お子さんと出かける際の移動手段は何ですか?
車、電車、バス、自転車・・・いろいろありますよね。
子ども乗せ自転車には電動自転車が良いという話を聞くのですが、本当なのでしょうか。
また、自転車は車などと違い、雨の日の移動は少し大変です。
対策などはあるのでしょうか。
今回は、子ども乗せ電動自転車の必要性や、雨の日の通園対策についてご紹介します。
子ども乗せ自転車、電動が必要?
子どもを乗せていくための自転車はどんなものを使おうかと悩んでいる保護者の方には、電動機能が付いているものを使用することをおすすめします。
坂道でも走りやすいというのもありますが、自分の他に子どもの体重も加算されるため、自転車はかなり重くなります。
何人が乗るかによって重さは変わりますが、子どもが2人いるだけでも100キロを軽く超えてしまいます。
すると最初の一歩が踏み出しにくくなり、バランスを崩して転んでしまう可能性があります。
しかし、電動が付いていれば、上手く漕ぎ出すための補助をしてくれるので、すんなりと走らせることが出来ます。
難点は電動機能が付いているぶん、普通の自転車よりも値段が高いことが挙げられます。
また、バッテリーが備わっているので、その重量も車体の重さに加わっています。
使用する頻度や目的が近所を行き来する程度だったり、自動車を持っているという場合は特に必要ないでしょう。
しかし、送り迎えなどには役立ちますし、一度使うともう電動なしには戻れなくなりますよ。
子ども乗せ自転車はどこで買う?
後部座席に子どもを乗せられるタイプの自転車は値段が高いことがネックです。
必須ではありませんが、あると役立つので子どもがいる家には必要なものかと思われます。
最近はネット通販や家電量販店でも買うことが出来るので、あらゆる店の価格を比べて、出来るだけ安いものを手に入れたいところです。
結論から言ってしまうと、最寄りの自転車屋さんが最適でしょう。
理由は、買った後のメンテナンスを頼みやすいからです。
自店で購入した自転車を持って行った場合、値引きしてくれたり、何らかの特典を付けてくれる店は多いので、顔馴染みの店舗を作っておけば非常に便利です。
これなら定期的に点検をお願いすることが出来ます。
ネット通販では値段こそ安いものの、そのようなサービスはありませんし、稀に盗難車が堂々と売り出されていることがあるので気をつけなければいけません。
ヘルメットやカバーなどの付属品をセットで買った場合、後ろに取り付けるチャイルドシートを無料で提供してくれたというケースもあるようなので、近所に自転車屋さんがあるなら是非その店を利用しましょう。
子ども用自転車、いつまで乗れる?
子どもが幼いうちは前か後ろにチャイルドシートを取り付けた自転車が必要となりますが、これには何歳くらいまで乗せることが出来るのでしょうか。
前側は首と腰が据わり、ヘルメットが被れるようになったら乗せても大丈夫です。
カタログによると身長は100センチ、体重は15キロまでなら耐えられるので、年齢に直せば1~3歳くらいが限度と言えるでしょう。
これを超えるとバランスが取れず、転ぶ確率が上がります。
適当なタイミングで後ろに乗せるようにしましょう。
後ろ側は2歳を過ぎた辺りを目安にすると良いですよ。
後ろで大人しく座っていられる年齢が、大体このくらいです。
子どもの様子を確認することは出来ませんが、こちらの方が安定感は増します。
ちなみに乗せられる子どもの年齢制限は法律で決まっています。
それは「6歳未満」です。
幼稚園や保育園を卒業する頃には乗せるのではなく、子ども用の自転車を与えて練習させるのが良いのでしょう。
4~5月生まれの子どもは年長に上がると同時に誕生日が来るため、乗せられる期間は他の子よりも少なめとなってしまいます。
少し残念ですが、自転車の練習のきっかけと考えましょう。
雨の日の自転車通園に必要なグッズ
雨の日に子どもを送り迎えする際に必要なものを今回はお教えしたいと思います。
