生活に身近な自転車ですが、小学生の頃、擦り剥きながら練習した思い出がある方も多いのではないでしょうか。
乗れるようになるまでは大変ですが、乗れるようになるととても便利ですよね。
大学生だけどいまだに乗れないという方も、練習すれば、乗れるようになります!
今回は、その方法をお教えします!
大学生になるまで自転車に乗れないで過ごしてきた人も意外と多い
自転車は乗れて当然なのでは、と思う方もいることでしょう。
しかし、土地柄などによって異なる自転車事情があります。
自転車というと生活の足であり、子供から大人まで乗れて当然と思われがちですが、そうとは限らないということをご存知でしょうか。
長崎市は、海と山に囲まれた地域であるため、市街地の面積が狭い長崎市に居住している人の多くは路面電車を足として活用しています。
その理由は、坂が多く走行禁止とされている箇所もあるほど、急勾配となっている坂が多く自転車での走行は不向きなためです。
また、広い地域に渡って路線が行き渡っている路面車があるため自転車を使用する必要がないのです。
そのため、同じ九州でも福岡であれば平地が多い福岡と比較した場合、長崎は自転車の普及率が低いと言われています。
そんな長崎とは異なる理由で自転車があまり普及していない地域があります。
それは神戸市の西部です。
神戸市の西部はこどもは除き、大人は自転車よりも原付が多く使用されており、店先に自転車屋と表記されていても実際に販売されているのは、バイクばかりという地域です。
通勤は主に車かバイクという地域のため、自転車の普及率が低いのです。
先に挙げた長崎市のように、地方都市では路面電車やバスが普及していて、自転車の必要性がなくそのまま育ち、大学生になっても「自転車に乗れない」という人が出てくるのです。
自転車に乗れない大学生が乗れるようになるための秘策
大学生になっても自転車に乗れないなら、乗れないままなのでは、と心配になる方もいることでしょう。
しかし、自転車に乗ることの少ない地域で生活する上で特に自転車がなくても問題なく生活できた人は大学生になり、そのままずっと自転車に乗れないかというと、そうとは限りません。
大学進学と共に新しい生活環境で移動手段として自転車が必要になったなど、必要になったときに練習をして乗れるようになれば良いのです。
それでは、初めて自転車に乗るときに気を付けたいポイントをお話しします。
まず自転車選びですが、重量があり、大径の自転車を購入しましょう。
軽い自転車は、バランスが取り辛いため練習には不向きです。
重量がある自転車は、タイヤが大きいため安定感があるため、バランスが取り易いのです。
見た目は二の次で、最初の自転車はバランスの取り易い自転車にしましょう。
次にハンドルですが、重心が真ん中になるためトンボ型のハンドルがおすすめです。
そして、重要なのがペダルです。
まず、ペダルを購入先で外してもらってください。
その理由は、ペダルを外しバランスをとる練習をするためです。
ペダルを漕ぎ方は後からでも構いません。
まずは身体でバランスをとるという練習が大事なのです。
自転車に乗りたい大学生のための練習方法
今まで自転車に乗れなかった大学生の方でも乗れるようになる、おすすめの練習法をお話ししたいと思います。
1.自転車にまたがったときに足が完全につく位にサドルを下げます。
2.ペダルは自分で外すか、購入先で外してもらってください。
(自分で外す場合は、15番のスパナで、ペダルを踏み込む方と逆の方向に回し、外して下さい。)
3.自転車に跨り、両足で地面を蹴り自転車を進めます。
(このときなるべく遠くを見ながら行うとバランスが取り易くなります。)
4.そのまま勢いよく蹴り続けて進み、勢いがついたら両足を上げます。
その勢い、バランスを取りつつ惰性で自転車を進ませます。
上記の1から4を繰り返し行ってください。
これに慣れてきたら次のステップに進みます。
5.前述の4の状態で、コーナーをスムーズに曲がれるようになったら、ペダルを取り付けてください。
(もしくは取り付けてもらってください。)
6.1から4で行ったことをイメージしながらバランスを取り、ペダルを漕いでみてください。
以上の練習法で練習すればきっと自転車に乗れるようになります。
