自転車好きなら、旅先などで自分のロードバイクに乗りたい!という方が多いのではないでしょうか。
そこで自転車を解体して組み立てが可能な人なら、解体した自転車を袋に入れて、現地まで宅配サービスで送るのも良いでしょう。
今回は、自転車の宅配サービスにはどんなものがあるのか、送料についてや、解体できないシティサイクルを送る方法についてもご紹介します。
解体した自転車を送るには、どんなサービスがある?送料は?
自転車を送る時の送料についてご説明します。
まず良くある旅先に持っていく方法として輪行という手段があります。
どのような方法かと言いますと、自転車をコンパクトに解体して専用の袋などに入れます。
そうして、電車などに積み込んで、現地に到着後に自転車を組み立てるという手段です。
しかし、自転車はコンパクトになっても重さは変わらないので、輪行は手間暇がかかってしまいます。
そこで、自転車を送ってくれる宅配サービスの利用をすると手間が少なくて済みます。
そのため、ここでは宅配サービスについてご紹介していきます。
代表なものとして、「サイクリングヤマト便」というクロネコヤマトとJCAにより自転車を宅配してくれるサービスがあります。
このサービスの年会費は4,000円で、サイクリングタッグには2,000の費用がかかります。
また、CJ+会員であれば、年会費は25,000となります。
このサービスを東京都(23区内)~大阪府(大阪市) まで利用した場合の費用は2,592円となっています。
また、このサービスを利用するには専用の袋(サイクリングタッグ)が必要になります。
自転車は分解した後に、緩衝剤でフレームなどを保護した後に、自転車のバックなどに収納して、輪行袋(携行出来るもの)に入れて利用する必要があります。
解体した自転車を送るには?宅配サービスと送料
他にも自転車を送る事のできる宅配サービスがあります。
それは、「佐川急便」です。
例えば、佐川急便には飛脚ラージサイズ宅配便というサービスがあります。
これは、大型の荷物を宅配するサービスです。
このサービスは自転車専門の宅配サービスではありませんが、自転車も荷物の一つという位置付けで受け付けています。
また、料金についてですが、配送先、大きさ、重量などで料金は変わります。
例を挙げると、3辺の合計が260cm、20kg以下の重さの荷物を東京~大阪間で輸送すると5,994円の送料となります。
また、このサービスには飛脚ラージサイズ航空便という速達のサービスもあり、沖縄~北海道まで翌日の配達が可能となっています。
その他の宅配サービスとして、「西濃運輸」にも自転車専門の輸送サービスがあります。
これは、カンガルー自転車輸送便というサービスで、東京~大阪間の輸送で料金は4,530円となっています。
また、このサービスの自転車のオリジナルの輪行箱を購入する際は7,200円で、レンタルする際は2,100円の費用が必要になります。
自転車専用の輸送サービスも!送料はどれくらい?
自転車を送る際に便利なサービスがあります。
例えば、「シクロエキスプレス」というサービスがあります。
このサービスは自転車を専門に宅配してくれるサービスです。
同サービスを注文した翌日に、自転車を梱包する段ボールが届きます。
そして、細かい時間帯指定(二時間ごと)もできるので、イベントや大会などには、持って来いのサービス内容となっています。
また、東京~大阪間の送料は3,900円、 配送キットの料金は別で3,400円となっています。
また、他に「BTB輪行箱」という自転車を輸送してくれるサービスがあります。
こちらの送料は、東京~大阪間で3,900円、 輪行箱BTBの料金は4,800円、樹脂製のBTB輪行箱PROの料金は34,800円となっています。
ここで、自転車を輸送してくれるサービスを利用した時に注意すべき事についてご説明します。
どのサービスにおいても、荷受人がいない場所(公園や駅など)への宅配は不可能となっています。
また、旅館やビジネスホテルなどに宿泊していれば、宿泊先への宅配は可能となっています。
宿泊施設であれば、問題ないですが公共の場では、配達ができないということですね。
当然とも言えますが、この点は気をつけてください。
解体できない自転車(シティサイクル)を送る方法!送料は?