まずは、子どもにレインコートとヘルメットを装着させて、自転車に取り付けた椅子ごと雨除けのカバーで覆いましょう。
カバーは透明なので、子どもの視界が塞がれることはありません。
運転手であるお母さんは全身がびしょ濡れにならないように、裾の長いレインコートとレインブーツ、雨の日専用の帽子を被るのが基本です。
防水加工が施されたジャンパーとズボンでも良いでしょう。
替えの靴下や衣類を持って行くといざという時に役立ちます。
荷物がある場合は大きめのビニール袋を持っておくか、荷物を入れるカゴにカバーを掛けましょう。
特に重要な書類や電子機器などはビニールに入れた上で、カバー付きのカゴに入れることをおすすめします。
チャイルドシートや荷台、サドルの下などに小さなタオルを挟んでおくのも良いでしょう。
「自転車が濡れてしまったけれどハンカチを忘れてしまった」「ティッシュも切らしている」といった不測の事態に対応出来ます。
雨の日の自転車通園の必要出費
雨の日に子どもを幼稚園や保育園へ送っていく場合、レインコートや長靴、自転車の座席や荷物を覆うカバーなどが必要となるため、かなりの出費となってしまいます。
この他にもタオルや替えの衣類なども用意したいところです。
雨への対処として道具を揃えきれなければ、いっそのこと自家用車を使うか、タクシーを利用することも考えてみましょう。
車は自転車よりも小回りが効きませんし、タクシーはお金が掛かります。
しかし、雨の日に長距離移動をすると、ずぶ濡れになって風邪をひいてしまう可能性があります。
年間を通すと、意外とグッズを買うよりもタクシーに乗った方が、結果的に安くつくこともあります。
風邪のリスクを親子共々背負うくらいならこれくらいマシだろうと割り切ってしまった方が良いかもしれません。
とはいえ、自宅と目的地までの距離が短いようなら、濡れることを承知で徒歩移動が一番楽かもしれません。
荷物はかさばりますが、自転車の場合、濡れた地面で滑って転ぶという事故を避けられます。
雨具などを一通り買い揃えるか、それともバスやタクシー、自動車などを使うかは、距離と予算の2つと相談して決めて下さい。
雨の日の自転車通園のポイント
雨の日に子どもを連れて自転車に乗る場合、必要なものや気を付けるポイントなどがあります。
まず、視力の悪い人は眼鏡ではなくコンタクトを使いましょう。
眼鏡のレンズに雨粒がつくと視界が悪くなります。
管理が大変という場合には使い捨てのものにするか、曇り止めスプレーを吹き付けたサンバイザーを被りましょう。
レインコートは自分のサイズよりも一回り大きめのものが良いでしょう。
特に冬場は厚着になるので、サイズには余裕がある方が良いですね。
荷物を背負った上で着ることが出来る大きさが理想です。
濡れた地面は滑って転びやすくなっています。
マンホールや白線の上、側溝の蓋や金網は舗装路よりも滑りやすいので避けましょう。
スピードは出さず、カーブを曲がる際は慎重に運転して下さい。
そして、これは重要なことなのですが、進路を変えたり、右折や左折をする時には、大袈裟だと感じるくらいのアクションを取って下さい。
レインコートを着込み、フードを被った姿というのは遠目から見ると動きが分かりにくいことが多いのです。
ただでさえ雨でよく見えないというのに、雨具がさらに邪魔をします。
手を大きく振り、相手にきちんと意思を伝えましょう。
最後は子どもの着替えを持って行くことです。
もし、雨が入り込んで服が濡れてしまった場合、着替えなければ風邪をひいてしまいます。
万が一に備えておきましょう。
お子さんの安全を最優先に
車を持っており、長距離移動に自転車を使わない方は普通自転車でも良いですが、中距離・長距離移動にも自転車を使用されるママさんたちには電動自転車がオススメです。
また、雨の日には晴れの日と比べて必要なグッズ(レインコートなど)が多く、出費もかさむようですね。
準備が大変ですし、安全のことも考えると、雨の日だけはタクシーで通園するなど、自転車以外の方法を考えても良いかもしれません。