広大な北海道。
札幌や旭川を、自転車で走ってみたくはありませんか!?
実は、北海道は自転車旅行の初心者にはおすすめなんです!
今回は北海道をおすすめする理由や、一度は走っていただきたい札幌や旭川のサイクリングコースをご紹介します。
読んだら、きっと北海道へ旅立ちたくなりますよ!
自転車旅行初心者に北海道をおすすめする理由
自転車が好きな人は、よく北海道(例えば札幌や旭川など)を旅行しますが、これは自転車旅行の初心者に対してもおすすめです。
ここでは、北海道で自転車旅行をする際の良さや注意点についてご説明していきます。
◯宿泊施設の料金が安い
本州を自転車旅行する場合、その日の目標地の周辺に丁度いい宿泊場所がないことがよくあります。
私はその日の目的地から、半径20km以内で宿泊場所を探すのですが、大体5,000円以上、と割と高めなところしかなくて困るという経験をしたことがあります。
移動距離が比較的短めになる初心者の人であれば、より探すのに苦労すると思います。
ところが北海道であれば、安い民宿、ライダーハウス、キャンプ場、道の駅などがたくさんあり、泊まる場所に困るということはないです。
それも5,000円以下の宿泊施設が豊富ということが良いところです。
また、キャンプ場や道の駅でも日帰り温泉が併設されていることが多いので、快適に過ごすことができます。
自転車旅行初心者なら北海道がおすすめ!本州との違い
北海道をおすすめしていますが、その理由はまだあります。
そこで、本州と比べて北海道がどのように良いのかをお伝えしていきます。
◯道が広い
本州などでは、幹線道路であっても、片側の道幅が車一台分しかないことがよくあり、自転車走行に危険が伴う場合があります。
一方で、北海道の道は、十分な広さがあるので、安心感を持って走行することができます。
しかし、札幌や旭川などの都市部では狭い道もあるので注意してください。
◯峠越えがしやすい
本州などであれば、内陸から離れると1000kmクラスの峠がたくさんあり、大変苦労することがあります。
一方で、北海道の峠は大体300kmクラスなので比較的楽です。
峠は、慣れている方なら問題ないかもしれませんが、初心者は大変に感じるポイントでしょう。
この峠の距離が短いということは、初心者に向いているということです。
◯旅人を優しく迎えてくれる
本州などだと、自転車旅行者が比較的珍しいのでスルーされることが多いです。
しかし、北海道の人は自転車旅行者に慣れています。
そのため、休憩していたり、食事をとっていたりすると、声をかけてくれることがあります。
場所は、札幌や旭川などの栄えているところよりも、少し田舎よりの場所の方が声をかけてくれる可能性が高いように感じます。
◯ツーリングや旅をしている人が多い
北海道は自転車だけでなく、バイクや徒歩で旅行する人も多いので、キャンプ場やライダーハウスに泊まったりしていると他の旅人に会えることが多いです。
そういう人と会話すれば心細さを解消できますし、有益な情報を得ることもできます。
自転車旅行初心者なら北海道がおすすめ!景色や食事が格別
北海道の旅行と言ったら、自然豊かな景色と、美味しい食べ物ですね。
ここは、おすすめする理由として外すことができません。
◯自然豊かな景色
本州などは、どこを走っても同じような景色しか見れなかったりしますが、北海道は、広い草原やどこまでも続く道など、本州などでは見られない景色を見ることができます。
札幌や旭川などの都市部以外の方がこの傾向が強くなりますね。
特に北の方では、寒冷地にしかない植物があるため、異国情緒が楽しめます。
◯どれを食べても美味しい
北海道は食事がおいしいという声がよくありますね。
私が昼食をとる際は、食堂で1,000円程度のものを食べることが多いのですが、本州などは、美味しいと感じる確率が30~40%であるのに対し、北海道はほぼ100%です。
どんなものを食べても美味しいんです。
◯物価が安い
自転車旅行者が利用するものに関して、物価がかなり安いです。
上にあげた宿泊代もそうですが、食費もかなり安く、例えばコンビニ弁当であれば、本州などの3分の2ぐらいで買えます。
それも北海道には、セイコーマートというコンビニが栄えていて、このコンビニの扱っている商品が安いです。