シティサイクルなどの解体が不可能な自転車を送る方法についてご説明します。
折りたたみができなく、解体が困難なシティサイクルであっても愛着があるなどで引っ越し先に持っていきたいために、宅配をお願いしたいときなどがあるかもしれません。
そんな時は、「らくらく家財宅急便」というクロネコヤマトのサービスを使用するのも良いでしょう。
設定されている送料は以下のようになります。
東京~札幌間は25,758円、福岡~東京間は25,758円、東京~大阪間は19,170円です。
ちなみに、前述の送料は3辺合計が350cmまでの送料となります。
このサービスは、梱包の段階からスタッフが作業して丁寧に輸送するサービスとなっています。
しかし、自転車1台を輸送するのにかける料金としては高額だと感じる人も多いでしょう。
さらに、2台の自転車を同時に輸送する場合には、更に高額の送料が必要になってしまいます。
そんな場合には、「引っ越しの一括見積もり」というサービスがおすすめです。
これは、 複数の引っ越し業者から見積もりをとるというサービスなので、各社の見積もりを比較して最安値の業者を選ぶ事が可能です。
そして、引っ越し業者よりも宅急便が安ければ、宅急便を利用する事もできます。
引っ越し業者のプランには単身パックをはじめとした色々なプランが用意されており、自転車のみの配送という手段を利用をされる方もいます。
送料が高いから自転車は送るより廃棄したい!廃棄方法は?
自転車を宅急便で送る場合には、先程も何度もご説明したとおり送料がかかります。
高額の送料をかけて自転車を送るよりも自転車を廃棄するという方法を選択される方もいます。
そこで、今回は自転車を廃棄する方法についてご説明します。
不用品回収業者に依頼して自転車を廃棄するという方法があります。
この場合は、不用品回収業者に電話をして、自転車を回収してもらい、廃棄するという流れになります。
また、引っ越しをする際に、不用品回収業者に不要品と一緒に自転車を回収してもらえば送料などを節約する事が可能です。
その場合の料金は、出張費と回収物ごとの料金などの合計額となる場合が多いです。
そして、料金が明示されている業者に依頼した方が、料金のトラブルが起こりにくいのでおすすめです。
その他に処分する方法としては、自転車をゴミ処理場に持っていって廃棄するという方法もあります。
この方法だと確実に廃棄できて、費用の面でも安く済むというメリットがあります。
ただし、この方法のデメリットとしては、ゴミを捨てる手間暇などがかかるという事です。
さらに他には、自治体の回収サービスを使って不要になった自転車を廃棄するという方法もあります。
この場合には、500円程度の費用が処理代金として必要になる事があります。
このようにママチャリなどであれば、比較的安価で購入することができるので、買い替えを検討して、処分するのも良いでしょう。
自転車の廃棄方法・防犯登録番号の抹消を忘れずに!
引っ越しなどの際に自転車を送る手段の利用や処分をするのではなく、売却するという方法を選択する方もいます。
自転車を送れば送料などがかかりますが、自転車をリサイクルショップなどに売ると逆にお金が入ります。
リサイクルショップであれば、ママチャリや子供の自転車も自転車の状態次第で買い取ってくれる事もあります。
このように売却するのであれば、売却予定の自転車に乗ってリサイクルショップに行き、自転車を売却した後はバスなどの交通手段で帰宅することで、送料を節約する事も可能です。
また、その他には地元の掲示板を利用して自転車を処分するという方法もあります。
例えば、公民館などで不要品のもらい手を探している貼り紙が掲示されている事があります。
このサービスを利用する際には「不要品を直接受け取る必要があるのか」「不要品を持ってきてもらえるのか」「送料の有無」などの確認をしておいた方が良いでしょう。
そして、自転車を廃棄する場合には防犯登録番号を抹消する必要があります。
自転車を譲渡したり、廃棄したりする場合には、交番か警察署内の防犯協会において、防犯登録の抹消手続きをしなければなりません。
後程、何かしらの騒ぎが起こらないように最後までしっかり必要な手続きを行いましょう。
宅配サービスは何社か見積りを取って
自転車を送るには、各社様々なサービスがあります。
送料もバラバラなので、何社が見積もりを取ってみるのが良いですね。
送料の安さで選んだり、梱包の丁寧さで選んだり、自分に合った宅配サービスを選びましょう。
引っ越しの際など、自転車を廃棄する時は、防犯登録番号の抹消を忘れずに行ってくださいね。