に買うことができる
・充電池によってランニングコストが抑えられる
●デメリット
・ライトの本体も大きいことが多い
・電池の分どうしても重くなってしまう
こうして見てみると、日常生活の中で使用する場合、多くの場合は乾電池式の自転車ライトが一番使いやすく便利といえるでしょう。
ただし、夜間も走る自転車のイベントでは、ロングライドやダウンヒルもあり、重さがどうしても気になる、という場合はおすすめできません。
ボタン電池式自転車用ライト!メリット・デメリットは?
ボタン電池式自転車用ライトはどうでしょうか。
小型で軽量なタイプのライトに多く使われている電池です。
お店で、フレームとセットで売られていることもあります。
値段が安く、軽い電池ですが、あまりなじみがないかもしれませんね。
ボタン電池式自転車用ライトは、ナイトライド時など単体で使うには明るさが心もとなく、いくつかのライトと合わせて使用されるといいでしょう。
例えばサイドバックや、ヘルメットライトとして、サブ的な使い方をされるといいかもしれません。
より安全に夜道を走ることができます。
では、メリット、デメリットのまとめです。
●メリット
・小さく軽い
・値段が安い
●デメリット
・安いが電池切れしやすいため、結果コストがかかる
・対応電池は、コンビニなどでは売っていないこともある
・ライト自体、暗いものが多い
・電池が少なくなると余計に暗くなる
単体で使う場合は、道路を照らすために使用するのではなく、自転車の存在を知らせるためのもの、と考えたほうがいいでしょう。
街中の街灯が多い明るい道を走るという場合には、おすすめの商品ですが、エネループの充電池・充電器も使える乾電池式をすでに使われている人が、買いかえるほどのものではないようです。
充電式自転車用ライト!進化していて使いやすい
最後に、充電式自転車用ライトについて見ていきます。
充電式自転車用ライトはここ数年だけでも性能がよくなっていますので、使用したことがない人は一考する価値はあります。
昔のものは、バッテリーがすぐに切れてしまう、明るさにも不安があるものが多かったのですが、最近は乾電池式を大きくしのぐ明るさのライトがたくさんあります。
また、LEDの進化も追い風になっています。
1000ルーメンをこえるライトも出てきていますので、逆に明るすぎるという悩みが出てくるほどです。
●メリット
・何回も繰り返し使えて買いかえる必要がないため、ランニングコストがかからない
・小さく軽いライトも多い
・いろんなデザインがあり、スタイリッシュなライトもある
・300ルーメンをこえるライトが多く明るさも安心
●デメリット
・バッテリーの消耗時間を気にしなくてはいけない
・充電時間がかかるため充電するのを忘れると使えなくなってしまう。
・充電が少なくなると暗くなってしまう
・バッテリーにも寿命がある
充電し忘れない限り、非常に使いやすく明るさも安心で、満足度が高いライトだといえますね。
エネループの充電器を使って乾電池式自転車用ライトで走っている人も、長時間のナイトライドにはこちらの充電式自転車用ライトがいいかもしれません。
エネループについて知ろう!自転車用ライトにはバッテリー式も
エネループの充電池は古いものや新しいもの、性能の違いなどによりさまざまな種類があります。
また、充電器にも機能によって多くのタイプがあり、迷ってしまいますね。
選ぶのが疲れるという人は、最新版のセットを購入しましょう。
自転車用ライトはこうした乾電池を使うもののほか、ボタン電池やバッテリー式のものもあります。
最近はバッテリー充電式自転車用ライトも長持ちし、明るいのでおすすめです。