「ヤフオクやフリマアプリなどで自転車を処分したい!」
「実家や引っ越し先に自転車を送りたい!」
このような理由で自転車を送る必要に迫られたことはありませんか?
「自転車を送るのには分解して梱包しないといけないし、ハードルが高くて難しい。」と思っている方もいるでしょう。
そこで、自分で自転車を持ち運ぶ場合と、簡単にヤマト運輸などを利用して自転車を送る方法をご紹介します。
自転車を梱包したり送ったりするには、どんな方法がある?
最近はヤフオクやメルカリといった個人での取引が増え、様々な荷物を送ったり受け取ったりする機会が増えてきました。
そんな中でも、梱包や発送、受領に開封など、手間がかかるのは大きい荷物です。
特に自転車は大きいだけでなく壊れやすい物でもあるので、いざ送ろうと思ってもハードルが高く感じる方もいるかもしれません。
自転車を運ぶ方法は、大きく分けると2つです。
それは、自分で運ぶかヤマト運輸など業者に委託するかになります。
前者は旅行などには最適ですが、売買の時は後者を選ばざるを得ません。
「自分で運ぶ時、どうやって梱包すれば良いのか」
「業者に委託すると、どのくらい料金がかかるのか」
今回は、そんな疑問を1つ1つ解消していきます。
自分で自転車を輪行して運ぶ!梱包の仕方と注意点
旅行先や実家への帰省など、ちょっとした滞在先へ自転車を持っていきたい時、電車や公共交通機関で自転車を運ぶ方法を「輪行」と言います。
輪行には「輪行袋」と言われる専用のカバンを使うことで、とてもスムーズに行うことができます。
輪行袋の値段はだいたい1万円前後のものが多く、スポーツ自転車を扱う店や、大きな自転車店などで簡単に購入することができます。
お使いになる輪行袋の仕様によっても梱包の仕方は変わるのですが、基本的には自転車をフレーム、フロントホイール、リアホイールの3つに分割し、それぞれを固定して輪行袋へとしまい輪行を行います。
多くの輪行袋にはショルダーストラップが付いているので、梱包した後の持ち運びも簡単です。
輪行に慣れると、駅まで自転車で行き、駅前で自転車を分解して梱包、輪行して目的地周辺の駅などについたら自転車を組み立ててすぐに乗る、なんて言うことも行うことができます。
慣れれば分解と梱包を10分もあればできるようになるので、旅行の楽しみ方が格段に広がるかもしれません。
ヤマト運輸など業者に委託するよりも自由な場所へ持っていくことができるので、旅行や帰省などにお勧めの自転車の輸送方法です。
なお、利用する交通機関によっては手荷物運賃が加算される場合があります。
手荷物の大きさに上限がある場合も多いので、お使いになる交通機関の規定を、移動前にあらかじめ確認してください。
自転車を車で運ぶ際の梱包の仕方と注意点
車の免許をお持ちの場合、自分で自転車を運ぶ方法の中ではこれが1番手軽で簡単な方法かもしれません。
車を使って、自転車を運ぶ方法はいたってシンプルです。
積んで、走って、降ろすだけです。
複雑な分解や梱包や要らない場合がほとんどです。
しかし、いくつか注意すべきポイントがあります。
まずは、積み下ろしにある程度の力が必要という事です。
ヤマト運輸などプロの運送業者の方はいとも簡単に荷物を積み下ろししますが、素人が持ち上げにくい自転車を積み下ろししようとしても、なかなか上手くはいきません。
そして次に、車に傷がつく可能性がある事です。
ただでさえ持ち上げにくい自転車なので、狭い車内に入れようとすれば、ぶつけてしまうこともあります。
ただ、スポーツ自転車の場合は車体も軽く持ち上げやすいので、上の2つのような心配は少ないかもしれません。
積む際に自転車をしっかりと固定さえすれば、安全に車で自転車を運ぶことができます。
ブレーキレバーやシフターが動いたり、バーエンドが床と擦れることが気になる方は、タオルを巻いて輪ゴムで留めるなど保護をしておくと良いかもしれません。
