自転車のブレーキ音が大きくて恥ずかしい・・・なんて困ったことありませんか?
ぶつけて倒してもいないのに突然不快な音が発生することが自転車でもよくあります。
ひとつの自転車を長く乗っている人ほど自転車の異音はなりやすいようです。
ではなぜ音がなるのか対処法と修理方法をご紹介します。
自転車のブレーキによるうるさい音!その原因って?
自転車は、よく耳障りな音が鳴ることがあります。
これは一体何が原因なのでしょうか。
さすがに困るので、どうにかしたいと思っていても、まずは原因を突き止めることから始めなければ対策が取れません。
単純に古いということもありますが、それ以外には次のような理由が考えられます。
1つはチェーンが劣化している可能性です。
普通に乗っている時は静かですが、ライトを点けるとうるさくなったり、雨で濡れると奇妙な音が響くようなら、チェーンが古くなっているか、汚れが溜まっています。
こまめにメンテナンスを行えば、音が鳴るのを防げます。
もう1つはブレーキです。
ブレーキをかけた瞬間、ギギギと軋むような音が鳴る場合は、ブレーキが劣化している証拠です。
前輪と後輪のどちらにも付いていますが、片方だけが劣化しいてるのか、それとも両方なのかは調べてみなければ分かりません。
あまりにも音が酷ければ、なるべく早めにブレーキの調子を確かめることをおすすめします。
自転車のブレーキ音がうるさいときの対処法①
自転車から聞こえる異音は、どうすれば防ぐことが出来るのでしょう。
今回はその対策をいくつかお教えしたいと思います。
チェーンに関してはこまめなメンテナンスが一番です。
特に気を付けるポイントは「汚れの溜まり具合」と「弛んでいるかどうか」の2つです。
どちらかに当てはまるようなら、さっそく原因を取り除きましょう。
汚れている場合は専用の道具を使って洗ってやります。
この時、手の汚れや怪我を防ぐために、必ず軍手をはめましょう。
弛んでいるなら、まず後輪に付いている車輪留めのナットとブレーキのネジを緩めましょう。
それからチェーンの調節ナットを締めつつ、チェーンをピンと張ってやります。
目安は、上下1cm程度になります。
調節出来たら、ネジとナットを締めて下さい。
これで緩んだチェーンも元通りになります。
ただ、慣れていない人がやると失敗することがあるので、あまり自信がないという人や、ミスをしたくないと考えるのなら、店へ持って行き、専門家に任せましょう。
自転車のブレーキ音がうるさいときの対処法②
自転車のブレーキをかけた時に変な音がする場合は、ブレーキのメンテナンスを行いましょう。
ブレーキは、前輪と後輪の両方に備わっているので、まずはどちらから音が聞こえるのかを確かめます。
前輪にゴミや汚れが付いていたら、クレンザーや台所用の洗剤などを使って、邪魔なものを取り除いてやります。
ですが成分に油が入っているものは避けましょう。
ブレーキが滑りやすくなり、上手くコントロールが効かなくなります。
汚れを落としても効果がなければ、ブレーキシューを取り外し、綺麗に磨いてからやすりで削ってやりましょう。
それでも駄目ならブレーキシューの角度を変えます。
取り付ける場所にはステーがあるので、それをペンチで動かせば変えられます。
力みすぎないように気を付けて下さいね。
後輪のブレーキは前輪のものと異なるため、一見するとどこにブレーキがあるのか分からないことがあるかもしれません。
軸の辺りに付いている、円盤のような形をしたものがそれです。
こちらは素人に直せるものではないため、素直に専門店へ持って行きましょう。
自転車のブレーキ修理の価格ってどのくらい!?
