自転車で外に出掛けると、とても気持ちがよく、リフレッシュできますよね!
名古屋から京都へは距離が長いですが、ツーリングとしてはとても楽しめます。
そこで今回は名古屋から京都までのルートのご紹介します。
また、長距離を走行するうえでの心構えや、休憩におすすめのスポットも合わせてご紹介していきます。
長距離での自転車走行、まずは事前準備が大切
長時間・長距離の自転車走行を楽しもうとしたら当然、事前準備が必要になってきます。
そこで、事前準備での持ち物や装備の基本についてご紹介していきましょう。
1.補給食・サプリ・飲み物
自転車で走り続けるには補給することが大切です。
水分や体を動かすエネルギーの補給、パフォーマンス低下や疲労を防止するサプリの摂取が基本です。
また、これらの装備は十分な量を用意しておきましょう。
名古屋(尾張地方)や京都などの都会だと買い足すことは安易かもしれませんが、お店が閉店していても大丈夫と思えるくらいのものをあらかじめ用意しておくといいでしょう。
2.ファーストエイドキット
事故やけがはいつ起きるかわかりません。
小さなけがでも手当てする必要があるので、念のため用意しておくといいでしょう。
3.フロントライト+リアライト
コース途中にトンネルがあったり、夜明け前に出発したりするときには「明り」が必要となります。
また、日帰りの予定であっても日没までに帰れるとは限りません。
バッテリーが十分なライトと予備のライトを用意して、暗い道でも安全に自転車を走れるように備えておきましょう。
自転車の急なトラブルに対応できる準備を!
長距離や長時間の走行には、当然自転車走行中のトラブルが起きるものです。
夜の時間にトラブルが起きたらお店がやっていなくて大変です。
そこでトラブルにあっても大丈夫なように対策を十分にしましょう。
1.携帯工具
長時間・長距離を走ると、ポジションを調整したくなったり、路面から伝わる振動でねじが緩んでしまったり、駆動系のメカトラブルが起きたりと、体や自転車に何らかのトラブルが起こることもあります。
ホイールの「リム」や「スポーク」のトラブル対策は忘れられがちなのでしっかりとしておきましょう。
リムが曲がってしまった時にはニップル回しで調節し、スポークが折れてしまった時には短めの結束バンドで対応することができるのでニップル回しと結束バンドは持っているといいでしょう。
2.パンク修理用品
自転車のパンクはいつ起こるのか分かりません。
チューブは応急処置をするよりも交換するのがおすすめです。
タイヤ用のパッチや、チューブラータイヤの予備タイヤを1~2本ほど用意しておくと安心です。
空気を入れるためのエアーポンプも忘れずに用意しましょう。
名古屋(特に岩倉、犬山あたり)では冬になると積雪があり、タイヤがパンクしても分かりづらく、また京都だと場所や季節によって落ち葉が多く、タイヤの思わぬトラブルが発生することがあるので、タイヤトラブル対策はしっかりとした方がいいです。
名古屋~京都まで、スムーズにツーリングするための計画
それでは、名古屋~京都までの自転車旅に出かけてみましょう。
と言いましても、まずは計画が大切です。
そこで計画をしてから出かけましょう。
1.インターネットの情報などを頼りに、行きたい場所を特定します。
2.地図やネットのルート検索などを使って大体の道筋を割り出してみます。
3.距離、予想時間を確認し、自分の体力にあったコースかどうか判断します。
この時にコースの地形などを確認しておくと安心です。
4.ルートにある道が自転車で走行可能か確かめます。
この時に確認せずに行動に移ると法的措置をとられることもありえるので絶対に確認しましょう。
5.決めた道をたどり、曲がるところの交差点名を順番に書き出します。
6.注意点をまとめていきます。
自転車走行禁止の道路や、間違えると修正が難しい場所、などの道路名をまとめておきましょう。
7.走行時間を計算し、出発時間を決めます。
日没までに帰れない場合は、車と衝突事故になることも考えられるので早めに出発した方がいいでしょう。