自転車に乗れないという方でも早くて3時間ほど、遅くても1日3時間を3日行えば自転車に乗れるはずです。
いずれの練習も必ず安全な舗装面が確保できる場所で行ってください。
自転車に乗れない人が練習するのに適した場所や時間
今までは自転車に乗る具体的な練習法をお話ししてきましたが、大学生でも練習可能で、最適な場所と時間帯があります。
まず、適さない場所と時間ですが、下記の通りです。
・公道…車通りもあり危険なことと、他の通行人の通行の妨げにもなるので避けましょう。
・坂道…下りだと急にスピードが出たり、上りだと上手くバランスが保てません。
転倒する可能性もあるので避けましょう。
・夜または日が昇っていない早朝…人気のない時間帯は特に女性には避けてください。
次に練習するのに最適な場所と時間帯です。
・公園…小学生がいない時間帯を狙えば、衝突の心配もなく練習できます。
・夕方から19時くらいまで…ちょうど小学生は帰宅し、初夏であれば夕方はまだ明るい時間帯のためおすすめです。
休日に練習を行いたいという方は、駐車場がある公立の公園などがおすすめです。
ただし、練習する場合には事前に中で練習可能か確認してください。
また、「あの人自転車乗れないの?」なんていう、同年代の目が気になるという方は、事前に大学生がサークルなどで利用しているような場所かどうか事前に下見しておきましょう。
1人での練習は心もとないという方は、大人向けの自転車教室もあるので、そちらもおすすめです。
自転車に乗るなら事故に備えて保険は必須!
今まで自転車に乗れないでいた大学生の方が自転車に乗れたということは、今後の生活がとっても便利になりますし、行動範囲が広がりとても良いことですが、一つ忘れてはいけないことがあります。
それは自転車の危険性です。
自転車は道路交通法上、軽自動車として扱われます。
そのスピードはスポーツバイクで時速40km、ママチャリですら時速20kmにも及びます。
このスピードで人と衝突すると、搭乗者も相手も大怪我をしてしまいます。
そして、その危険性は、スピードだけではありません。
近年はスマートフォンを片手に自転車を乗る人、傘をさしながら自転車に乗る人など、マナー違反をしながらの運転が目立ちます。
自らがしていなかったとしても、こういったマナー違反の運転をしている人が事故を起こし、それに巻き込まれる可能性も十分にありえます。
そして、自分が加害者になった場合には、多額の賠償金を支払わなければならないことをご存知でしょうか。
過去には対歩行者の事故を起こし、被害者は歩行が困難になる後遺症が残った例で約5000万円の請求がされた例もあります。
また、自らが単独で事故を起こした場合も、治療費や入院費などの負担はかかるのです。
そういった場合も想定して、保険への加入はしておくべきでしょう。
大学生におすすめの自転車保険と加入方法
自転車に乗れない大学生から自転車に乗れる大学生になれたら、保険加入で安心な自転車ライフを送りましょう!
高額な損害賠償の請求や自らの怪我、そんなときのために自転車保険への加入をおすすめします。
大学生だと通勤や通学で自転車を使用することが多いと思います。
どんなに普段気をつけていても、日常的に自転車を使用するのであれば、事故に遭う確率も自然と高まります。
自転車事故で多いのが自動車との事故です。
この手の事故は圧倒的に自転車の運転手が大怪我を負うことが多いため、入院や通院保障が充実したものを選びましょう。
当事者同士でのトラブルを回避するためにも示談交渉のサービスもあると安心です。
加入する方法は多様で、電話での加入、インターネットでの申し込みやスマホやコンビニで加入手続きができるものもあります。
1社のみの保障内容を見て判断せずに、複数の会社の保障内容を比較した上で加入することをおすすめします。
実際に資料請求をして自分の目で見て判断してみてください。
会社によって、料金やサービス内容が異なるので、見比べた上で検討しましょう。
自転車に乗れるようになったら自転車保険も忘れずに!
ずっと乗れなかった自転車に乗れるようになったら嬉しいですし、行動範囲が広がりますよね!
ぜひ、安全に気を付けて練習してください。
そして、晴れて自転車に乗れるようになったら、自転車保険にも入っておきましょう。
楽しいサイクルライフを送ってくださいね!