自転車のブレーキから奇妙な音が聞こえるようなら、早めに自転車屋さんへ持って行った方が良いかもしれません。
ワイヤーが無事ならブレーキを締め直すだけで済むため、数分あれば終わりますし、料金は数百円程度です。
ワイヤーが切れかかっていたら、ワイヤーを取り替えなければならないので、1時間ほど掛かります。
代金は1,000~3,000円ほどになります。
もちろん異常がないかどうかを確かめてもらうために持って行っても構いません。
日頃の点検はとても大事です。
ただし、ここで気になるのは、店によっては「他の店で買ったものは修理出来ません」という条件を出していることがあるのです。
これではネット通販などで買った自転車は直してもらえる対象には入らないということになります。
他店の自転車がまるっきり駄目というわけではないものの、少しだけ値段が高くなるという店もあります。
しかし、これとは逆で、よその店の製品を歓迎してくれる店も多いようです。
他の店で手に入れたパーツを持ち込んでも構わないという店もあり、千差万別です。
とはいえ、修理費はやや高めになるようですが、受け付けてくれるだけ有り難いと思うべきでしょう。
定期的な自転車点検の必要性
自転車の点検はどれくらいの頻度で行っていますか?
放置しすぎると故障や事故に繋がるので、こまめにやっておくことをおすすめします。
起こりやすいのは、ブレーキからの音ですが、もしこの状態になったとしても、絶対に油を差してはいけません。
摩擦が弱まるので、コントロールが効かず、ブレーキの役割を上手く果たしてくれなくなります。
音の発生源が前輪か後輪かによって、どう対策を取るかが変わってきます。
一番良いのは自転車屋さんに持って行くことですが、初心者でもブレーキを調整することは可能です。
ポイントは「ネジ」「ワイヤー」「ブレーキアーチ」の3つです。
まずは、フレームを留めているネジについてです。
ここはブレーキをかけた際、最も力が入ります。
そのため、いつの間にか緩んでいることがあるので、レンチを使って締め直すといいですよ。
携帯用の工具をいつも持ち歩いていれば、いざという時に対応出来ます。
続いて、ブレーキとレバーを繋ぐワイヤーですが、これも乗り続けていると知らない間にどんどん伸びてしまいます。
そこでアジャスターという装置を回し、最適な長さにしてやりましょう。
最後はブレーキアーチです。
リムに挟むパッドは、左右対称なのですが、走っている際の揺れによってずれてきます。
レンチをブレーキアーチの穴に差し込み、回転させれば調整出来ます。
自分で出来る!簡単なセルフメンテナンス
自転車のメンテナンスは簡単なものなら素人でも出来ます。
変な音が聞こえたり、どこかの調子が悪くならないように、普段からこまめに手入れをしていきましょう。
自転車のタイヤの空気は自然と抜けていきます。
このまま走るとペダルは重くなる上に、パンクしやすくなります。
そのためには、空気圧をチェックする必要があります。
タイヤの側面にどれくらいの量の空気を入れれば良いのかが表記されているので、それを参考に空気を入れましょう。
乗った時に地面とタイヤの接地面が10cmくらいになればオーケーです。
ただし、タイヤに記されているのはあくまでも目安なので、後は自分の好みに合わせて下さい。
また、空気や雨などにさらされると、自転車からは油分が失われます。
ですから、月に1度は注油をしましょう。
チェーンには、クランクを逆回転させながら油を垂らしていき、余ったらいらない布で拭きましょう。
ワイヤーへは、ブレーキレバーの横の隙間から吹き付けたら、何度か握って馴染ませます。
鍵やスタンドにも忘れずに注油して下さい。
ただし、リムやブレーキには絶対につけないで下さい。
コントロールが効かなくなります。
あとは全体の拭き掃除ですね。
専用のワックスなどがあれば良いのですが、食器用洗剤などでも構いません。
洗剤を染み込ませた布で車体を拭きます。
ホイールなどは、布を細く折って、スポークの間に通せば拭き取れます。
乾いたらワックスで磨き上げれば出来上がりです。
自転車のブレーキ音が気になる前に
自転車は手軽に誰でも乗れるものでお出かけするときなどとても便利なものです。
しかし、定期的なメンテナンスを怠ると各部品がどんどん劣化していき、異音に繋がってしまいます。
自転車の異音は自分自身ストレスですが、周りの人もびっくりしてしまうので注意が必要です。
自転車の異音に気づいたらこまめにメンテナンスをしていくことが大切です。