さらにセール品などもあるので、スーパーとまではいかないものの、色んな商品が安く買えます。
札幌や旭川でサイクリング!の前に、自転車旅行の注意点
ここからは、北海道で自転車旅行する場合の注意点についてご説明していきます。
◯冬の時期は無理がある
当然ですが、北海道の冬は寒いです。
ベテランでも途中で断念するようなレベルです。
更に雪が降るので、自転車では旅ができません。
また、冬だけでなく夏であっても寒いところは寒いです。
きっちりとした計画や防寒対策が必要です。
◯自転車屋が少ない
北海道では、100km走っても自転車屋がないような場所があります。
少なくとも、パンク修理などの最低限のスキルは身につけておきましょう。
心配であれば、札幌や旭川など都市部を走るようにしましょう。
◯場所によってはコンビニがない
北海道を自転車旅行する場合、場所によっては50km走ってもコンビニがないということがあります。
十分な水や食料の蓄えを持つようにしましょう。
◯事故に注意
北海道の車は道が広く、一直線なこともあり、スピードを出す傾向があります。
道が広いので事故は起こしにくいのですが、事故を起こしたときの危険度は高いので、十分な注意を払うようにしましょう。
◯寄生虫の危険
北海道に生息するキツネの排泄物にはエキノコックスという寄生虫の卵が混じっていることがあります。
これが人体に入ると、エキノコックス症に感染し、最悪死に至ります。
「キツネには近づかない」「食前に手を洗う」といった対策をとる必要があります。
札幌や旭川を自転車で走ろう!札幌近郊のサイクリングコース
北海道のおすすめポイントや注意点をご説明したところで、札幌・旭川近郊のサイクリングコースをご紹介します。
まずは札幌からです。
基本的に「車や信号が少ない」「片道10~25km」「高低差が少ない」といったところがおすすめポイントです。
環状北大橋から藻岩橋へ至るサイクリングコースです。
「信号がない」「段差がなく平坦」「車が来ない」というのが特徴です。
体力に余裕があれば、真駒内方面へ走って、「滝野すずらん丘陵公園」へ山登りに行ってもいいですし、石狩方面へ走って「石狩灯台」に行ってもいいです。
ただし、歩行者が多いので、スピードを出し過ぎないような安全運転でお願いします。
[白石こころーど~エルフィンロード]環状北大橋から藻岩橋へ至るサイクリングロードです。
ここも歩行者が多いので、周りに気を付けながらゆっくりと自転車走行してください。
後半は、一気に人気のない、静かな森林の中を走行することになります。
比較的に、スピードも出せるようになるので、気持ちのいい走行ができます。
札幌や旭川を自転車で走ろう!旭川でサイクリングするなら?
札幌の次は、旭川のサイクリングコースのご紹介です
[旭川サイクリングロード]石狩川に迫る山と川の間の河畔林を抜けるサイクリングロードです。
全体的に、山陰や木陰が多くて涼しいです。
枯葉や枝などの落下物が多いですが、熱心に保守が行われているので走りやすくなっています。
その一方で、一度路面がぬれると乾きにくい箇所もあるので、注意が必要です。
旭川市常磐から、石狩川の川辺を大雪山連峰を眺望しながら、石狩川の源流層雲峡へ至るコースで、比較的標高差があります。
標識が分かりやすく走りやすいと評価を受けています。
[忠別川サイクリングロード]旭川ツインハープ橋のたもと東神楽4号から森林公園まで、忠別川左岸に治ってまっすぐのびるサイクリングロードです。
大雪山連峰を正面に、忠別川の流れ、田園風景、桜づつみ、白樺林など、豊かで美しい大自然を楽しめます。
また、コースの途中には4つの橋があり、そこでは素敵な彫刻を楽しむこともできます。
このようなコースだけではなく、北海道にはもっと沢山のおすすめサイクリングコースがあります。
北海道に行く予定のある方は、どんなコースがあるのか一度調べてみるのもいいでしょう。
広大な北海道は走りやすい
広大な北海道は道幅も広いので、安全に走ることができます。
また、峠も少ないので、自転車初心者でも楽しんでサイクリングできますよ。
北海道は地域によって、夏でも冷えることがありますので、どんな季節でも長袖の上着は必須です。
自転車を走らせながら見る景色は、きっと忘れられないものになりますね。
ぜひ、北海道へ。