また、重体したりすると大幅にタイムロスしてしまうので、交通量の少ない時間帯を狙うと安心です。
名古屋から京都までのおすすめのサイクリングルート
名古屋~京都のおすすめサイクリングルートをご紹介していきます。
名古屋→大垣→関ヶ原→米原→琵琶湖沿い→大津→京都の順番に自転車で走るコースです。
名古屋から北上(小牧、犬山方面)し、21号に入ることができれば、琵琶湖湖畔に簡単に到着することができるので途中で迷うことはありません。
県境となる関ヶ原は上りではありますが比較的穏やかな上りなので、初心者でも大丈夫です。
しかし、峠越えの時間は長めにとっておいた方がいいでしょう。
また、琵琶湖周辺を走るときには湖畔沿いがおすすめです。
湖畔沿いの近江大橋は無料で自転車走行できます。
最後に1号線沿いで大津から京都に向かう道には、150~200mの登りがありますが、ここはあえて下ります。
その後、東山トンネル迂回路を少し登れば京都中心部に到着します。
県境は決まって峠道になり、石博峠は690m程度の峠ですが、下るときにはかなりのスピードが出てしまうため、危険を伴います。
速すぎて曲がることができないことも十分に考えられるので、慎重にいく方がいいでしょう。
名古屋から京都までの道のり、琵琶湖の休憩スポット
名古屋から京都までのルートで琵琶湖沿いを通るルートをご紹介しましたがこの琵琶湖で休憩してみるのもいいでしょう。
琵琶湖は、日本一大きな湖ですぐそばには安土城の城跡があります。
更に自転車を楽しむ人のための休憩所「ビワイチサイクルステーション」が47か所ほどあり、休憩にもってこいの場所です。
このサイクルステーションは、スポーツタイプの自転車の貸し出しのほか、更衣室やシャワー室も完備されています。
更に駅直結なのでとても便利な施設です。
ビワイチサイクルステーションは、入口に青いのぼりがたっていて、提供しているサービスをマークで表示するようになっているため、とても分かりやすいです。
提供しているサービスの一例として、トイレや休憩所、空気ポンプや自転車用工具の貸し出し、飲料水の給水があり、これらは原則として無料で利用することができます。
反対に有料サービスは、シャワーの利用や宿泊している施設への手荷物配送などです。
このように休憩場所を計画の内に入れておくことで、自転車がパンクしてしまった場合や道に迷ってしまった場合にも対応できるため、あらかじめ考えておくのがいいでしょう。
京都に到着!自転車観光もおすすめ
名古屋から京都までの旅で、京都に到着したら、最後は思い切り自転車観光を楽しみましょう。
京都で自転車観光をおすすめする理由は、自転車圏内で主要観光スポットを楽しめることと、土地が平坦で走りやすいこと、碁盤の目状のような通りになっていて迷わず観光できることです。
京都ではお得に自転車観光を楽しめるように『京都よくばり自転車観光1日駐輪券』が用意されています。
これは200円の駐輪券を購入すると、1日の間で11か所の駐輪場を何度でも利用することができるというとてもお得な駐車券なのです。
駐輪券の購入方法は、対象となる駐輪場で「京都よくばり観光」というパンフレットをもらってスタンプを押してもらうだけです。
対象駐輪場は主要観光スポット付近にあり、立ち寄りたい観光スポットの駐輪場でパンフレットをもらい、お得に自転車観光を楽しみましょう。
清水寺や祇園、二条城などの見どころの多い観光スポットが多い京都で、自転車観光を思う存分楽しんでください。
名古屋から京都までの自転車の旅をご紹介いたしました
いかがでしたでしょうか。
長距離、長時間の走行となりますので、思わぬトラブルにも対応出来るように、事前準備をしっかりとして楽しい旅にしましょう。
実際に走行するルートのシミュレーションや、立ち寄るスポットの計画を立てておくと、気持ちにゆとりができますよね。
風を感じ、ゆっくりと景色を楽しめるのは自転車ならではの旅ですよね。
新しい発見や、出会いがそこにはあることでしょう。
すてきな旅になりますように。