ヤマト運輸にも頼める?梱包や輸送を引っ越し業者などに依頼しよう
引っ越しなどで自転車を運ぶ必要がある時、最も簡単な方法は引っ越し業者に任せてしまう事です。
よほどの理由がない限りは、他の大型家電や家具と合わせて運んでもらうことが、1番手軽で安全な方法でしょう。
引っ越し業者に任せる場合は、大型家電や大型家具と同じく、自分自身では特別な梱包をする必要もありません。
ヤマト運輸で依頼する場合、「ヤマトホームコンビニエンス」の「らくらく家財宅急便」が自転車を運んでくれるサービスとなっています。
「らくらく家財宅急便」の申し込みは、ホームページまたは、電話で申し込むことができます。
申し込みを行うと自宅まで引き取りに来てくれるので、わざわざ自転車を梱包してヤマト運輸まで持ち運ぶ必要もなく、非常に便利なサービスです。
それでは、「らくらく家財宅急便」について、さらに詳しく見ていきましょう。
ヤマト運輸の「らくらく家財宅急便」で自転車を簡単に梱包、輸送する
運輸業者大手のヤマト運輸が展開しているサービス、「らくらく家財宅急便」を使うと、自転車を梱包や分解なしに、とても簡単に輸送してもらうことができます。
料金は運ぶ荷物の大きさと距離で変動し、ほとんどの自転車は3辺の合計が350cmのEランクというサイズで運ぶことができます。
もしもサイズがEランクを超えてしまう場合は、ホームページからではなく電話での直接申し込みが必要になります。
そんな時は自転車の前輪のみ外して2つの荷物として送ることで、申込時の手間が省けるかもしれません。
自転車の前輪のみ外して送る場合は、ホイールの軸部分、そしてフレームのフォークエンド部は簡単に保護しておくことをお勧めします。
しかし、「らくらく家財宅急便」は梱包いらずで便利な反面、少し気を付けなければならない部分もあります。
それは、受け取り主が在宅している日に送らなければならない、という事です。
そのため、利用にあたっては送り主と受け取り主のやり取りが必要になります。
メルカリなどの一部の個人取引サービスでは、ヤマト運輸と提携し、このやり取りがアプリ上で行えるものもあります。
自転車を売買して送る、受け取る必要がある場合は、売買の時に利用したサービスにそういったものがないか、調べてみると良いでしょう。
自転車を分解して梱包し、ヤマト運輸などの宅急便で送る
送る日付のやり取りなどが受け取り主とできない場合、もしくは輸送料金を抑えたい場合は、自分自身で自転車を分解、梱包し、ヤマト運輸などの通常の輸送サービスで送る方法があります。
この方法をとる場合、荷物のサイズ規定は先ほどの「らくらく家財宅急便」に比べて小さくなります。
そのため、自転車の車輪やハンドル、サドルなどの出っ張る部分は分解して梱包する必要があり、ややハードルが高い方法と言えます。
自転車の基本的な構造を知っている、要所要所をきちんと緩衝材で保護できる、そんな方のみが行うべきでしょう。
また、受け取り主も自転車を組み立てる必要があるので、自転車を譲渡する際にはその旨を記載する必要があります。
工具や知識を持った人が購入することになると思うので、譲渡のハードルも高くなるかもしれません。
また、この方法で自転車を送る場合、とても大きな箱が必要になります。
お近くの自転車店に行けば廃棄する前の段ボール箱を譲ってくれる場合があるので、分解、梱包して自転車を送りたい、という方は一度その前に訪ねてみると良いかもしれません。
自転車の梱包や輸送は、方法によっては簡単にできる!
自転車を運ぶ方法について、いくつかご紹介しました。
輪行をマスターすれば旅行の楽しみ方が広がりますし、「らくらく家財宅急便」を使えば単身の引っ越しや自転車の売買が格段に楽に行えます。
まずは簡単な方法から試して、自転車を簡単に送りましょう!